本日は3月11日
このところ、あちこちのメディアが、震災や復興についての特集をしています。それらの情報を見聞きするたび、被災したわけでもないのに、つい涙腺が緩みます。
震災でな亡くなられた方のご冥福を御祈りすると共に、今現在、復興へ向けて歩み続けている多くの皆様に心からのお見舞いとエールを贈ります。
↑土埃に霞むオカメザクラ
さて、昨日の首都圏は、煙霧騒動で湧きましたが、ネットでは、黄砂と絡め様々な意見が飛び交っているようです。
東日本大震災のときにも、情報が交錯し、パニック寸前となったことが思い出されました。たしか、工場の爆発で有毒ガスの雨が降るなんて、デマもありましたよね。
放射能に関しては、現在も何を信じてよいのやら、不安だけが募る日々です。
しかし、そもそも、今現在起こっているこうした問題を、正確に把握し、正しい答え(?)を知っている人なんているんでしょうか?
古代の人々が日蝕にパニックを起こしたように、未知のものに恐れを抱くというのは、人として当然の本能。それは、科学が発展した現代社会においても、根本は変わらないってことなんですね。
わたし自身も、昨日は煙ってきた空にただならぬ様子を感じ、すかさずお天気サイトやニュースを検索したり、SNSで人々の反応を確認したり、実はかなりネットを見まくりました…(^_^;)
でも、多大なる情報には気をつけなくてはいけないと思うのです。
昨日の煙霧について、ネット上で健康被害や対策を相談している方がいらっしゃいました。なかでも乳幼児を抱えてらっしゃる若いお母さんのからの質問が多いなって印象を受けました。自分はともかく、まだか弱い赤ちゃんのことは心配でたまらないんだと思います。
原発事故が起きたときも同じような光景を目にしたことを思い出しました。
でも、どうなんでしょう?
相談するところ、間違ってないかなぁ?ネットの質問サイトや掲示版ですよ。
しかも、与えられた回答を鵜呑みしてしまうというのは、あまりにも危険過ぎると思います。自分も含めて…という反省もこめてなんですけどね(^_^;)
「煙霧の中、5ヶ月の子どもと外出してしまいました。どうしたらいいでしょう?」
「PM2.5が心配ですね。お風呂に入って、よく体を洗ってあげてください。耳掃除もしっかりしましょう。気管支などに異常があれば、直ぐに医者にかかりましょう」
「わかりました。すぐに、お風呂に入れます。今のところ、子どもに異常はありません」
ってやりとり、どうなんですかぁ~。
回答者さんの回答は、ごくシンプルで、特に根拠が記されていないのに「分かりました」でいいんですか?質問者さんは、「どうしよう?」って聞く前に、煙霧とは何かをある程度調べてみたんでしょうか?このやりとりを見た、他のママたちはどう受け取るんでしょうか???わたし的には?が乱れ飛びます。
今日は「3.11に思う」なんて、大層なタイトルをつけてしまったわけなんですが、あの日から考えていることの1つが、わたしたちが暮らす情報社会のことなんです。そして、情報教育の必要性について。
自然観察と違って、目に見えにくいものですからね。ネットの向こう、メディアの向こう側って、相手の顔が見えなくて不気味です。
今の時代は、わたしごとき個人のつぶやきも、広く発信できるようになりました。ただの素人が発信する「浅はか」と言われてもおかしくない考えが、こうして、ネットを通して拡散されるわけです。まあ、このブログについては、たいした拡散ではないでしょうけど…(笑)
でも、つまり、画面の向こうの人間は、この程度の人間かもしれないわけですよ。なんの根拠もない不確かな意見かもしれないんです。
そうした情報とどう付き合っていくか。そして、次世代を生きる子どもたちをどう育てていくか。
情報に踊らされるのではなく、情報を取捨選択し、整理し、自分なりに考えなおしてみること、すごく大切ですよね。
教育現場では、子どもたちにそうした力が身につくよう、がんばらねばいけないなあ…なんて、思うわけです。
まあ、昔から言われていることなんでしょうが、改めてその必要性を感じます。
できたら、自分も含めて大人も学ぶ場が欲しいところですよね。
だって、時代の大きな変化の中で、オールドタイプがニュータイプを教育しなくちゃいけないわけですから…。
きっと、江戸時代だったら、おじいちゃんの時代も、孫の時代も大きな変化はなかったんじゃないのかなぁ…。
それともいつの時代も、こんなにも生活様式が、大きく変わるものなのかしら?(まあ、開国したときとかは、どんだけのギャップだったのかなぁとも思いますけどね。)
最近.世の中がめまぐるしく変化していると感じるのは、年をとったからなんでしょうか?
このままでは、あと10年もすると、すっかり時代の波においていかれてしまいそうです(^_^;)
この2年を通して強く思うことは、自分のアンテナを広げ、より多くの情報をキャッチすること。そして、自分自身の知識を広げること。自分で決めて、行動すること。
つまりこれが、今日の結論。
朝から何度も書き直し、読み直し、そして、辿り着いた結論は、自分が思っていた以上に当たり前過ぎることでした。
でも、ない頭絞って、書き上げてみたら、モヤモヤが少しすっきりした気がします。書くことって、すごく大切ですね。そして、読んでくれる方がいるというのはありがたいことです。
震災から2年、自分なりに考えたことがまだまだたくさんあります。そんな気持ちをこれからも忘れずに、今を大切に生きていきたいと思います。
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ただの日記じゃなく、こうして相手の方がいるからこそ、伝えようとすることで、自分の考えが整理できるというものです。
骨さんのブログ、おもしろすぎです(笑)
日記を書くことは、思いを発信すると同時に自身の考えを整理する事にもつながるんですよね。色々な情報が飛び交い刺激や誘惑も氾濫している世の中だからこそ、大きく人間として道を逸れないよう私の今年の目標は「自身を客観的に見る」にしました(^_^)すでにアホなブログを書いてるけど...ま、いいか(-_-;)