嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

光の砂が今日も一粒

2004年08月17日 23時24分14秒 | 駄文(詩とは呼べない)
世界中に集められたヒントから
俺は俺だけの犯人を捜す

自分という一つの事件の中で
私という一人の誰かのために

僕は僕で在り続けようとする

真実に向かって限りなく近づく為
僕はあなたの中にいる僕を殺し続けなければならない

神だけが許しすぎたこの世界で
他人に僕を許してもらう為

僕はあなたの知っている僕を殺し続けます
そして真実を手に入れる

他人は必ず俺を裏切る
俺は誰かの為にあなたを裏切り続ける

そして真実を見出そうとする

許されすぎたこの道を
誰かに向かって真っ直ぐ歩く

与えすぎた罰を背負って
どこかの誰かを許す為に

俺は君の元へ真っ直ぐに
ただひたすらに

心だけを
導く力にして
心では計りきれない
真実を手に入れる為

今、僕たちは
真っ暗闇へ歩き出す

触れ合う一瞬だけが
痛みよりも鋭い光を見せる為に

僕たちの明日は
僕たちを惹き付ける


笑顔が約束だと気付きもしないで
死を悲しむ事すら出来なかった僕を
どうか許して下さい

約束の光達へ。

腐りかけた人間達のあがきの片鱗としてのオフ会

2004年08月17日 19時31分05秒 | Weblog
金曜日の夜、僕はわどさんに電話をかけました。
土曜日の朝五時に東京駅で会う事を約束して電話を切った。

この電話は重要な転機では無かったと思う。
どちらかといえば、背中を押してもらう為にかけた電話でした。
BLOG-FRIENDSのオフ会に行く事に対する迷いは
むしろ最初にわどさんに誘われた時点で行く方向に決定されていた気がするから。
ただ、寸前に僕が逃げたくなったのもまた、一つの事実。
僕の人生の方向を狭める働きがある事の予感に対する
一つの怯えでしょうか。
創作系の人が多く集まる場所へ行けば、
きっと僕はそこに何らかの憧れやコンプレックスや決意や
その他諸々のほろ苦い駄目な人間達の馴れ合いの中で
揉まれていく暖かさでしょうか。
そういった類の奇妙な感情を感じないわけにはいかないと思うからです。

深層意識からのアナザーワールドはかくして
僕の決断によって扉が現実とリンクした事をここに記さねばなりません。

名古屋駅でみどりの窓口へ行きました。
ムーンライトながら号も
臨時列車のムーンライトながら92号も
どちらも満席で乗れない事を確認し、
僕はますます決意を固めました。

乗車券のみを購入し、無理に電車に乗る事を決めたからです。
この列車の席が取れなかった事が、ますます僕を確信めいた世界へ引き込み始めました。

東京駅に着いて外へ行き、わどタクシーを探しました。
やはり毒電波だけで発見するのは無理でした。(笑)

駅の公衆電話をかけながら道路を見ていたら
10数台あるタクシーの中で
なんとなーく、それっぽいタクシーを見つけました。
僕は電話を切って一番あやしいタクシーを目指しました。

横断歩道を渡り、タクシーに近づくと、ライトが点滅しました。
やっぱりこの車だった。
死んだ東京駅という墓場で一番足掻いている亡者のタクシー、
灰色の街でオレンジ色の酸っぱさを放っている光
それがわどタクシーでした。

僕は挨拶して握手をし、
後部座席に乗り込んだ。(ブロガー初のわどタク客は俺だー!w)
愛想笑いもそこそこに、僕らは用意された突然によって
太宰治の人間失格についてひたすら話し合いました。

何故ならこれは、僕ら二人を天秤にかけ、ふるいにかけ、
相手を見抜く為に用意した一つの仕掛けだったからです。

二人でファミレスに入り、朝食を食べながら
再び人間失格について話し合いました。
僕はドリンクバーでメロンソーダを、わどさんはコーヒーを選びました。
その違いが僕らの年齢の違いであり、精神年齢の違いでもありました。

議題は「無垢な信頼」について。
本に書いてある言葉は
>神に問う。信頼は罪なりや。
>ヨシ子の無垢の信頼心
>果して、無垢の信頼心は、罪の源泉なりや。
これらについて僕らは話し合った。
わどさんはきちんと考えながら言葉を紡いでいる人間だという事がわかった。
その一生懸命さが彼のメラトニンであり
聞いた事のある言葉ばかりである落胆こそが僕のメラトニンであった。

わどさんの家に移動し、
彼は玄関口で言ったっけ。
「豚小屋ですが、どうぞ」
兎小屋って表現は聞いた事があったけど、わどさんは兎ではない。
しかし豚でもない。
太っていないのもそうだが、あまりイメージが似ていない。

そんな事を考えながら二階の部屋へ案内され、
部屋を見た時は正直ちょっと驚いた。
めちゃくちゃ本が多い!
散らかり具合は予想以下だったのでちょっとガッカリ感もあるが
本の量があまりにも多い。
さすがにBLOGのタイトルを「◆書く/読む/喋る/考える◆」
と書いているだけの事はあり、その拘りは尋常で無いようだ。

わどさんに出かける用事があり、僕はPCを使わせてもらった。
これもまた、ちょっとビビった。
壁紙にもビビったけど、ウィンドウのデザインが真っ赤なのに一番驚いた。
「アホですかこの人ゎ~!!!」
赤い、とにかく赤い、あちこちが赤い。
共産主義だと罵って欲しいのかと誤解しちまうほど赤い。
「見にくいんだよ!」

その後は二人で色々と予定を話し合い、
部屋の大掃除をしたりして、時間を過ごしたんですが
昼過ぎに疲れてくたばって寝てしまいました。
だって二人とも徹夜だったんだよぉ~ぅぃ。

15時半に起きて、色々準備してたら
しなたまさんから電話が入った。
もう片付けに入った、との事。
「あれ?あれ?あー!しまったぁ!オフ会の集合時間ばかり気にして
コミケが何時に終わるのか、正確に把握してなかった~!
会場は夜までやってんのかと思ってました(すんません)」
そんなわけで僕ら二人はオフ会の行われる場所へ現地集合する事になりました。

浜松町に二人で移動中、byrdieさんと連絡を取り合って
先に3人は合流する事に。
浜松町でピンクの服を着た女性に片っ端から「やは!」と声をかけまくっていたら
ナンパと間違われて逮捕されそうになりました(嘘です)

人間失格の文庫本を目印代わりに使って
初めて会うbyrdieさんに手を挙げて挨拶をしてみたら
何故か<名刺代わりに太宰治>と思われたらしく、
変な印象を持たれたようだ。

(ねぇねぇ、名古屋からの持ち物が文庫本一冊しか無いジーパン履いた手ぶらの兄ちゃんって世間的にはどうなの?駄目?)

わどさんが女性とどうやって接するのか観察しつつ、
適当にブラブラと歩いてたら
僕は面白い事に気付いたのですよね。

<はにゃっち特別企画>
~◆~ わどさんの処世術を観察しよう(そして懐かしき日々) ~◆~
※賞味期限は三日間です。お早めにお召し上がり下さい。


「よう姉ちゃん、お前俺の事好きだろ?チューしようぜチュー!」
「…(汗)」
「よう姉ちゃん、俺と仲良くしようぜ、いたずらいっぱいしちゃうぞ~!」
「…(愛想笑い)」
「よう姉ちゃん、俺が嫌いか?」
「…。」
「姉ちゃん、姉ちゃん、アンタ俺の事、嫌ってるだろ?顔に書いてあるぜ?」
「…うん…。」
「俺を嫌ってくれ、もっと嫌ってくれ、もっともっと嫌ってくれ~!」
「……うん……。」
「そのキライキライ光線、じつは好きって意味だろ?」
「うん(苦笑)」


※気持ちが底に沈殿する場合もあります、よく振ってお飲み下さい。
~◆~ この物語は99%の電波と1%の創作から出来ております。~◆~

ピエロモニカファンタジー(電車が止まるまで)

2004年08月16日 20時42分53秒 | 旅行記
時間がない、時間がない。
東京駅の乗り換えの時間が一分しかない。

俺は焦った気持ちのままで開く予定の扉の前に立つ。
階段が俺の車両の位置を通過する。
俺は別の扉に向かって逆走する。

扉が開いた!
人の隙間を縫ってエスカレーターに飛び乗る、そのまま駆け上がる、
あたりをチャチャっと見回す、
次のエスカレーターを駆け上がる、
地下通路をダッシュする、
動く歩道の上もダッシュ!
動かない通路に足が接地した途端、急に加速したような錯覚が起きる。
そんな気持ちも無視してダッシュ!
次の動く歩道を走り抜ける、
東海道線を探して色を確認する、
オレンジ色の路線だーっとととにかくオレンジ色の案内看板に従って走り続ける、
ホームの番号が見えた、10番だ!
最後の階段を駆け上がり、列車の行き先電光掲示板を見る。
「ムーンライトながら号!」
扉はまだ開いているっしゃあああ乗り込む!

目の前の空席に座る。
(やった!俺の勝ちだ!)
ハァハァ言いながら汗だくで呼吸する。
隣の人が声をかけてきてくれた。
「大慌てで走って来たんですか?」
その顔はさわやかに笑っている。
俺はしどろもどろで説明する。
放送のアナウンスが聞こえる。
「この列車は23時49分発のムーンライトながら号です。」
(あれ?49分?おかしい。俺の記憶では43分発のハズだ。)
さっきの人に話しかける。
「この電車、遅れてますよね?」
「なんか六分くらい遅れてるらしいですよ。」
アナウンスの続きが聞こえてくる。
「…まもなく発車します。この列車は予定時刻より六分遅れで運行しております。」
(あぶねえ!ギリギリじゃねぇか。どうりで1分しか無かったのに乗り換えが成功したわけだ。
ラッキーだったのか、わどさんに言わせると運命ってやつか?)
そんな事を考えながら汗を拭う。

ああ、やたらと喉が渇く。
おかしい、なんだか寒気がするような──うぐっ、何かを吐きそうだ。
何も出す物なんか無いはずなのに…俺、何か食ったっけ?…耐える!

眠るか?
無理だ、これは絶対に寝れない。
気持ち悪い、空気が苦い、そうだトイレ…、だ、駄目だ身体が重くて動かない。
このままだとやばい。
なんとか動かせるもの―─手を、動かす。
さっき話した人の膝に触れる。
うなっっっこの人、寝てるよ!
膝をノックする。

こっちに気付いた。
俺はなんとか必死に声を出す。
「すいません、気持ち悪い…(息継ぎ)…車掌さんを…(呼んで下さい、までは言えなかった)」
「あ、じゃあトイレに!」とその人はトイレに誘導する。
(無理だ、トイレに行く力が無くて声をかけたんだぁぁぁ。
でも確かにそうする意外に無いのか。)
僕は気合いを入れて無理矢理立ち上がる。
その人は脇や背中を支えてくれる。
ありがたい。
ふらつきながらトイレを目指す。
ヤバイ!
視界が暗くなり、狭くなった。
それでも俺は進む。
前がわからなくなってきた。
うすぼんやり黄色っぽく見えるこの道か?
ものすごい胸の圧迫感。
世界の色が消えていく。
視界はCGのようにギザギザしてモヤモヤした
いい加減な宇宙色に変わっていく。
夢で見た、あの灰色に似ている。
だがそれも小さく消えていく。胸が、心臓が。
マズイ!俺は消える?嫌だ、止まれ、いや、進め。
そうだ、手探りで…進む、進む。
もう前は見えない。
俺はこのまま盲目になるのか!?

イヤダ!進む、進む!前に行く!
目が見えない。
ここはどこなんだ!?

「トイレ、右がトイレ。」
声が聞こえた。
(何言ってる?右なんてどこに…?俺は…?ここが…?着いた…?)
一瞬ドアが見えたような気がしたが
俺はドサリと倒れた。
身体が動かない。
妙に眠い。
まぶたが閉じれない。いっそこのまま…?
視線が泳ぐ。
もはや眼球も制御できない。

「大丈夫ですか?」
(聞こえてるよ、うるせぇなぁ…今、そっちを見…俺の目ン球、上しか見れないのか?)

「どうされましたか?」
「あ、すいません。この人が急に気持ち悪いって…」
「今、救急車呼びますね。」
落ち着いた調子の声が聞こえる。

「大丈夫ですか?意識ありますか?」
「…はい…。(聞こえてるよ…当然だろ…声が…出ねぇんだよチクショウ)」

「どうしましたか?大丈夫ですか?」
「あ、さっき別の車掌さんが救急車呼びに行きましたよ。(隣人が答える)」

「大丈夫ですか?」
「…はい…(喉が…?)水…水もらえますか?(眠いよ…俺に水をくれ!)」

「降りますか?」
「…。」

「あ、じゃあこれをどうぞ。(親切な人がドリンクをくれた)」
俺はそれを飲んだ。
急に視界が開けて曖昧だが見えるようになった。
俺は起きあがってまた飲んだ。
ちょっと回復した。
(降ろされるのは困る。これは最後の電車だ、帰れなくなる。)
「お客さん、どこへ行かれるんですか?」
「…名古屋…」

周りに人が集まってきている。
「大丈夫です、飲んだらちょっと落ち着きました。」
と、言いながらも何故か全身が痺れて立てない。

「お客さん、降りますか?」
「いえ、どこか、寝れるところとか、無いですか?」

電車が駅に止まった。
「でもまた気分が悪くなったら困りますよね?」と車掌さんが。
「そうしなさいよ。みんな心配してるし、電車が今、止まっちゃっとるし。」
と、どこぞの中年のオバハンが。
(あんたのせいで電車が遅れるのは困る、迷惑だ!)
という無言の声が周り中から聞こえる。

そしてアナウンスが聞こえる。
「ただいま急病人搬送の為に停車中です。」

「救急車呼びますよ?いいですね?」
「はい…。」
僕は全体の圧力に負けた。
グッタリしたままで良いから名古屋まで行きたかった。

JRを十数分止めてしまって大船で途中下車。
迷惑かけまくり。

両腕が痺れてほとんど動かないし
顔面蒼白脂汗で吐き気がして気持ち悪くて
ホントに何もかも最悪だった。

初めての過呼吸症候群だった。

みんなの空にありがとう

2004年08月15日 14時30分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
世界が泣いている
僕らが出会ってしまった奇跡を
語りえない感動
伝わらない実感

誰もが喜んでいる
誰もが楽しんでいる

何も出来なかった僕

覚醒しない僕

誰もが嬉しそうなのに
誰一人泣きはしない

世界の涙は空の涙に形を変えて

祈りも誓いも無い出会いを
ただただ空だけが泣いてくれる

異空間と他者の海を泳ぐため
僕の代わりに空が泣く

ありがとう
ありがとう

みんなありがとう

嬉しいだけの笑顔なら
いつもいつでも僕らの側に

ありがとう
ありがとう

みんなありがとう

奇跡を信じて世界の空に
一人で呟くアリガトウ

誰なんだろう?

2004年08月15日 02時40分11秒 | 駄文(詩とは呼べない)
前日の夜から移動したのに
友人と太宰治について語り合っているうちに
結局コミケ会場に行けなかったはにゃですこんにちわ。(全部言い訳)

夜からのオフ会には無事合流し
創作系の人と語り明かすことが出来て嬉しいです。

僕には今、どうしても気になっている事があります。
僕を訪ねてきてくれた人、一体誰だったのだろう?

僕のBLOGを読んでいる人、一体何人居るのか
正直僕にはわかりません。

でも勇気を出して現実の場へ本を買いに来てくれた人に対して、
僕は何も出来なかったのが
とても残念でなりません。

生の読者の声を聞いてみたかったし
その人が何を見てるのか
何を考えているのか
現実の僕との差異も結構気になります。

その人は臆病ながらも勇気を出して
現実の僕に何か声を届けようとしたのでしょう。

誰なのかわからないけど
僕は声を聞きたい。

匿名の誰かのままでいいけれど、
僕は声が聞きたかった。

いや、聞きたかったのではなくて
今も聞きたいんだ。

遠くから見ているどこかの誰かへ
僕の世界よりも外の世界に住んでいる人へ
あなたの声を聞かせて下さい。

次のチャンスを作り出せるならば
リスクは僕が負うことにします。

あなたの期待に答えられなくて
すみませんでした。

太宰治の本を買った。

2004年08月13日 16時36分41秒 | 駄文(詩とは呼べない)
薄っぺらく、付加価値が無くなり
安くなりすぎた古本を手に取る。

太宰治の人間失格だ。

今日古本屋へ行き、105円で買ってきたものだ。
ちゃっかり税金が5円取られている。
この5円が何の理由による5円なのかも理解できないまま、
僕は見えない圧力に負けて105円払って逃げるように店を出る。

そういえば、思い出した。
僕は100円の意味すらも理解できてないのに
何故5円を気にするのだろうか。
これは既に騙されているのだ。
1円でも払った時点で同じ事なんだ。

数ページめくるだけで
うっすらとした嫌気がさしこんでくる。
この本の作者は俺だ
いや、俺ではないけど俺に似すぎている。
折り返しの写真を見ただけで解る。
あまりにも生きた人間の顔をしていない。
きっと世の中の全てがわからなくて死んだように生きてきた人だ。
生きる事に耐えられなくて自殺した人だ。

俺は今までに太宰治の本など一冊も読んだ事がない。
本名が津島修治というのも今日知った。
なのに聞いた事があるような気がする。

目をそらして来たはずなのに
今日という日が来てやはり読む事になった。

この本は僕の為に書かれた本であり
この本を読めば僕が唯一の僕ではなく
しょせん只の人だということが書いてあるのだ。

この本に書かれている事は読む前から解っている
この本には「お前の悩みなど、この程度だ」
と書いてあるのだ。

僕はそれを確かめねばならない。

死んだ人の本など読んでもしょうがないが
生きている友と出会い
死んだ創作の中に眠る生きた心について話し合う為
僕はこれを読まねばならない。
ご丁寧に「これは強制ではないよ。」という偽の選択権まで与えられて
僕はこの本を手にしている。

そうじゃないんだ。
僕に断る選択肢など、はじめから用意されてはいないのだ。

思いの津波というものは
例え今だけ防いでも、いつかは隙間から流れてくる水と同じなんだ。

そんな諦め色の現実に染められて
僕は怯えながら本を読む。

僕の予感の整合性を、確かめるために。

なにもしないことを許して下さい

2004年08月11日 12時49分58秒 | 駄文(詩とは呼べない)
何も食べない
何もしない
元気もない
縮んでいく
身体が小さくなる

気付かれる
誰かに気付かれる

知らない
知らないフリ

見ない
見ないフリ

誰も居ない
ここには誰もいない

来ないで
誰も来ないで

僕を生かさないで
僕を殺さないで

僕はいません
僕は居ません

知らない
こんな場所知らない

見ない
こんな僕は見ない

要らない
優しさなんか要らない

誰も何もしなくていい
世界が止まればいい

僕は何もしたくない

夢を見るにも時間は必要だ

2004年08月10日 20時35分09秒 | 駄文(詩とは呼べない)
もしかすると僕は
夢を見る権利など
誰からも与えられてはいないのだ

天使も
奇跡も
光も
見てはいけないものなんだ

外だけを見て
今だけを見て
現実だけを見て

そうやって歩いていく事が
課せられて
生きているんだ

ならばしかし俺よ

それでいいのか?

そんなんでいいのか?

楽しいのか?

面白いのか?

いいはずがない
駄目に決まってる
俺は俺を許してしまうほどには
甘くも無ければ厳しくもない

殺されそうになったって
目を瞑るくらいの覚悟は
俺にだってあるはずだ

ただ、ここはあまりにも閉じられた空間で
あまりにも狭すぎる密室で
固い殻ばかりが
僕を苦しめる

ならばいっそ俺は
世界を殺す為の呪文を
唱える為の本を
誰かに託そうか

自爆系テロリストに送る 僕の為の言葉
誰かと一緒に 歌えば偽の言葉

何か見えるかい?
何か見えるかい?

見えるかい?
見えるかい?

誰か見えるかい?

届きそうな手紙

2004年08月10日 18時49分54秒 | 駄文(詩とは呼べない)
もしも今あなたが奴隷を欲しいと思うなら
私が奴隷になります

けれどもし、その想いが嘘であるなら
あなたの奴隷はあなたを殺します

もしも今あなたが真実を見たいと思うなら
私が真実を見せます

だけどもし、私の真実をわずかでも疑うならば
あなたの真実はあなたを殺します

もしも今あなたが僕の存在を認めるならば
僕はあなたの嘘を見抜く為に
今すぐここで自殺します

だけどもし、あなたが私を疑うならば
その優しさに敬意を表して
僕はあなたを見守ります

もしもあなたがあなたであるならば
僕はいつだって僕のままです

優しい風と共に痛みを誤魔化すだけの嘘が吹くなら
この世界はもう痛みを知りすぎて既に死んでいる

死に忘れた決意と共に
地獄へ向かって突き進むならば
この世界はあなたと共に
きっとあるべき場所へ向かうのでしょう

僕らはいつだって無垢で愚かです
真実はいつだって遙か遠くです
だから僕らはいつまでもいつまでも
永遠を夢見て歩き続ける

美しい夜明けが
黄昏よりも早く来るといいね

僕たちの明日へ

真実を見失ったままで書く

2004年08月10日 18時31分11秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕は真実に近づくには
少しばかり
いや
かなり覚悟が足りないのかもしれない

自分で決めた事さえも
僕には何一つやり遂げる事はできはしない

僕は関わる事の責任を
果たす事などできはしない

だから我が侭で僕の側にいてくれる人を
探しているのかも知れない

だけど、僕が叩き潰した蟻は
きっと死んでしまう

知りすぎた自分の弱さ
努力する事の無意味

常に見られている感覚
常に見下ろしている感覚

もうそういったしがらみからは解放されたいのだけど
それを無くした自分など
自分で居て自分で無いようなものだ

だから僕は悩みを噛み砕き呑み込み我が物とせねばならない

僕は他人を受け入れる事などできはしない
僕は人に心を許す事などできはしない

僕はもしかすると
僕に殺されても文句の言わない人形を
探しているのかもしれない

そんな人、居るはずがない
そんな人形、有るはずがない

思い込みでも無く
現実でも無く
真実の痛み

それを探す為に
僕を死を見続けているのか

この駄文は失敗作なので
公開する事にします。

伝わらなさを測定する為の言葉

2004年08月09日 23時18分24秒 | 駄文(詩とは呼べない)
わかってない。
おそらく、誰もが、わかってない。

というか、既にもうわかる事は無理なところに立っている
ということなのか。

つまり僕が伝えたい
弱さ・儚さ・くだらなさ・自分・存在・意識・自我・過去・言葉・意味・観念・心・感情
そういうものは全て相手が捉えた瞬間に
全く別のものに変わってしまっているという
可能性についてだ。
これは決定ではなく、可能性。

つまりこの言葉を認識した瞬間に
相手は言葉も心も見ない。
自分を見るのだ。
自分を見る為の鏡にしかなってないのだ。

つまり、これは、僕がここで書いているだけでは
伝わらない、という絶望的可能性を意味する。

試してみよう。

BはLがMのようにMをOので
M、LはBのKがSなんじゃないかとO

さらに圧縮する。

D B M J L S W

だから僕は毎日のように
次の言葉に期待しているのかも知れない。

はにゃ式呼吸法 朝の体操

2004年08月09日 16時52分10秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕はそもそも詩を書きたいのか?
という事について少し疑問はあります。
僕は文系の学校は出ていないし
何かの賞に応募した事もないし
そもそもどこで何を募集してるのかも知らないですしね。

あまりこの道で食っていこうとは考えてないからでしょうね。
目的は何なのか考えた時にどうも僕のやってる事って
ちょっと変ですし。

とりあえず僕がBLOGで独白を続けるわけは
言葉を読者に伝えたいからですね。
読者っていうか他人かなぁ。
自分の言葉で他人を動かす事が出来るのか知りたいってのが
強い願望としてあるんでしょうね。

ただ、こういう自分の心理分析みたいなのは
一見役に立ちそうで全然役に立ちません。
何も面白くないからです。
僕は哲学者でもないですし
心理学者でもないですし
ただのヒッキーですからね。

なんだろうな、
時々、色んな人が僕に投げかける言葉
「現実を見ろ現実を見ろ」って聞こえてくるんです。
それでだんだんとそういう言葉に目を向けているうちに
僕は僕自身を分析している文章しか書けなくなっていくんです
主観を見失っていく恐怖の客観というか
少なくとも僕の書きたい事は書けなくなっていく
ただ、僕の状態を説明的に書きつづるものに変化していくんです。

それではただの日記と変わらない。
僕はそんな事がしたかったんじゃない。
何がしたいのか明確に言えなくても、
僕はただ日記が書きたくて始めたわけではないはずです。
馬鹿だけどそれくらいは気付いています。

なんかね、伝えるべき相手がわからなくてなって
何を書いたらいいのか見失いつつあるんです。
僕が想定している仮想読者、一体どこにいるのか。
嘘の吐き方の読者はほとんど僕を見始めている。
僕のメッセージや言葉を読んでいる人
外の目を持ってる人、どれくらいいるんだろう。
だんだんと読者が中の人になってきている。

こういう一体化は駄目です。
そのうち僕が
「みんなありがとう」
って1行書くだけで
「はにゃさん大丈夫ですか?」
「もしかしてBLOGやめるんですか?」
とか言い始めそうで
なかなか迷惑じみたものを感じます。

「さようなら」
って書いたら自殺を心配して電話かけてくる人とか居そうだし。
メール3通くらいは来そうだし。

お前らいい加減にしろよ、と。
そんなに俺に死んで欲しいのか?と。
そんなに俺のBLOGが見たいのか?と。

やっぱり変だ。
BLOG燃え尽き症候群と似ていて違う。
僕はね、更新作業なんか全く疲れていないし
書きたい事も無くなっていないし
伝えたい事は山ほどある

だけどね、うんざりするんです。
違う色と形をしてるくせに
同じメッセージしか返してこない読者に。
もっとね、自分にしか書けない言葉で、返して欲しいんです。
それが出来ないなら、何も書くなと言いたくなる。

けれどこれは傲慢です。
態度としても明らかに悪い。

僕はもしかすると、賢い読者を待ってるのかもしれない。
僕を賞賛する言葉なんか要らないんですよ。
僕を磨くのに、ちっとも役に立たない。

かと言って、痛烈に批判されたら僕は駄目になる可能性が高い。

なんなのだろう。
僕が言ってる事、別に変じゃないとあなたは言う。
だけど、やっぱり何か変なんじゃないか?

いや、あるいはこれは誰もが抱えていて
誰もがこっそり秘密にして悩んでる事なのか?

わからないよ。

あなたの言いたい事も、俺の言いたい事も
何もかもがわからなくなっていくんです。

言葉をいくら重ねても
意味は全部薄まって透明になっていくんです。
スープをスプーンですくって
もう一度すくって
何度もすくってすくってすくって
イライラして手ですくって
全てがこぼれ落ちていく

何も掴めないし
全てが同じ色に染まっていくんです

帰れないのかな?
時間はもどせないのかな?

僕、どこへ行ったらいい?
そんなことまで
私に甘えないで?

誰もが僕の中では
他人なんだ。

誰一人として
他人以外の誰かになれないんだ。

あなたは不思議な読者だ。
もう少し、僕を見ていてくれたら
僕はそれだけで
何かを書く事が
できそうな気がする。

そんな夢を見て 僕の一日が始まる。