ムラサキケマンの実。
この実に触れると…
バチン!!!
知らずに触れたら、ビクッと手を引っ込めてしまうほど結構な衝撃で弾けます。
そしてバラバラと音を立てて飛び散る種子。
弾けるとき、果皮はくるくると丸まって内側へ巻き込まれます。
弾ける実というと、真っ先に思い浮かぶのがホウセンカ。けれど、他にもけっこうあるものです。
早春から春にかけてはタネツケバナ。そして春から初夏にかけてはムラサキケマンやカタバミ。夏から初秋ならゲンノショウコやツリフネソウの仲間たち。
タネが飛び散らないよう、なんとかキープしてから撮影。真っ暗でツヤツヤな種なんですね。
ムラサキケマンの種子散布のすごいところは、自ら弾けて飛ばすだけではないということ。
この真っ暗な種にはエライオソームという物質が付着しています。エライオソームはアリの好物で、匂いを嗅ぎつけたアリはすぐに巣穴に持ち帰るそうです。
アリが食べるのはエライオソームだけなので、残された部分は発芽部分が損傷を受けることなく、巣の中のゴミ置場や巣穴の外に運ばれるんだとか…。
ムラサキケマンは、まずは自ら弾けて種を飛び散らせたうえ、輸送量(エライオソーム)を支払ってアリに運んでもらうという、なかなかやり手な植物なのでありました。あっぱれ!!
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