嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

遺書

2001年05月30日 22時04分13秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕は時計の秒針の音が嫌いだ。
1秒ずつ、1秒ずつ、
僕の心をゆっくりと正確に切り刻む刃のような音だからだ。

出来ることなら僕はこのまま子供の心のままで居たい。
けれどいつも四角い時計は僕の心を四角い正確な流れに導こうとする。
僕はハッキリ言って生きるのがそんなに得意な方じゃない。
要領は悪い方だ。
いわゆるどんくさい生き方、というやつだ。
時間の流れを特に意識せず楽しく人生を過ごしてる人も居る。
時間を気にしてなるべく無駄を削って
自分のやりたい事だけやる生き方もあるだろう。
それはきっとエレベータに乗る時に
必ず先に「閉じる」を押してから「5階」に乗るボタンを押すとか
そんな程度のセコイ知恵なんだろうと思いながら
僕はぼんやりとした時間を過ごす生き方を選んでいる。
電車に乗るときに新聞を読んでいる
せわしないサラリーマンのような生き方は哀れだと思ったからだ。
僕はゆっくりと流れる景色を眺めながら歳を取りたいと思っている。
「だって人生そういうもんじゃん」
と何もかも割り切って生きる生き方もあるようだけど、
何も解ってないくせに「そういうもんじゃん」と無責任に言い切る生き方も僕は嫌いな方だ。

人生において見えない壁にぶつかるというのは
パントマイムをしているピエロが手で作った見えない壁に激しくぶつかるのと似ている。
その壁は人には見えないし、自分が作り出している壁だからだ。
けれど「何かにぶつかっているぞ」という感じは周りに伝わるようだ。
そんな感じに僕も「なんだかよくわからないもやもやしたモノ」に毎日ぶつかっている。
激しくぶつかると痛いけど、
ゆっくり絡まると痛くは無い。
どちらにしてもなかなか前に進めないのだけど。

目を閉じても聞こえてくる
耳を塞いでも聞こえてくる
大声を出しても聞こえてくる
決してやむことの無い音。
時計の秒針が僕を切り刻む。

だから僕は音楽のボリュームを目一杯大きくして音楽を聴くようにしている。
周りにはかなり迷惑かもしれないけど
ぬるま湯に浸かっているような空気を作り出してくれるから。

そんな僕の心はいつもどこかぎこちなく、
居心地が悪い身体に無理矢理収まっている。
気を緩めたらどこかへドロドロと流れ出てしまいそうな感じだ。

目の前にロープがあったらみんなは何を想像するだろうか?
僕はやはり首つりを想像する方だ。
なんとなく輪っかを作って、なんとなくぶら下がってみたくなる。
首つりをしながらギリギリに追いつめられて人生を考えてみるのも悪くない気がする。
こういうぼんやりした「なんとなく死んでみたい気分」
というのは理解できない人も居るだろう。
でも人の死は常に日常の裏側にあって「誰かに酷いことをされたから死ぬ」
とか「もう人生お先真っ暗だから死ぬ」というものでも無いような気がしている。
「ちょっと脇道にそれてみたら死んじゃった」
というのに近いかもしれない。

僕には別に人生を悲観する決定的な要素は何も無い。
もちろん輝かしい未来も無い。
世の中に流れている情報では満足できなくなってきたから
ちょっと日常を変えてみたくなって逝ってみようかと思ってみただけ。

小さい頃は世界がそこにあるだけで毎日ドキドキして生きていられたけど
僕の五感を麻痺させるほどの感動はもう身近には転がってないから
新しい刺激欲しさに死んでみようかというだけの事。
家を出る時のセリフはもう決めてある
「退屈だからちょっと出かけてくるね」
これでバッチシだ。

だって本当に退屈なんだもの。
相変わらず人間の目は2個しか無いし
口から手が生えてる人も居ないし
腕が千本ある人も居ないし
みんなちょっと賢いフリしてるだけの人間ばっかじゃん。
ホントは上も下も無くて丸い世界なのに
食物連鎖のイメージは何故かピラミッドだし。
ホントわけわかんないよ。

多分今は間違った時間の流れに居ると思う。
もちろん僕が死んで新しい世界に飛び立つわけち゛ゃぁ無いよ。
けれど僕の死んだ世界は主人公の居なくなった世界。
神に見捨てられた世界と同じくらいに非日常的な壊れた世界に変わるんだ。
それは悲しいと思う人も居るだろうけど
面白いと思う人も居るだろう
少なくとも僕は素敵な世界だと信じている

自殺者を人生の落後者だと言う時代はもうほどなく終わる。
これからは自殺が自由化するだろう。
僕は自殺者を世界の開拓者だと思っている。

これでやっと・・・・・・・時計の秒針を止める事が出来る!

死神の人生

2001年05月30日 06時34分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
私は死を恐れている
死は音もなく忍び寄り、じわじわと私を絞め殺す
私は死を恐れている
死は光よりも速くやってきて、一瞬で私の首を切り取る
私は死を恐れている
それはある夜眠ったら、二度と覚める事の無い夢
私は死を知っている
じつは私は既に死んでいるから
私は死を知っている
それは果てしなく深い、どうにもならないほどの虚無

人が死を残り越える事など、できるのだろうか?
人に死を乗り越える力など、あるのだろうか?
私は今、本当に生きているのだろうか?

私は夢を見ている
私は過去見ている
私は人生をやり直している
それなのに私は同じ間違いを繰り返している
だから時々、少しズレる事がある
時々数日飛ばして先を見てしまうことがある
時々数ヶ月飛ばして先を見てしまうことがある
時々数年飛ばして先を見てしまうことがある

小さい頃の記憶を探る為、小さい頃に住んでいた街を訪れた
ゆっくり歩いていると、あの時の記憶が蘇ってくる
そうだ、あの頃は全てが新鮮だった。
あの頃は毎日が刺激だった。
あの空は世界は解らないことだらけだった。

そんな新鮮な空気を吸って、
懐かしい街を歩くのも悪くない。
あの頃やりたかった事が、少しづつ蘇ってくる。

でもどうしても解らないことがある。
俺の最後はどんなだったか?
俺は死ぬ時に何を思った?
俺は死ぬ時に何を願った?

あの頃から・・・僕はずっと子供のまま
僕の心は成長を止めた子供のまま
だから僕には難しい事は解らない
だから僕には今日の事は解らない
だから私は・・・今自分がどこに居るのかも解らない

そんな俺の既に死んだ人生は、
真っ暗闇の中で手探りで生きるだけの事だ。
毎日通行人を殺しながら。

奴隷解放

2001年05月30日 00時14分33秒 | 駄文(詩とは呼べない)
今日は一つのしがらみを捨てた。
人生には転機が必要だから。
下らない考えを捨てて前へ進もうと思ったから。

僕に過去なんて要らない。
僕には今が有ればいい。
僕には未来があればいい。

こういう時、良く聞く言葉がある
「明日から頑張ろう」
俺はこの言葉を聞くと馬鹿じゃないかと思う。
「今、この瞬間から頑張ろう」
で無いと意味がないような気がするからだ。
明日からなんて自分に甘すぎる言葉だ。
何かを決意したらすぐに実践しないとダメだ。
そうで無ければ、
また昨日と同じ明日が来てしまう。
今までの自分を捨てることが出来ない。

だから今日は歌を歌おう。
死んだ君への賛美歌を歌おう。

君は僕に似ていたね。
君は僕を映す鏡だったね。
君は僕を捕まえられなかったね。
君の言葉は空中で消えてしまったね。
君の願う自由への扉は僕を閉じこめる堅い扉。
君の欲しがった僕の心は君にあげる事はできないよ。
君を僕の両手で捕まえる。
君を僕の心で閉じこめる。
君を僕が殺してあげる。

だからこれは君への賛美歌。
だからこれは君への鎮魂歌。
だからこれは君へのラブソング。

僕の嘘を見破れるかい?
僕の心を見抜けるかい?
僕の目を見続けられるかい?

できないだろう?
できるはずないさ
真実が一つも無いんだから。
君が見ていた僕は僕の中の真実の欠片では無かったんだ。
僕が考えた嘘だったんだ。
それでも君は騙されて、、、
君は嘘の世界に取り込まれて
僕が作った世界へと旅立つ。
君は何も知らずに旅立つ。

だから僕は・・・
精一杯の謝罪で
精一杯の笑顔で
扉の向こうを作りながら、後ろから君を見送る。
君は黙って前へと進んでくれ。
例えそれが真っ暗闇でも君は黙って進むべきだ。
君は騙されたのだから。

僕はね、馬鹿が嫌いなんだ。
僕はね、幸せが嫌いなんだ。
僕はね、人間が嫌いなんだ。

だから僕は───君も嫌いだよ。
幸せな君は僕の傍には居ない。
幸せな君は僕の隣には居ない。
幸せな人は僕の身近には居ない。

断言できる理由は一つ。
僕が死神だからさ。
君は気が付かなかっただろうけど、
僕は死神だったんだ。
君を苦しめていたのは、じつは僕だったんだ。

最初はアゲハチョウを一匹捕まえた。
黒く塗って飛ばして見た。
揚羽蝶は黒蝶となって飛んでいった。
次にモンシロチョウを一匹捕まえた
黒くできなかったから羽根をもいで飛ばした。
ロケット花火にくくりつけたら、
紋白蝶は空高く飛んでった。
羽根の無い蝶も意外と美しい。

次に僕は女を捕まえた。
黒く染める事が出来なかったから、
バラバラにして生ゴミに捨てた。
だって彼女は最初から黒人だったんだもの。

君と僕の距離

2001年05月27日 05時59分28秒 | 駄文(詩とは呼べない)
君と僕はとても危うい関係だ。
君の目は綺麗な物を見るし、僕の耳は君の綺麗な声を聞く。

君と僕はとても危うい関係だ。
君の救いの手は僕を繋ぐ命綱だし、僕の持っている銃は君の頭を吹き飛ばす事が出来る。
だから今はこのままでいよう。
それがお互いの為なんだよ。

君と僕は危険な状態だ。
君は何かを間違えようとしている。
僕は正解を知っているけれど、君にはヒントしかあげられない。
だから君は、君の力で答えを見つけてくれ。
それしか、僕にはしてあげられない。
ずるいかもしれないけど、それで許してくれ。

君と僕は素敵な関係だ。
君は悩みを打ち明け、僕は悩みを解決する。
僕は悩みを君に打ち明け、君は答えを教えてくれる。

君と僕には不思議な力がある。
君は発見をして、僕が分析をする。
君が欲した物は、僕が代わりに手に入れる。
少しだけ、アンバランスかとも思う。

君と僕は命の灯火がある。
君は蛍だ。いつも光っている。
そして、掴もうとする僕の手をいつもすり抜ける
僕はロウソクだ。
消えそうな、だけど儚い、強い輝き。

君と僕はこのままでいよう。
だって、その方が面白いじゃないか。
君はとても遠くに居るし、僕には姿が無いし。

君と僕はいつまでこのままなのだろう?
でも僕は多くを望まないよ。
消えて無くなる流れ星よりは、
ぼんやりとでも毎日輝く星の方が好きだから。

だけどね、最近うまくいかないんだ。
何かを始めるとき、いつも君が前に居る。
何かに気付いたとき、君は先に知っている。
僕と君の距離が離れていく。
このままでは・・・だめなんだ。

そうだ、一つ提案があるんだ。
追いかけっこをしないか?
僕は君を追いかける、君は僕を追いかける。
ぐるぐる回ってるように見えるかもしれないけど、
二人はとても速く走ることができるようになる。

ねぇ、だからさ、答えてよ!
今は遠くにいる君よ。
棺の中で眠ったフリをするのはやめてくれよ。

始まる前の静かな夜

2001年05月14日 06時56分44秒 | 駄文(詩とは呼べない)
イライラする。
嫌になってくる。
まだ俺はこんな所に居る。
まだ何もできずに居る。
スタート地点にすら立ってないような気がする。
最近何もできなくなってきている。
自分の能力が低下してる気がする。
間違いなく堕落している。
記憶力も低下している。
野心も欲望も薄れてきている。
俺は間違いなく年を取っている。

何も出来ないで居る。
やりたい事はいくつかある。
ホントは数え切れないほどある。
多すぎてどの順番でやったらいいかもわからないほどに。
しかし常に奴が耳元で囁く。
「そんな事したって無駄だ。」
「何やったって無駄だ。」
ちくしょう。チクショウ。畜生!
そんな事は解ってるんだよ。
何年も前から気付いてるさ!
だから何だと言うんだ!
じゃぁ俺には一体何が出来るんだ!
どれほどの事ができるんだ!
今の俺に出来る事は何なんだ!
俺に残された時間はあとどれだけあるんだ。
俺の精一杯はどの程度なんだ。
わけがわからない。
何もわからない。
一歩を踏み出す勇気が無いのだろうか?
何かが違う気がする。
そんな事じゃ無いんだ。

「やりたい事」に「出来る事」が全く追いつかない。
「理想」に「現実」が全く追いつかない。
「生きること」に「俺の魂」が追いつかない。
ダメだダメだダメだダメだダメだ。
こんなんじゃダメだ。
このままじゃダメだ。
残り時間が少ない。
火が消えてしまう。
炎が消える。
燃えるモノが無くなってしまう。
俺が死んでしまう。
このままじゃ、、ダメなんだ、、、

束縛が多すぎる
制約が多すぎる
世界が狭すぎる
俺が小さすぎる

力が欲しい。

愚民共を蹴散らす力が欲しい。
人間共を食らう強い牙が欲しい。
人を殺したい。
人間を食ってしまいたい。
俺に刃向かう人間共を皆殺しにしたい。
世界を壊す力が欲しい。
欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい
もっと俺に食い物をヨコセ!

自由が欲しい。
命が欲しい。
魂の輝きが欲しい。
世界を作る力を手に入れたい。
俺が欲しいモノ───「神の力」
全知万能完全無欠の力
それが俺の、、、本当の欲望へと向かう真実。
この欲望が満たされないまま───俺は今日も我慢しながら生きる。
そしていつか壊れるだろう。
科学が倫理を乗り越えるように、
ジワジワと・・・世界を蝕んでいく・・・俺の中の闇の力。
いつか俺が満たされるまで・・・くだらない今日を這いずり回って泥を被って生きる。
それこそが───俺のささやかな、小さな日常の平和。

静かだ・・・、、、。
なんて静けさだろう

もうじき───夜が明ける。

愛を知らない子供達

2001年05月07日 06時49分37秒 | 駄文(詩とは呼べない)
今、世界は病んできている。
蝕まれている。
滅びに向かっている。

僕の心が病んでいるから世界が病んでいる。
それは一つの正解でしかない。

答えはその裏側にある。
世界の闇に飲み込まれそうな小さな小さな一つが僕だから。

ある日一つの宇宙ができた。
ある日一つの命が生まれた。
そこに一つの世界ができた。

ある日、ある時、ある瞬間、子供は世界を疑った。

世界は最初はとても優しく子供を包み込んだ。
でも子供は世界を疑うことを覚えた。

今、ここに一つの可能性がある。
とても大事な分岐点がある。
子供は少年に成長する。
少年は大人になろうとする。

そこで一つの重大な危機が訪れた。
少年はなんだかわからない黒いモノに追いつめられている。

今、ここに愛を知らない子供が居る。
嘘しか見えない少年が居る。
少年は子供に嘘を教えようか迷っている。
少年の心には子供が映る。
子供の心には少年が映る。
二人は一つの身体。
一人の身体には二つの心。

世界は今、重大な危機を迎えている。
愛されない子供。望まれない子供。居ても居なくてもいい人。
世界から望まれない命。

愛し合った二人から生まれた命なら、きっとそれは輝くのだろう。
愛し合った二人から生まれた命なら、きっとそれは大切なのだろう。
愛を知るものから生まれた命なら、愛を受け継ぐだろう。

今、ここにあるのは愛を知らない子供
今、ここに居るのは愛を知らない少年
ここに世界を作ってはならない。
ここに命を作ってはならない。
ここに偽物の世界を植え付けてはいけない。
必要なのは真実の世界だから。

ただなんとなく惰性で結婚。
ただなんとなく惰性で出産。
ただなんとなく惰性で育つ子供。

命の価値なんて解らない。
愛があるなんて解らない。
世界があるかどうかも解らない。
僕には何も解らない。

生きている実感なんて無い。
世界は灰色だ、色なんて付いてない。
僕には美しい未来なんて無い。

世界が素晴らしいなんて嘘。
科学が人を救うのも嘘。
人が世界を作るのも嘘。

他人を信じること。
一緒に過ごして笑うこと。
同じ時を分かち合うこと。
同じ苦労を解り合えること。
元気で健康でありたいと願うこと。
人と人は繋がっているんだと心の底から実感できること。
それが人間にできる精一杯だったんだ。

そんな簡単な事も解らずに、エゴで生きていていいのか?
そんな簡単な事も解らずに、欲望を満たすために生きていていいのか?
そんな簡単な事も解らずに、大人のフリをして生きていていいのか?

今、ここに嘘吐きの大人を一人見つけた。
僕がやるべき事は一つ。
殺すしかない。

「これ以上僕の世界を嘘で汚されてたまるか。」

永遠の幸せ

2001年05月07日 06時48分57秒 | 駄文(詩とは呼べない)
遠くを見ている
遠くを、見ている。
僕の目は、いつも遠くを見ている

残念かもしれないけど
僕の目には君らの住んでる世界が見えてない

近くを見る人達が言う言葉
「携帯料金明日までに払わないと止まっちゃう、マジピンチ。」
「今度やる月9のドラマ、キムタクとヒッキーがでてんの、超お勧めだよ!」

暗号が難しすぎて僕には解けない。
言ってる言葉の意味もよくわからないが
価値も全くわからない。
「ねぇねぇ、聞いて聞いて!家の庭に住んでるアリが今日1mm歩いたんだよ!」
って聞こえるんだよ。
君らの見ているものは空虚な妄想だ。

真実の未来は遙か遠くでいつも僕を待っている
いつも僕を狙ってる
死という名の幻覚
死という名の妄想
死という名のリアルな無

僕は死を待ち望んでいるわけでは無い
明日が無くなるかもしれないと怯えているわけでは無い
未来は真っ暗だと悲観しているわけでも無い

もうあと少しで今の僕は居なくなるのに、
もうあと少しで君たちも居なくなるのに、
もうあと少しで人は息絶えようとしているのに、

もっと大事な事をしなくていいの?
一生懸命生きなくていいの?
世界を変えなくていいの?

生まれた時に掴み取った真実の世界
あと少しで君の手からこぼれ落ちる世界

大事な事が何かわからないなら、過去を振り返ってみるといい。
ほんの少しだけ、先の事がわかるから。
大事な事が何かわからないなら、行動してみるといい。
ほんの少しだけ、生きている実感が湧くから。
生きている間にしなくちゃいけない事はたった一つしか無い

命を育むこと。

生きている間にする事はほんの少ししか無い。
消える前に輝く事。
世界に光を与える事。
新しい変化をもたらす事。

遠い昔の偉人が言った
「世界で最も大きな差は貧富の差でも男女の差でも無く、それは愛を知っている者と知らない者との差」

文明に踊らされた汚い猿どもに告ぐ。
「お前の見ているモノは死ぬ寸前の貴様が見ている弱者の夢だ」

自分の生活を支えるだけで精一杯の貧民に告ぐ。
「働きアリが支えているのは女王アリだ」

環境保全を訴える偽善者どもに告ぐ。
「頑張って守っても時間の無駄だ。」

遠くを見ていると解ることがある。
「有限の人生は1秒と同じ」

人間を見ていると解ることがある。
「人は一人では生きられない」

星を見ていると解る事がある
「動いているつもりでも動いてないのと変わらない」
「動かない一点に止まる事は絶対的に不可能」

遠くの妖精が耳元で囁く
「---------------------------------。」

僕は答える
「─────────────────────────────────。」

妖精は僕を馬鹿にしてクスクスと笑う
そして
「------------────---------」
と言った。

しかし、それでも俺は、あるいはただの幻想だとしても
「───────────────────────────────────」
を信じているのだ。

それを汚された時、僕の命は終わりを告げるだろう。

そして本当の無へと至る