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北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

おばちゃんと犬に励まされるの巻

2012-09-24 22:10:08 | 北京暮らし 中国のひとびと

今日も用事で出かけたわけですが、とにかくできるだけ日本人とわかっちゃう格好は避けています。

たとえば。

 

 

 

日焼け防止の手袋。 これはぜったい禁止!

 

どうやらこれを着用するのは日本人がほとんどらしく、いつぞやもマンションのエレベーターで一緒になったアメリカ人がいきなり。

 

 

「ナニ人?」

 

 

と聞いてきたので、中国人以外からこの質問は珍しいなと思いつつ日本人だと答えたところ、彼が一言。

 

 

「そうだと思った」

 

 

 

聞くと、この手袋をしているのを見て日本人だとわかったのだとか。 

とまあ、それくらい「ワタシ、日本人デス!」とアピールする手袋なので、こんな時期はぜったい着用不可なのです。

 

 

 

さて、今日はデモ以降初めて地下鉄を利用しました。

いつも利用する駅は大使館から一番近い駅なので、デモ直後は駅自体が封鎖、地下鉄もこの駅は通過するという状態だったほど。

が、駅周辺も落ち着いているし、地下鉄に乗った人からこの駅も利用できるようになったと聞いたので、今日行ってみました。

私の家からこの駅まで、まずは自転車でGO!

 

 

そして。

 

 

 

この駐輪場に自転車を停めます。 

ちなみに利用料は1回3角(約4円)。 安っ!

 

 

 

駐輪場を管理しているのはおじちゃんおばちゃん夫婦。

しょっちゅう利用するうちに結構仲良くなったんだけど、場所が場所だけにあのデモを間近で体験したはず。

これまでと態度が変わるかもしれないな、冷たい態度をとられても仕方ないし落ち込まないようにしようと自分に言い聞かせて駐輪場へ行ったら。

 

 

いつも通り、ニコニコ迎えてくれました。うるっ。

 

 

 

そして、ちょうどお昼ごはん中だったおじちゃんおばちゃんが、なんと。

 

 

 

「こっち来ていっしょにご飯食べていき!」

 

 

 

 

まじで??

そんなこと今まで一度もなかったのに・・・。

 

残念ながら時間がなかったのでご飯は遠慮したのですが、一人地下鉄内でうるうる状態の私だったのでした。

 

 

 

 

 

そして、用事を済ませて再び駐輪場に戻ってきたら、今度はなぜかおばちゃんと

 

 

 

ワンコが尻尾ガンガン振って出迎えてくれた。

 

 

 

おばちゃん達が飼ってるワンコらしい。

 

 

 

この時も始終ニコニコしていたおばちゃんだけど、一瞬だけ真顔になって

 

 

 

「くれぐれも注意するんやで」

 

 

 

と肩をぽんぽんと叩きながら私にささやいたのでした。 

あなたがひどい目に合うのは絶対嫌だからと。

 

こういう人たちがいてくれるから、私はこの国を嫌いにならずにいられるんだと思う。


天壇公園でまさかのカラオケ大会 絶賛開催中!

2012-09-10 19:13:55 | 北京暮らし 中国のひとびと

さて、一通り世界遺産・天壇公園を参観しました。

が。

 

この素晴らしい祈年殿の周囲で、大音量の昭和歌謡風ミュージックがガンガン聞こえてくるのです。

 

 

 

そこで、音のする方へと近づいていくと。

 

 

 

 

あ! なんか人が集まってる!

ここかな?

 

 

 

・・・・・違いました。

 

 

 

 

 

ここは、二胡好きさんのグループでした。

あちこちで聞こえる二胡の演奏。

そして、その前に立つおばちゃんはというと。

 

 

 

高らかに、いかにも中国って感じの(京劇で聞いたような)を歌ってました。 

 

いいなあ。

私もいつか天壇・二胡デビューして、その時にはやっちゃんに高らかにうたってもらおう。

 

 

 

 

おっと、肝心の昭和歌謡ですよ。

いったいどこから聞こえてくるのかな???

 

 

 

 

むむっ!?

あの人だかり。 もしやあれか??

 

 

 

 

そうでした!

真ん中でマイク持って、おっちゃん、歌ってます。

 

 

 

 

高らかに、酔いしれて、大いに歌い上げてます。

 

 

 

が、私の目を釘づけにしたのは、その背後にいる“why~???”みたいなポーズの、アニマル柄が目に眩しいおばちゃん。

 

実はこのおばちゃんを含め、カラオケ広場では。

 

 

 

 

数人のダンサーがカラオケに合わせてゆる~く踊ってました。

無表情で真剣に踊っている様がなんとも不思議。

 

 

歌に合わせて振付が決まっているのか、それともみんな好き好きに踊っているのかは不明。

というか、カラオケに合わせて踊ってるよ、おばちゃん!って現実に圧倒されて、そこまで冷静に観察することができない、まだまだヘタレな私なのでした。

 

 

ちなみに、歌っていたのはほんの数人の男性、歌はそこそこ上手で、中には観客からおひねりをもらっちゃう人も。

 

 

「有難う! みなさん! ご声援、有難う!」

 

 

って、完全に歌手気取りやん。

 

 

 

 

青空カラオケ広場のすぐ隣は、ごくごく普通の散歩道。

晩御飯の材料なのか、セロリの束を抱えたおばちゃんが、ゆっくり歩いていきました。

 

 

 

さ~て、世界遺産も堪能したし、カラオケ大会も楽しんだし、そろそろ。

 

 

 

 

東門へ向かう『七十二長廊』を通って帰りましょう。

 

 

 

なが~く続く長廊。

まったりするには、そりゃあもう最適。

 

 

なので、北京のみなさん、思い思いに楽しんでおられまして。

 

 

 

 

将棋をさす人。

 

 

 

 

編み物をする人。

 

 

 

 

こちらは・・・合唱グループですね。

 

 

 

 

一番多いのは、トランプに興じる人々。

 

 

 

 

人々の憩いの場、天壇公園。

楽しい時間を有難う!

最後にもういちど、長廊の向こうにそびえる祈年殿を遠くからパチリ!

 

 

 

・・・およよ??

 

 

 

 

なんか、左手前に写りこんじゃったよ!?

 

 

 

こっ、これは!

 

 

 

 

例の頭に直接かぶる傘ではないですかっ!?

 

 

 

 

なるほど~。

こんな風に頭にセットしていたんですね。

 

 

 

というわけで、最後の最後まで楽しめる天壇公園なのでした。

 

 

バックダンサーを従えて高らかに・・・。  気持ちよさそう! 


トイレはトイレで! よろしくお願いします!

2012-08-30 22:13:28 | 北京暮らし 中国のひとびと

今朝起きて窓の外を見たら、一瞬雲の中にいるのかと思ってしまいました。

 

 

空気真っ白。

雲の上~とかメルヘンなこと言ってる場合ではなく、絶賛大気汚染中の北京の朝です。

 

ちなみにこんな光景にもかかわらず天気予報は『晴れ』。

太陽はどこやねん! 太陽を出せ! 太陽を!(残念ながら汚染に埋もれてます・・・)

 

 

 

・・・とまあ、しょっぱなから残念ネタだったので今日はこの路線で。

 

 

 

北京の歩道はたいてい、

 

 

 

こんな風に木が植えられているスペースがあるのだけど、私、絶対この写真の人達みたいに腰かけたりしません。

 

だって・・・。

 

 

 

ここは、お子ちゃまたちのトイレスポットなんやもんっ!!!

 

 

 

以前もご紹介しましたある地下鉄駅の銅像でわかるように、

 

 

今でも小っちゃい子のパンツはぱかっと割れていて、どこでもトイレOK状態になってます。

ちなみに、ぱかっと割れてないぱんちゅでも、さくっと下ろしていつでもどこでもトイレタ~イム!

いやぁ、便利便利。

 

 

・・・なのは、その親子だけ。それを目にするこちらの身にもなってほしい。

(とは言え北京の人々は、その光景を当たり前のものと受け止めています。その平常心、私にもわけてくれ)

 

 

こういう残念トイレシーンはたいてい、こういう土のある所とか、マンホールの上とか、排水溝とかで目撃されます。 なので。

 

 

地面に不自然な液体の跡があれば、絶対に近寄らない。

 

これ、私の中の鉄則です。

 

 

 

まあ、6年前に滞在していた時は、建物、たとえば空港などでも平気でトイレタイムが始まり、当たり前のようにそれをモップで拭く清掃員がいたし(もちろんそのモップで掃除は続けられるのだった)、さらに驚愕だったのは、日本→北京のJAL機内でなぜか、

 

 

子供が赤い洗面器に用を足していた。

 

 

すぐそこにあるやろ、トイレ!

そもそもなんで赤い洗面器を持ち歩いているのかが疑問。

それを手渡されたJAL添乗員さんの表情、忘れられません・・・。

 

 

 

 

こういう思い出(?)に比べたら今の北京はずっとマシと考えるべきか???

 

  

 

 

ところで昨年秋。

 

 

北京では『北京精神』というのが制定されました。

街中のあっちこっちで目にするこのスローガンなのだけど、この4項目うんぬんよりも「トイレはトイレで!」っていうのを是非とも入れてほしい。

 

 

 

ちなみに、天安門広場の大きな掲示板にも北京精神がど~ん!

 

 

なかでも。

 

 

『愛国』は北京精神の中核をなすようです。

 

 

そんな『北京精神』ですが市民の間からは、「北京精神といえば、“渋滞”“多すぎる役人”“砂埃”“だらだらおしゃべり”やろ」みたいな冷めた意見が出てるとか。 

誰でもいいから、「どこでもトイレは絶対ダメ!」という熱い意見を出してください。 いやいやほんま、よろしくお願いします。

 

 

 

にゃおはんは、ちゃ~んとトイレを使える良い子。


マンションのスタッフはどこかお茶目

2012-08-17 17:07:50 | 北京暮らし 中国のひとびと

今回のマンションは前回の所に比べて従業員やクリーニングスタッフの愛想もよく、何かをお願いしたら、“だいたい”ちゃんと対応してくれるというのも大きなポイント。 

中国では「はいはい、すぐやるね」と言われても、人によって“すぐ”の解釈はものすご~く幅広く、30分後だったり2~3時間後だったり、はたまた放置してそのまま忘れることだったり・・・と、それ“すぐ”ちゃうやん!と突っ込みたくなることがしばしば。

そういう「なんでやねん」があちこちに転がってる北京であるにも関わらず、このマンションでの生活は“ほぼ”問題ありません。

 

 

そう、この“だいたい”とか“ほぼ”っていうのがポイントで、決して“何の問題もなくスムーズに”といえない所がザ・北京生活なのであります。

というわけで、最近のマンションネタを2つ。

 

 

 

北京の水道水は飲めないので、部屋には。

 

 

こんな水のタンクが置いてあり、水がなくなったらフロントに電話をして水タンクを持ってきてもらうというシステム。

お水によって値段の違いがあり、私たちが普段利用しているのはこの『ワトソンズ』というタンクなのだけど、ある日、スタッフが持ってきたタンクはこれとは違う種類のものでした。

 

 

私 「お願いしたの、このタンクじゃないんだけど・・・」

スタッフ 「・・・・・」

私 「これじゃなくて、『ワトソンズ』のタンクを持ってきてもらえる?」

スタッフ 「・・・・・(え~、めんどくさ~って顔)」

 

 

 

と、その時。

ゴミ箱の中にあるものを見つけたスタッフの目がキラリッ!

 

 

 

 

ネスレの水。 

 

そう。この時スタッフが間違って持ってきた水のタンクというのが、まさにこのネスレの水タンクだったんです。

 

すると。

 

 

スタッフ 「な~んや、ネスレの水、飲んでるやん」

 

 

・・・って、まさか。

 

 

スタッフ 「ほな、タンクの水もネスレでええやん」

 

 

 

そういう問題ではない。

タンクの水とペットボトルの水、私の中では住み分けがあるんや~!

と思ったんだけど、満面の笑みで堂々と言われちゃうと思わず吹き出してしまい、このバトル、私の負けとなりました。

 

 

 

またまたある日のこと。

あろうことか真夏にクーラーがぶっ壊れました。 

 

 

部屋のクーラーはこんな感じなのだけど、中には。

 

 

 

フィルターがついて、空気清浄機能もある(らしい。真偽のほどは不明)

 

定期的にこのフィルターを交換してくれるのだけど、どうも前回交換してから騒音がひどくなったので、結局修理に来てもらうことになりました。

交換してから音がうるさくなったということは恐らくフィルター自体に問題があるだろうと思い、新しいものに変えたらすぐに直るだろうとかる~く考えていたのですが。

 

 

修理担当のおじさん2人があ~でもない、こ~でもないと何やらどんどん分解をはじめ、事態は予想外の方向へ。

 

 

なんと。

 

 

 

クーラーごとごっそり持って出て行ってしまった。

 

 

 

私と目が合うとなぜか照れ笑いを浮かべながら、えっさほいさとクーラーを運び出す2人。

そしてそのまま去って行ったのでした。

 

 

 

・・・って、何の説明もなしかいっ!???

 

 

 

部屋の中はこんな状態なので、きっと戻ってくるよね? クーラーも戻ってくるよね?

 

 

 

 

・・・・・で、3時間経過。 

おっちゃん達、いまだ現れず。

仕方なくフロントに「修理が途中で止まってるんだけど。 クーラーも戻ってこないんだけど」と電話したら。

 

 

 

ものの数分もたたないうちに、クーラー抱えて戻ってきた。

 

どういうこっちゃい!

 

 

ま、一番驚いたのは、もはや再起不能と思われたクーラーがちゃ~んと直ったこと。

床に散らばったねじも、あ~でもない、こ~でもないとパズルのように組み合わせながら、ちゃ~んと元の位置に戻ったこと。

 

 

何かにつけスマートに物事が進まない北京だけど、さすがに二度目の滞在となると、うまくいかなくて当たり前、うまくいったら儲けもんって感覚になってしまいます。 そういう目線で見ると、ありえない言動もなんだかお茶目に見えてくるのが不思議。

 

 

運び出すときは照れ笑いだったおじさん2人だけど、修理が完了した時のドヤ顔といったら・・・。


高架道路でケンカすんな~!

2012-07-06 17:42:44 | 北京暮らし 中国のひとびと

先日のお話。

 

ぼ~っとバス停でバスを待っていた時のこと。

目の前の高架道路を・・・。

 

 

 

なんで人が歩いてんの???

 

 

 

この道路、人はおろか、自転車・バイクも通行禁止。

どういうこっちゃと視線を動かしてみると。

 

 

 

ん??

高架の上、またしても人?

 

 

よく見たら。

 

 

 

めっちゃもめてた。

 

 

どうやらバイク2人乗りと白い自動車が接触か何かでトラブルになったらしい。

 

 

・・・っていうか、そもそもバイク禁止やろ。

 

 

 

バイクに乗ってた兄ちゃんは、車から降りてきたおっちゃんに向かって、「おらおら、やるんかいっ!」みたいな恥ずかしいファイティングポーズを見せているが(映画以外でこんなベタなポーズは初めて見た)、いやいや、そんなことしなくていいから、さっさと高架から降りてくれ。

 

 

 

いっぽう車のおっちゃんはというと、そんな恥ずかしいバイク兄ちゃんを軽く無視。そしてどこかに電話をしようと携帯を取り出したところ・・・。

 

 

さっきまで戦う気満々やったバイク兄ちゃん、いきなりその場から逃げだした。

 

 

・・・・・どんだけヘタレや。

 

 

それに気づいた車のおっちゃん。

慌てて兄ちゃんを追いかけ、そして次の瞬間・・・。

 

 

 

ボッコボコ、殴り合い。

 

 

 

・・・うそやろ?

高架の下にいる私たちはどうすることもできず、ただただ呆然とその様子を見つめるだけ。

 

 

結局しばらくボコボコやってたけど、両者とも突如自分達の車とバイクに戻り、現場からものすごい勢いで逃げ出したのでした。

わけわからん。

 

わけわからんけど・・・。

 

 

 

そうでなくても渋滞がひどい高架道路でケンカすんな~!

  

へたれのファイティングポーズ。


自由度が増した、気になる人々

2012-06-25 16:20:13 | 北京暮らし 中国のひとびと

月曜日。

バカンスモードから通常モードにリセットして、再び北京暮らしの始まりです。

 

 

さて、家の近くにローカルの散髪屋とクリーニングやさんが並んで建っているのだけど、ここ数カ月、そこの人たちの暮らしから目が離せない。

 

 

 

寒い冬が終わり、ぽかぽかと春の日差しが暖かくなってきた4月ころから、この2軒の人々は徐々に店の前の路上、つまり屋外で過ごす時間が長くなってきました。

 

最初はミニテーブルを外に出してお昼ご飯をみんなで食べていた程度。

そのうちアウトドア用のデッキチェアを持ち出して、おばちゃん、そこで爆睡。 傍らでは、えんどう豆の筋をとったり、野菜の皮をむいたりしてる女の子たち。 一方男性はと言うと、トランプに興じている。

 

で、夕方になるといそいそとバーベキューの用意をし始め、そこら一帯焼肉のいい匂いが充満。

 

 

 

・・・って、いつ仕事してんの?

 

 

日によってバーベキューが鍋料理になったりと微妙な変化はあるものの、楽しげなアウトドアライフ(?)が繰り返されていたのだけど、私が日本に一時帰国してる間に更に自由度が増したらしく、今日その店の前を通ったら。

 

 

 

ごくごく普通の掛け布団が路上に敷いてあった。

 

 

 

そして、その傍らではなぜか。

 

 

 

おばちゃんが、レトロなミシンでがんがん何かを縫っていた。

 

 

 

注:路上の光景です

 

 

 

デッキチェアでは物足りなくなったのだろうか??

そしておばちゃん。 ミシンやったら家の中でかけたらどうか?

 

 

 

・・・とまあ、盛りだくさんの突っ込みどころに加え更にわからないことがありまして、それは1か月ほど前に見た光景。

 

 

 

 

  

いつぞやの自主トレ(?)に励むおじさんが、彼らのすぐ傍でひたすらボールを回していた。

 

知り合いなんやろか・・・?


やっぱり自由すぎる北京のひとびと

2012-06-07 17:49:34 | 北京暮らし 中国のひとびと

外を歩いていて思うのは、中国の人って何かあるとすぐに集まってくるなあ・・・ということ。

先日漢方を買いに行った時も。

 

 

わらわらと人だかり。

どうやら女性が交通事故に遭ったらしく座り込んでいる。

こういう場合あっちこっちから人が集まってきて、何の遠慮もなく不躾に覗き込んで状況を確認し、そしてそのまま去っていく。

腰の曲がったよろよろのおばあちゃんまでもふらふらとやって来て、わざわざ女性の顔を覗き込んで「おぉ」と一言。 そしてまた去って行った。

 

 

・・・なんやねん。みんな。

(そういう私も見に行ったんだけど)

 

 

 

一昨日、王府井へ行った時は。

 

 

 

またまた人だかり。

しかも警察まで出動しているので何事かと見てみたら。(←今回も結局人だかりの仲間入り)

 

 

 

薬局の前に男性がマイ椅子持参で座りこみ、更に足元には数枚の大きな紙が並んでいる。

1枚は処方箋を拡大コピーしたもの、そして残りの紙にはぎっしりと、

 

 

この薬局の医者が処方した漢方のせいで俺はえらい目にあったぞ

 

 

という内容が、事細かに書かれていた。

 

 

次から次へと人が集まって来ては一通りその紙に目を通し、そして何をするわけでもなくそのまま去っていく。

警察も男性を連行するわけにいかないのか、ただその辺をうろうろしながら集まってくる人に「ほらほら、行った行った!」と言うだけ。

そしてケチョンケチョンに書かれた薬局はというと、ごくごく普通に営業中。

 

 

 

夏本番のようなくそ暑い北京。 そして更に人だかりの熱気。

すっかり疲れてしまったので帰ろうとその足で地下鉄へ向かい、その途中にある、 

 

 

 

北京の銀座と呼ばれる繁華街のど真ん中、このショッピングセンター内トイレに入ったら。

 

 

 

おばちゃんが、洗髪中だった。  

 

 

・・・家で洗え! 家で!

 

 

 

みんなやっぱり、自由すぎるぞ。

 

 

洗髪おばちゃんは、見事なだるだるTシャツを着用していたのだった。

それ、パジャマでしょ。


見たくない北京の夏の風物詩

2012-06-01 18:07:16 | 北京暮らし 中国のひとびと

北京でもここ最近は時々雨が降るので、そのあとは。

 

こんな青空が広がる時もあります。

 

 

良いお天気だとやっぱり。

 

 

川で泳ぎたくなる人が増えるのか、先日川沿いを歩いていたら10数人が海パン姿でリラックスしていた。

どんどん増えとるやないか。

 

 

しかも、ゴーグル、キャップまでちゃんと着用していて、それがまた派手な色。

 

 

 

体に悪いペロペロキャンディーみたいな水泳キャップのおっちゃん。

 

 

 

そして、泳いでいるすぐ傍では。

 

 

 

仕掛けて置いた網(?)らしきものを引き上げるおっちゃん。

・・・なんだけど、このおっちゃん、服をまくり上げているのがわかりますか?

 

 

これ、北京の夏によく目にする『腹出しルック』なんです。

暑いからTシャツとか上着をずるずるとまくり上げて涼しく過ごそうというおっさんの知恵(?)らしいのだけど、おっさんは涼しくても目にするこっちは全然涼しくないぞ。

 

中には痩せている人もいるけど、たいていがど~んとお腹の出たおっちゃんなので、いい具合に胸の下あたりで服が止まっている。

まあ、この姿はすっかり見慣れたので特に何も思わないのだけど・・・。

 

 

腹出しルック以上に見たくないもの。

それは・・・。

 

 

脇の毛の処理をしていないノースリーブの女性。

 

 

 

前回の滞在から6年経ったから意識も変わったかな・・・と思ってたけど、まだいたんですね。

特に腹出しルックはオリンピック開催時にはかなり厳しく規制(?)されていたそうなので消滅したと思っていたけど、いやいや、見たくない夏の風物詩はまだまだ存在していたのでした。


本気のバタフライ男子、発見!

2012-05-17 17:41:31 | 北京暮らし 中国のひとびと

初夏の陽気が続く北京。

 

川沿いのこの道は日陰も多く走りやすいので、自転車でよく通ります。

 

その川というのは以前のブログでご紹介しました

 

 

 

人が泳いでて度胆を抜かれたという件の川。

 

 

あの時は。

 

 

和気藹々という雰囲気でおっちゃん達が泳いでいたのだけど、昨日見たのは違いました。

 

 

自転車で走りながら何気なく川の方に目をやると。

 

 

 

川の真ん中に波立ったあとが・・・。

 

 

 

そして、先頭のこの地点では。

 

 

 

本気のバタフライ男子がいた。

 

 

 

しばらく並行して自転車を走らせたのだけど、休むことなく延々と泳ぎ続ける彼。

その体力は確かにすごい・・・けど。

 

 

でもでも。

 

 

なんで、川?

なんで、バタフライ??

 

 

すぐ傍では、まったり釣りを楽しむ人々。

 


お母さんっ! そこは花壇です!!!

2012-05-08 18:00:03 | 北京暮らし 中国のひとびと

昨日のブログで紹介しましたショッピングモール『SOLANA』。

1月に来た時は。

 

 

中央時計の時刻が思いっきりずれていた。

 

 

で、その後行った時も同じ時刻で止まっていたので、直す気がないのかと思っていたら、3月には。

 

 

 

時計ごとなくなっていた。 

修理中かな?

 

 

そして4月に再度訪れてみたら。

 

 

 

 

凧・・・?

時計は諦めたのだろうか。

 

 

 

ま、そんなちょっぴり残念なショッピングモールなんだけど、どうやらもうすぐ。

 

 

 

ユニクロがオープンするらしい。

北京にユニクロ、増えたなぁ・・・。

 

 

・・・なんてのん気なことを言っている場合ではないのだった。

 

 

 

 

美しい“ホンモノ”の花壇。

 

 

 

母親と女の子がそれを見つめるのどかな光景。

 

 

 

・・・などではなく、これは。

 

 

 

 

花壇でトイレをする子とその母親 の光景 なのでした。

 

 

 

(↑の写真はもちろんその恐ろしい出来事がおこる前のものです)

 

 

 

なんか最近こういう光景に出合うことが多く、先日は橋の上から川に向かって父親が子供に用を足させているのを見て、自転車ごとひっくり返りそうになった。

 

ま、父親が用を足しているよりはマシか。

 

 

 

 

・・・って問題ちゃうちゃう。

 

 

いやいや、ほんま、よろしくおねがいします。


春の公園は幸せ写真撮影会

2012-05-06 17:19:24 | 北京暮らし 中国のひとびと

上海へ旅行へ行ってきたお友達のmiyayaさんのブログを読んでたら、小籠包が有名な鼎泰豊のレポに目が釘付け。

 

 

「上海の鼎泰豊の醤油差しは日本の店舗と同じだった」

 

 

なんですと? 

気になるな・・・。

夜寝て朝起きてもまだ気になったので。

 

 

 

今日、行ってきた。

(ま、小籠包が食べたかったというのもあるけど) 

 

 

 

4月に行った時はたしか。

 

 

まだこんな昭和レトロな醤油差しがど~んとテーブルにのってた北京ディンタイフォン。

はてさて、北京も上海のように、オシャレな醤油差しに変身しているのでしょ~かっ??

 

 

結果。

 

 

 

 

・・・ん?

 

 

ナンデスカ? この中途半端なバージョンアップは。

同じ大陸で何故差をつける? 鼎泰豊!

 

 

そうそう、鼎泰豊と言えばかき氷も。

こちらはかなり暑くなってきてるし、miyayaさんも食べてたマンゴーかき氷を注文したら。

 

 

“没有。”

 

 

・・・ないそうです。

売り切れか、それとも季節限定なので北京ではまだなのか。

というわけで。

 

 

 

杏仁かき氷。

氷は削り方がちょっと荒いので、すこ~し融けたくらいが美味しいかも。

そして杏仁豆腐の食感がなんだかもちもちしていて、豆腐というより“杏仁麩まんじゅう”って感じ。

意外といける一品でした。

 

 

ところで話は変わって。

昨日は初夏のいい天気!という感じだったので。

 

 

 

5元で入れる『朝陽公園』へGO!

 

ど~んと広いこの公園。

ボートを楽しむ人もいれば。

 

 

家族や友達同士でまったり過ごす人々。

 

 

中には。

 

 

 

テント持参のツワモノもいた。

 

そんなのどかな公園に突如現れたのは。

 

 

ウェディングドレスで闊歩するおねえさん。

それに続くメイキャップ担当。

 

 

 

更に続く小道具係、そして、カメラマン。

 

 

これ、実は『結婚写真』の撮影中。

中国では結婚する際かなり気合を入れて写真を撮るようで、こういう公園とかさらには世界遺産まで出かけて、ど~んと写真を撮るわけです。 

 

 

 

 

ポーズをとって~。目線はこちらね~。

 

 

 

はい! その顔、いいね~。

 

 

・・・とか言ってるんだろうか。

 

 

 

で、すぐさまチェック。 気合入ってます。 

 

 

人気のある場所は数組同時に撮影が行われ、ここでもすぐ隣りで別の2人がポーズをとってました。 

 

 

 

 

この公園には突如こんなお城のような建物が現れるので、絶好の結婚写真スポットなのかもしれない。

こういうところで美し~くポーズを取るのはまだ理解できるけど。

 

 

 

なんなんだろう、これは?

ギターを弾く彼女。

・・・に、耳を澄ます彼、なのか、「もう聞いてられません~!」状態の彼なのか。

 

そもそもこのポーズは彼らの希望か、それとも依頼したカメラマンの指示なのか。

はたまた何かの罰ゲームか。

 

 

 

これを見た後だからか。

 

 

 

こちらの彼女は、撮影スポットはなぜそこを選ぶのかという疑問は残るにせよ、まあ普通のポーズ。

 

 

 

・・・でもないか。 

 

 

こうして撮った写真は。

 

 

大きなパネルでど~んとお部屋に飾る人も多いそうです。

 


やっぱり色々あるバス

2012-05-05 13:57:43 | 北京暮らし 中国のひとびと

またまたバスネタ。

 

先日、チューリップは綺麗だったけどお見合い会場にはびっくりだった『中山公園』へ行った時の帰りの話です。

 

地下鉄で帰ってもいいけどこの日は時間があったので、適当にバスを乗り継いで帰ることに。

中山公園から一番近いバス停から乗ることにしました。

 

 

 

全然知らないバス停に立っていると、むむむ・・・なんか異国を旅行中みたいな感じでちょっといいかも。

 

 

 

・・・などと、雰囲気に酔っていられたのも数分だけ。(ま、いつもの事ですが)

 

 

やって来たのは超満員のバス。

これ、全員乗れるんかいな・・・と不安を抱えつつも、乗り込むおばちゃん達に続いて並んでいたら、なんとバスの車掌がいきなり。

 

 

 

強引に扉を閉めおった。

 

 

 

おいおい、おばちゃんの背中、ドアに挟まってまっせ。

 

 

 

はさまれたおばちゃんは当然大騒ぎ。

お仲間に引っ張り込んでもらって何とか乗車できました。 めでたしめでたし。

 

 

 

・・・って、めでたくないぞ。

客が乗車中やのに、一言もなくいきなり扉をしめるか? 車掌!

 

 

というわけで、私のまったり旅行気分はどっかへ吹っ飛んでしまい、結局地下鉄を乗り継いで帰ったのでした。

 

 

 

バスの時刻表がないだけにいつ来るかわからないし、おまけにこんな感じで来たとしても乗れない場合もあります。

先日も、始発のバスに乗ろうと待っていたら。 

 

 

扉があいているのに、乗ったらあかんという。

どうやら。

 

 

 

なんかが故障したらしい。 怖いっちゅ~ねん。

 

 

この間乗客はというと、ただひたすら修理が終わるのを待つのみ。

「せめてバスの中で待たせろ」という乗客に対し、逆切れの運転手。 

 

 

 

いや~な雰囲気の中待つこと30分。(私も気長になったもんだ)

結局。

 

 

 

故障は直らず、次のバスに乗る羽目になりました。 

なんかバスに乗るだけで疲れた私がその車内で目にしたものは。

 

 

 

こっ、これは!

 

 

はるか昔日本で流行ったアラレちゃん・・・の帽子じゃないですか!

ニセモノか? それとも日本から流れてきたホンモノか?

あれこれ考えていたのですが・・・。

 

 

 

 

後頭部。

こんなんやったか?

 

 

つるっつる坊主が丸見え状態のアラレ帽子について何か情報をお持ちの方がいらっしゃったら。

 

 

こちらまでご一報!


地下鉄車内 にーちゃんは大いに歌う

2012-05-04 17:54:23 | 北京暮らし 中国のひとびと

数年ぶりに北京に住んで何がびっくりしたって。

 

 

地下鉄の路線が一気に増えたこと。

6年前はせいぜい3~4路線だったんじゃないかなぁ。

オリンピックを機に一気に増えた地下鉄路線はまだまだ拡大するようで、現在もあっちゃこっちゃで工事中。 

 

 

 

・・・なんだけど、とりあえず地下鉄だけ造ってみましたという感じが否めない。

というのも、先日モーターショーへ行った時のこと。

会場へは。

 

 

 

地下鉄15号線の『国展』駅で下車。

15号線は途中から地上に出るのだけど、それではお届けしましょう。

北京の車窓から。 どうぞ~!

 

 

 

木と川と地面。 

以上!

 

 

会場のある『国展』駅はまだ周辺に建物が見えるけど、その一つ手前の駅になると。

 

 

 

 

駅しかない。

(何のための駅や?)

 

 

 

一方、昔からある1号線は天安門や王府井などを通り、年がら年中朝から晩まで混雑する路線。

昨日、その路線に乗っていた時のこと。

 

 

 

ほにゃらら~~♪ ほにゃらららぁ~~~♪♪~~

 

 

歌が聞こえてきた。

 

 

この路線でよく遭遇するのは、悲しいかな物乞いの人々。

子供連れや障害を持った人、そして音楽を鳴らしながら物乞いをする人。

なので今回もそうかな・・・と思ったのだけど、どうも様子が違う。

 

 

地下鉄にもバス同様うるさいテレビがあるので。

 

 

イメージ。 こういうやつ。

 

 

その音声かと思ったけど、その車両にはテレビが見あたらなかったのでそれもナシ。

果たしてその正体は・・・。

 

 

 

ギター片手に大いに歌い上げるに~ちゃんだった。

 

 

 

 

路上ライブならわかる。

が、なんでまた混みあう車内で歌わなあかんねん。

 

 

 

とにかく混雑してるから、あろうことか商売道具のギターが邪魔でにーちゃんもなかなか前に進めず。

が、歌は続く。 それも路上ライブばりのボリュームで。 えらいこっちゃ。

 

 

 

不思議なのは、それについて誰も何も言わないこと。

身動きとれないにーちゃんのすぐ隣りにいる人は、次の駅に到着するまで延々耳元でその歌を聞かされるわけだし、そうでなくても車両中に声は響き渡りどう考えてもうるさいのだけど、誰も文句言わない。

常々思うことだけど、“うるさい”ということに対する中国人の寛容さ、ある意味あっぱれの域かもしれない。

 

 

 

で、そんな人々の迷惑をよそに、にーちゃんは歌い続ける。

 

 

「誰しも癒しがほしいよねぇぇぇ。 君の愛が欲しいんだぁぁぁ」

 

 

 

・・・知らんがな。

 

 

こちらは、おかか求めて歌い上げるにゃおはん。 


チューリップ畑の向こうはお見合い会場だったの巻

2012-04-27 17:14:34 | 北京暮らし 中国のひとびと

昨日の続き。 チューリップ展が開催中の中山公園レポであります。

 

 

南門から入って、北へ北へと歩きますと。

 

 

 

至る所でチューリップをはじめ色々な花が咲き乱れ、そんな美しい花に囲まれて

 

 

 

 

 

公園内のベンチでまったり過ごす人々が羨ましい!

 

 

 

そんな人々を横目にさらに北へ進むと、故宮を囲む濠に到着。

 

 

 

故宮を眺めながらのボート遊びとは・・・。

 

 

 

これまた、なんちゅう優雅な・・・。

 

 

私も濠の前でしばしぼんやりしようかな・・・と思ったら、むむっ!?

 

 

 

なんじゃ? あの人だかりは?

 

 

公園ではよく合唱団とか太極拳とかダンスとかの団体を目にするので、そのひとつかなと近寄ってみたら。

 

 

 

地面に置かれた紙、紙、紙・・・。

 

 

 

そして、それを真剣に読む人々。

 

こっ、これはもしやっ!!!

 

 

 

日本のニュースで見た、『公園お見合い』ではないですかっ!!!

 

 

 

・・・って何のこと?

という方のために簡単に説明しますと、自分の子供のいわゆる『釣書』を持った親、あるいは登録者の『経歴書』なるものを持った結婚相談所のスタッフが集まり、本人不在のままお見合い相手を探すという集まりなのです。

 

 

生年月日、学歴、出身地、なぜか身長体重、そして勤め先や職業、給料や現在所有している物(家とか車とか)など細かく書かれているのもあり、更には「〇才から〇才まで」「身長〇〇以上」「学歴〇〇以上」という要求つきのものまで。

(それにしても身長へのこだわりが強いのにはびっくり)

 

 

ほとんどが1980年生まれ以降なんだけど、60歳以上の紙もちらほら目にして、とにかくここは老若男女のお見合い会場と化していたのでした。 

 

 

 

気になる相手がいたら、親同士(もしくは紹介所の人と)情報交換。

それからお見合いに発展するのかどうかは本人次第なんやろか・・・?

 

 

これまでに色んなびっくりシーンを目撃してるけど、なんだか今日は改めて、「私、中国にいるんや・・・」と感じたのでした。

 

 

  

にゃおなら、こんな感じか・・・?


『瑠璃廠』 観光名所より普通の道の方が面白かった話

2012-04-25 18:46:27 | 北京暮らし 中国のひとびと

3月、まだれんげ探しの旅をしていた頃のおはなし。

 

 

 

北京には『瑠璃廠』という骨董や書道関連の店が並ぶ通りがあります。

 

 

ここなら素敵れんげが見つかるかも・・・と行ってみたのだけど。

 

 

なんか・・・店構えが綺麗やな。

 

 

この真っ赤っ赤。 ペンキ塗りたてか?

 

 

前回の滞在時、まったり、ゆる~い時間を過ごした茶館も。

 

 

 

こってりカラフル。

どうなってんだ?

 

 

どうやら、『前門』と同じくオリンピックを機に、ガラッと大改装されちゃったらしい。

つまらん。

 

 

 

でもまあ、この界隈での人々の暮らしは。

 

 

あまり変わっていないようで、赤ちゃんを中心に盛り上がるご近所さん。ちょっとほっとしました。

 

 

 

さて、この細い通りには小さな店がずらっと並び。

 

 

門前につき駐車禁止とあるけど、これは車扱いされてないんやろか?

 

 

 

 

お店の前にちょこちょこと骨董(かどうか怪しい)ものを並べて。 

 

 

 

まったり商い中。

 

 

 

この界隈では技術を持ってる人も多いらしく。

 

 

 

なんか、せっせと彫ってます。

 

 

この日、実は。

 

 

 

以前購入したこの筆が書きやすかったので同じものを買おうと、筆を片手にうろうろしていたんだけど、一帯がすっかり様変わりしちゃったので肝心の以前買った店がわからない。

何軒か筆を見せて聞いてみたけど、同じ筆はなし。

う~ん、れんげ探しの旅を終え、筆探しの旅に出る時なのかもしれない。

 

 

 

おっ!?

ここはっ!

 

 

 

著名(らしい)画家がその場で制作活動をしているというところ。

この店、まだちゃんと残ってたんやな・・・。

 

  

 

瑠璃廠から前門方面へテクテク歩いていくと。

 

 

 

ごくごく普通の道が続き、ごくごく普通に洗濯物が干してある。

 

 

 

と、突然。

その路地でおっちゃんがいきなり布を広げて何かを並べだしたと思ったら、あちこちから人がわらわら集まりだし、私も一緒にわらわら輪の中に加わり、一体何が始まるんだ?とワクワクして待っていたら。

 

 

単にトランプを売り出した。

 

 

 

「なんやねん! ただのトランプかいっ!」

 

 

・・・と私、ではなく私の気持ちを代弁して隣のおっちゃんが叫んだら、トランプ売りののおっちゃんは。

 

 

 

「あんたらのために特別に売ってあげてるんやんか」

 

 

とわけわからん強気の発言。

私達のために・・・ってあんた、トランプやろ?

特別も何もあらへん。

 

 

そんな地元の人々から離れさらに歩くと、ごくごく普通の町並みにいきなり。

 

 

 

骨董店らしきものが登場。

 

 

 

ものすご~く近代的なものまで売ってるくせに、入り口には

 

 

『宋時代の骨董、あります』  『著名人の書、あります』

 

 

ほんまかいっ!!

 

 

さて、そろそろ前門エリアが見えてきました。

 

 

 

およっ!?

 

 

なんちゅ~可愛い子犬。

 

 

まだまだ外に出るのが怖いお年頃らしく、腰がめっちゃひけてるが、それがまた可愛くて写真を撮りつつ眺めていたら。

 

 

 

また人が集まってきた。

 

 

 

「子犬、かわいいね~」なんて話しかけられ、なんだかそのへん一帯子犬を中心にほんわかムードでいっぱいになったのでした。

めでたしめでたし。

 

 

・・・じゃなくて、なんでみんな、すぐ集まってくるねんっ!?