嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 




僕が一体何に怒っていたのか、
よく思い起こして考え直してみる。
やっぱりそれは、僕の嫉妬心だったのかな?
と思えてくる。
そして、「本当は鋭志が犬の世話をしなくちゃいけないのに、うちの親に甘えてるだけって事になるんだからね!」
と言い返された事についても考える。

亡くなってしまった愛犬の事を、僕や絢斗よりも大事にしているような気がして、
それが僕には辛かった。
その才子の様子が許せなかった。
死んだ犬の事を大事にし過ぎて、
まるで僕との2年間の結婚生活を否定されたように感じ、許せなかった。
「鋭志のせいで私はのんちんと一緒に暮らせなかった」と言われた時には、才子のずっと隠していた想いがグサリと刺さって怒りが何日も収まらなかった。

1度目はテーブルに座って4人で西友の買い物中に具合が悪くなった話と実家での愛犬の埋葬方法や供養についての話合いにおける鶴岡家の不破に関する話の時に、
2回目は絢斗のお迎えの準備をしながら身体を動かしている最中(又は移動中)に、
3回目はサツドラ前の歩道でさんりんしゃからのバスを待っている間、
才子には犬の事について三回責められた。
3回目は言葉を少し修正して、
(どうせ鋭志には言ってもわかんないと思うから言いたく無いんだけど、鋭志にものんちんの事について全く責任が無いとは言えないと思う)
という表現になっていたけど、
どちらにせよ、才子が内心僕のせいだと思っているのは間違い無かった。

僕は子供の頃、公園でコリーという犬種に全身を何度も噛まれて、右腕から皮下脂肪が外へはみ出してしまい、病院で右腕を縫う程の怪我をして、それ以来犬に近づくのが怖かった。
そして動物の毛で喘息の発作が起こるから、
日常的に喘息発作ばかりの生活になってしまったら、と思うと、僕には犬と暮らすのはとても無理だと感じていた。
そして僕の生まれつきのアレルギー体質について責められたとしても、僕には死んで詫びる事も出来ないし、何もしようが無いから、尚更それを責められたのは辛かった。
一体僕には、どんな選択肢があったのだろうか?

そしてそれほど犬が大事なら、2年前に新居での物件選びの際に、サニープレイスに決めようとせず、ちゃんと才子の意思で断って欲しかった。

新婚生活が始まる事の条件に、
犬を飼う事と、タバコを吸い続ける事が条件になっていたなら、
僕はどうしていただろうかと考えてみた。
それでもやっぱり、僕は才子と結婚生活を送りたかった。才子は意固地で頑なな僕を柔らかく変えてくれる特別な存在のような気がしていたし。
僕が才子の前ではじめて大声で泣いた時に
才子はベッドの上で優しく僕を抱きしめて包んでくれて、僕を必死で癒して宥めてくれた。
その才子の優しさが、忘れられなかったから、きっと僕は才子の事を信じる以外に、他の道を見つけられない。
才子は僕が今までに出会った誰よりも僕に対して優しかった。だから僕は才子の人生をどうしても救いたかった。
実家で親の庇護下で自分の殻に閉じ籠ってる才子に対して、大人になれずに苦しんでる才子の様子をみて、僕はどうしても外の明るい世界へ連れ出したかった。
だから、才子が絢斗の事を可愛がって嬉しそうにしている時に、僕の心はとても安らぐ。
才子が幸せそうに成長してくれている様子を見ると、僕の魂はとても安らぐ。
でも、才子が自分の殻に閉じ籠る様子をみている時はつらい。
まるであの頃に逆戻りしているかのような錯覚に陥るから。
僕は才子の心を無理矢理変えるような事は出来ない。僕にできるのは、僕の言葉を届ける事だけ。それを必死でやり続けるしか、僕には道が無い。伝わらない言葉をどれだけ紡いでも、それは才子には届かない。
才子に届けるには、僕の魂を削った言葉が必要だから、僕は深く潜って、僕の言葉を探す。眠って無意識と意識の狭間でたゆたうような感覚の中で、僕は新しい言葉を探す。
誰にも見つけられなかった、原石の言葉を探す。
かつて言葉が生まれる前の、呻き声や叫び声だった頃の、想いだけの頃、僕等が言葉に頼らなかった頃、そこには心の共感が広がっていただろうか?
獣の叫びの中に、孤高の咆哮以外に、
僕達は魂の震える何かを持っていただろうか?
僕は深く沈んで何かを探す。
誰にも見つけられなかった隠された未来が
何処かにあるような気がして、
僕はその、美しい何かを探す。

僕は奇跡を待ったりしない。
僕は奇跡を見つけ出す。
それが出来なければ、
僕達は奇跡の糸を手繰り寄せる事など出来ないから。
多分それは、自分自身が忘れてしまっているような、心の深い部分と繋がっている糸だから、解きほぐすには、とても、時間がかかるのかもしれない。
だけどそれを見つけた時には、心の隙間に光が刺して、セカイの風景は一変するから、
だから僕達は、
自分自身の心に対しては、
絶対に嘘をついたらいけないと思うんだ。

心の扉を開く勇気が足りない
僕はセカイを恐れている。

傷ついても壊れない心
ぶつかっても壊れない心
僕が死んでも、世界に遺り続ける心
そういう大切な何かを、僕は探している。

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ずっと考えていたけど

やっとわかったよ。
僕は才子の事が好きだよ。
だから、あの時とても辛かったし、
とても苦しかった。
僕以外のものを、選んでいる君を
受け容れる事が出来なかった。
結局僕の、つまらない嫉妬心だったんだね。

始まりの時間について、
考えていた。

初めてのセックスが
レイプだったのか、
才子の本気だったのか。

僕はあの時、君を信じたんだよ。
だから君のことを許したんだ。
例え君の魂が、強欲に汚れていても
快楽にまみれていても、
君が本気で僕を求めてくれるなら、
僕は才子と一つになれると思ったんだ。

ベットの脇にうなだれて、
「死にたい…。」と言ってうなだれた君に
「僕は嬉しかったんだよ」と伝えたら、
キミはものすごく驚いた顔をして
「だって今のはレイプだよ?どうして?」
と聞いたね。

君が本気で僕を求めてくれるなら
僕はいつだって君を助けに行くよ

君の想いが本物であるならば、
たとえ君に蹂躙されたとしても、
僕は操を捧げる事も
僕が壊される事も
何も苦しくは無いと思ったんだ。
君と一つになれる事そのものだと思ったんだよ。

僕は未来が欲しかった。
人生に絶望している僕に、
キミは罪の灯りをともした。
僕は若い頃、生きている罪が苦しかったんだ

才子が居たからこそ、
僕は止まっている時間が動き出すことが
楽しかったんだ。

才子、君の罪を責めて悪かった。
その罪は僕と2人で分け合おうよ。
僕はキミとふたりでいる時だけが
このセカイにいることがつらくないと思える
どんなに苦しい事も、
ふたりで分け合って、
罪を味わっていこうよ。

絢斗以外の存在に対してならば、
僕はたとえ君が人を殺したとしても、
それをいつかは赦すよ。

たとえ君が生きる事の罪に怯えても、
セカイのルールが君を縛っても、
僕だけは、君の罪を赦すよ。
キミと生きていたいんだ。

絢斗を産んでくれてありがとう。
絢斗を愛してくれてありがとう。
僕に、何が愛なのか教えてくれてありがとう

そばに居たい。
もう一度抱きしめたい。
絢斗を挟んで、3人で家族を感じたい。

それが、僕の結論だよ。

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苦しい。

僕が今、僕のありのままである事を、許されない環境が苦しい。
僕がずっと前に蓋をしてきたもの。
僕が理論武装でがんじがらめにして、
僕自身を硬い檻に閉じ込めたもの。
僕の中にある、感情の怪物。

妻と喧嘩する時、心の奥から溢れ出しそうになるもの、ある種の、暴力衝動のようなもの。破壊的な感情。
それらは全て、僕が理性で封印してきたもの。
カウンセラーの爺さんが2年前に助言した事も、僕を苦しめる。
臨床心理士の能力。

だけど僕は、僕が誰よりも正しい事を知ってるし、誰よりもおかしい事も知ってるし、
全てが矛盾している事も、正論が人を傷つけ続ける事も知っている。

僕は、人を赦すことが出来ない。
僕は、人を殺す事が出来ない。

動物なら、どうか?
動物ならば、僕は見殺しに出来るのか?
妻の大切な愛犬が死んだ。
17年間もかけて、タバコと愛情でぐちゃぐちゃに首を絞められて、癌で死んだ犬。

僕の一歳の息子も、
妻のタバコに殺されかけている。

妻が1週間前に家出した。
犬の死を、僕が責めたから。
妻が、僕よりも犬を選んだから。

僕の大切な犬は3度死ぬ。
逆に言えば、3回しか死んでいない。

でも、息子は1度も殺されたく無い。
殺される前に僕が奪って逃げたら、
きっと妻は僕の何もかもを奪って、
最後に僕の大切な妻を殺すと思う。
もしかすると、もう既に、僕の大切な妻は、
妻自身によって、殺されているのかもしれない。
僕の大切な妻は僕の事を好きだった。
僕の大切な妻は、犬の事を好きだった。
僕の大切な妻は、息子の事を好きだった。

僕の大切な妻は、僕の事を愛していた。
僕の大切な妻は犬の事を愛していた。
僕の大切な妻は息子の虚像を愛していた。

息子が大きく育って、本当の息子になった時、
彼が彼自身になった時、
彼の自我が目覚めた時、
きっと妻は、現実に敗北する。
妻が現実に敗北する迄は、妻の夢の中に、息子を預けていても、いいんだろうか?
やがて目覚める夢だとしても、
その長い愛情が、息子にも夢を見せてくれるのなら、それはそれで、いいんだろうか?

全てが壊れていく世界で
壊れて消えない存在を願った
人は不老不死にはなれないから、
子孫に全てを託して消えた。
長い永い血の灯火が
短い時間の中で、世代交代を繰り返して、
世界に存在を刻んでいく。
先祖から何回も何回も繰り返されて
消されても消されても、
壊されても壊されても、
何かを世界に遺そうとあらがってゆく。

僕の番はもうすぐ終わる。
妻の番も、もうすぐ終わる。

もう終わりにしてもいいですか?
君が側に居ないのなら、
僕の約束は果たせない。

僕の最後を看取って欲しい。
君に、僕の最後を看取って欲しい。
僕はもう疲れた。
生きている事を責められるのに、もう疲れた。

でも、僕が死ぬ少し前に、
僕の事を知っている奴等を全員殺したい。
僕の命の方が、君達よりも価値があると、
証明してから死にたい!

だから僕はまだ生きるよ。
あともう少しだけ、長生きしてみるよ。

君を赦せる僕になりたい。
君と共に生きられる、優しい僕になりたい。
君の罪を全部赦せる僕になりたい。
そうしたら、僕が生きている事を、
キミは許してくれますか?

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「社会にとって役に立たない人間は死ね」と、その男は言った。
僕は少しぎょっとした。

一歩間違えば、その同じセリフを言う事になったのは僕だったかもしれないから。

僕はいつも薄暗い道を歩いていく才能に恵まれていて
あるいは僕は、暗い道を真っ直ぐに迷走する才能に恵まれすぎていて
一言発するだけでも、言葉のナイフはぐさりと僕の胸を抉るから
真っ白な心は良いことも、悪いことも、等しく削り取っていく暴力だから、
だから僕は、結局は自分もその男と同じなんだと思った。

ただ一つ、僕が恵まれていたのは
僕には妻が居たし、妻には僕が居る。
妻は僕を愛しているし、僕は妻を愛している
それは儚い夢のように曖昧であやふやで意味のわからないような
絶対的でも無いし、信仰でも無いし、神でも無いけれど。

だけどそれは、僕の存在にちょっぴり価値を付加してくれるものだから
妻の存在にも、価値を付加してくれるものだから。
多分、僕らはまるで唯一無二の愛に縋る様にして生きている
僕がいつも言う砂上の楼閣に似ていて、
とてもあやういものだけれど、ギリギリの境界線上を彷徨う上では、
きっと命綱となりうる、とても大切なものだと思う。

相互依存だとわかっている
わかっているけれど、愛が何かを理解しているわけではない。
妻は僕に愛を教えてくれるけれど
妻は自分を愛する事が出来ていない
僕はゆがんだ自己愛を持っていると叩かれるけれど
僕はただ、自分の事が好きなだけで、そんなに強い自己愛を持っている訳ではないと今は思っている。

きっと僕は、自分が社会の中で役に立たない人間だと
ずっと前から確信している。
そして少しでも役に立ちたいと、会社や組織の中でもがいている。
もがいているけれど、ずっと溺れ続けている

僕は働けば働くほど、毎月10万円ほど借金が膨らんでいく
ワーキングプアを繰り返していて
そのギリギリの生活の中で、何かを見つけようともがいている。

もしも僕が、少しでも多くのお金を稼ぐことが出来たのなら、
社会の中で役に立っていると、胸を張って言えただろうか?
もしも僕が、社会の中で価値ある存在となる息子を世に送り出す事が出来たうえで死んでいったのなら、
自分の存在にも、価値があると赦すことが出来ただろうか?
そんなことは、きっと死んでしまうギリギリまでわからない。
ただ、納得して死んでいきたいというエゴがどこか僕の心の奥のほうに潜んでいるんだと思う。

多分、僕の価値観や考え方がさらに大きくねじれて歪んでいって、
一周回って人類を愛する事が出来るほど、大きな器を手に入れたのなら、
僕は自分に価値を認めたり、
あるいは価値がない人間でも生きていていいんだよ、と存在を赦す事が出来るのだろう。

でも今は、僕はその男と殆ど変わらないような圧力の世界を生きている。
ただ、生きることと価値ある人生を生きることの間には、いったいどれくらいの隔たりがあるんだろうか。
僕は多分、これからも自分に問い続けなければならない。


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蝉が鳴くのを見た
蝉が鳴くのを聞いた
蝉が鳴く時の音を嗅いだ
蝉が鳴く時の音に触れて
蝉が鳴く時の音を味わって
蝉が鳴く事を思い出した
蝉のおしっこを蝉の涙と名付けた。
蝉が翅を擦り合わせる音を『鳴く』と名付けた時のように、
あの、けたたましい激しい水滴の事を
蝉の涙と呼ぶ事にした

蝉の涙は、あのけたたましい鳴き声と共に
夏の光の中で生まれる。
存在している事を誰かに知らせる為に、
あるいは一瞬の出会いの為に
零れ落ちる小さな水滴である為に。

才子、僕と会ってくれてありがとう
僕と小さな夏を育んでくれてありがとう
僕の為に鳴いてくれてありがとう
僕にけたたましいSOSを伝えてくれてありがとう😊
才子は今も土の中で眠っていますか?
才子は土の中でもぞもぞと動いていますか?
才子は穴から這い出してきましたか?
才子は太い年輪に沿って太陽の方に登っていきましたか?
才子はオシッコを飛ばして羽ばたいていますか?

例えほんの1週間しか生きられない蝉になっても、才子は今を生きているよ
才子の今を大切にして
才子のままであり続けていいんだよ。
才子のままで力尽きて
才子のままで死んでいってもいいんだよ。

僕らの人生は、あの記憶の中で鳴く蝉よりも
はるかに短いのだから。
遠い記憶の中で鳴く、永遠の蝉よりも、
はるかに短い現実の中で鳴くのだから、

だから僕等は、命がけで死んでいってもいいんだよ。

才子、僕は君と出会えて良かった。
僕は、君の存在を知ることが出来て良かった
次は夢の中で逢おう。
その時は、お互いに蝉として逢おう。
僕はジーとしか言わない。
君はミーンミン、と言うだけでいいよ。
それ以上は、もう何も語らなくていいよ。
辛い記憶も、苦い思い出も、傷つけ合う喜びも、何も語らなくていいよ。

僕を愛してくれてありがとう。
僕の為に傷ついてくれてありがとう。
僕の為に怒ってくれてありがとう。
僕に絶望してくれてありがとう。
1人で閉じこもって鳴くことしか出来なかった蝉に、羽化する喜びを教えてくれてありがとう。

僕がボケて何も思い出せなくなっても
君と一緒に鳴くよ。


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思い遣りの無い鋭志でゴメンな。
デリカシーの無い鋭志でゴメンな。
優しく無い鋭志でゴメンな。
鈍感な鋭志でゴメンな。
優先順位のわからない鋭志でゴメンな。
いつも才子の心を傷つけてばっかりでゴメンな。
だけど僕が車に乗る練習したり、
仕事に励んだりしてるのは、
才子と絢斗と3人で一緒に楽しく暮らす為であって、喧嘩したり罵りあったりする為では無いって事はわかって欲しいと思ってる。

今は僕も精神的にしんどいです。
うちの会社でまだ誰もやった事が無い新しいプロジェクトが始まり、
その為のサービス商材を考えたり、業界の事を調査したり、
会議用の資料作ったりしないといけません。
でも頭悪くて能力が追いつきません。

それでも才子が家で頑張ってくれてるので、
僕も頑張ります。
名古屋の実家に住んでる時、
あの家は僕が帰りたいと思える家ではありませんでした。
でも今は、才子と絢斗が家で僕の帰りを待っててくれています。
僕の帰る家は才子の居る家です。
誰も居ない真っ暗な広い空間は僕の狭い心にはガランと広過ぎます。
いつも美味しい料理で僕を暖かく迎えてくれてありがとうね。
才子だけが、僕に家らしい家を教えてくれていました。
僕は、才子が一生懸命に僕の為に作ってくれている幸せな日常の有り難みを、
キチンとわかっていませんでした。
才子、いつも僕を支えてくれてありがとう。
才子だけが、僕の帰る家の心の玄関を用意してくれていました。
しんどい仕事を終えて鍵のかかった扉を開けた時に、
才子の居ない真っ暗闇に無言で入っていくのは、とても寂しくて辛いです。
僕は才子の居る家に帰りたいです。
才子のつらさをわかってあげられなくてゴメン。
正直に打ち明ければ、本当は側に寄り添っていたいです。


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大人になると、考えるのをやめる?
仕事の事ばかり考えて、生きる事について、考えるのをやめる?

青年期、僕は生きる事と死ぬ事の境界線を探していた。
僕にとって生きる事は、
死にギリギリまで近づいて、
僕自身の迷いや問いに僕なりの答えを、【理由】を
見つける事だと思っていたし、
それをカッコイイとすら思っていたフシがある。
思春期の頃から、哲学者に憧れを持っていたのかもしれない。

最近の僕は、死ぬ事について、
何も悩んでいなかった。
だけど僕が死ぬ事について、
何も悩まないままに、
妻の心に寄り添うことなんて、出来るんだろうか?
本気で寄り添うということは、
妻が死にそうに悩んでいる時、
僕も同じように死にそうになるほど悩むってことじゃないんだろうか?

ということは再び、
僕はあの青年期のドロドロした葛藤の日々の中で、
僕自身が生きる事の苦しみを抱えて、
1日1日を、やっとのことで生き延びるような、
あの這いずり回るような、
地獄の苦しみの日々を繰り返すことを、
覚悟するってことなのか?

心療内科でカウンセリングを受けた。
自分にとって、とても危険な始まりであるような気がした。

眠れている日々を捨てて、
気が狂ったように考え続けて、
眠れない日々を過ごさないといけないのか?
そうしないと、僕は僕を再構築出来ないのか?

危険だ。

とても危険な事だと思う。
命の危険を感じるし、予感に近いものもある。
現在と未来の中間にある感覚を取り出そうとしている。

逆説的に考えて、
いま、ぼくは。
他者を理解しようと努めているのか。

吐き気は多分、
他者を知ろうとする時の、
自分の内側からやってくるものだ。
自分を壊して、他者を知ろうと、取り込もうとするから、
崩壊の吐き気がするんだ。

苦しみを知らない、か。
苦しみは知っているよ。

僕はただ、同じ苦しみを繰り返したくなかったんだと思う。
でも、新しい生命を得る為に、それが必要だと君が言うのなら、。
僕は再び、生きる事に苦しむ世界に立ち入ろうと思う。
それが僕等の未来に繋がっているのなら。


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人の中にある記憶が
時々人を殺そうとする。
「懐かしい」
ただその一言が、僕を絶え間なく傷つけ続ける

懐かしいという言葉は、
ただ懐かしいだけじゃない。
人を淋しい処へ連れ去る
連れ去って傷つけ続ける。

懐かしい時間の中に僕を閉じ込めて
今の現実と意識を乖離させ、
その隔たりを持って
時の流れは残酷なんだと、
時の残酷さこそが現実なんだと
僕に教え続けて、
僕を傷つけ続ける。
同じ時は二度と来ない。
止まっている時も無い。
永遠は何処にも無い。
今、この瞬間も、僕は僕を失い続ける
僕はそれが怖くなる。

懐かしい

ただそれだけで
僕は生きている事が怖い。

助けて才子。

僕を今に繋ぎ止めて。

才子のいる世界に、僕を繋ぎ止めて。

好きだよ、才子。

僕は才子の居る現実が、好きだよ。


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涙の一滴
唾液の一滴
愛液の一滴

才子の水を飲むよ
才子の、体液を呑むようにして
僕の運命がとぐろを巻いて才子の殻を包む

才子の一滴が僕の身体に染み渡るようにして
僕は才子の言葉を飲むよ
それが僕の殻を穿つ時
僕の中で形が大きく変わる

心を溶かす水を、僕に下さい

君は僕の心を大きく傷つけるけど
君自身はその方法を知らない
l
才子、君の刃は弱さだよ
君の弱さこそが、僕を一番大きく傷つける
僕は君に弱さを見せたんだ
君は理解しなかった
誤解だけを見つめている

才子、体液を交換しよう。
その循環の中で、僕等は別の人間に変わっていく
君の弱さを、半分僕が受け取るよ
僕の弱さを受け取れば、才子はきっと強くなれるよ

運命はとぐろを巻かない
巻いているのは僕のエゴか。
強欲さが、とぐろをまいて襲いかかるのか。

「おまえになんか、私の苦しみが、わかるわけないだろう!」
不思議だね。
思い上がった石坂さんと似たようなことを言うね
僕等はあの映画に閉じ込められているのかな?

鬼の形相で掴みかかって来た君にも
僕は負けはしなかったよ
ちゃんと君の暴走を止めたからね。

もっとも、僕が用意した逆鱗のスイッチを、
君が押しやすいように、セットしたんだけどね。

あの瞬間、君はトラップにかかった。
今の君は自分の境界線が見えるはずだ。
自我境界線が何処にあるのか、
見えているから怖いんだろう?

責任逃れが、もう出来なくなってしまったから。
ずっと被害者の役で、甘えてばかりいたんだね。

才子、あのトラップを踏んだ瞬間に、
君は加害者に変身したんだよ。
だから僕が怖いんだろ?

よく思い出して。
僕は予言したんだよ。
「多分、ブチ切れると思うけど」
と、前置きしてからトラップを仕掛けたんだ。

よく考えて、才子。
僕は「わかるかもしれないし、わからないかもしれない」
というスタンスなんだ。

才子の「わからない」は、白黒の方じゃないのかな?
僕のわからないは、もっとわからない、{ワカラナイ}なんだ。
迷宮入りだね。

雨が降ったらいいな。
この迷宮で、傘をさして歩けるように
才子の雨が降ったらいいな。

どこにでもいけるよ
どこにも行く気がないほど
弱さに甘んじている僕等だけど。
今日はどこに行きたいんだい?


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才子の中にある寂しい世界に
僕の記憶を無理矢理詰め込みたい。

才子の中で延々と問われ続ける下らない問題を、
僕が真っ二つに答えを出したい。

僕は、才子に会いたい。

才子に触れたい。
才子の臭いを嗅ぎたい。

才子の汚れと僕の汚れを一つにして、
同じ穢れにしたい。
同じ罪を背負いたい。

一つの命のために、
二つの世界が終わっても、
それはそれでいいんじゃないのかな。

でもまぁ、今はそんなスケールのでかいことも、
抽象的なコトも、
何も考えなくていいから、
ただ僕は、才子に会いたかった。

なんで過去形なのかって?
読んだ時と、書いた時では、時差があるからだよ。

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言葉が宙を降りて来た時
誰もが紙とペンを持っているとは限らない

訪れた言葉はシャボン玉のように消える
それを書き留めるためのキャンバスは
どこに広げたらいいのだろう
誰の許可が要るだろう
誰でもいい
見てくれた人が許可するのだから。

美しい景色が人を感動させるとき
詩的な風景は心象風景に明るい影を落とす
刻まれた風景が希望となりうるなら、
自然はもちろん、絶望の光を併せ持っている

人の心にある闇は、
何によって映し出された闇だろうか?
他者に映し出されるなら、自己は闇だ。
眩しいほど美しい人に会ったなら、
その瞬間に僕は汚れへと変わる。
エゴとはきっとそういうものだ。
そういう類の自然な発露が、【欲】と名付けられて何かへと昇華する。

君は僕を見た。
僕は君を見た。

それだけの現象から
人は大事な意味を見つけ出す
大事な風景を思い出す
大切な未来の風景
在り来たりな過去の風景
僕を輝かす風景
君を輝かす景色の煌めき

瞬くような刹那の中に
君は君の気持ちを思い出す
その想いに応えたくて
僕は心象風景を創り出す
創られた気持ち
創られた感情
偽物の気持ち
本物の景色
僕はどこに居るのか。
君の現実の中か
僕の現実の中か
君が見ている現実を僕と呼ぶ
僕が見ている現実を君と名付ける
それはとても不平等なくらい、君が含まれているだけの景色
ただ、美しいだけの景色。

僕は君の嘘なんだろうか?
君が現実の中に精一杯の切実な想いで見ているものを僕と名付けて
誤解しただけなんだろうか?
僕はそれを確かめたい。
僕は君の気持ちがホンモノかどうか確かめたい。
どうやったら確かめられるのかもわからない
だけど君に引かれる
君の体の中に
君の身体の中に
君の肉体の中に
ただ、僕というアナログな記憶を遺しておきたい
いつ死んでしまうかもわからないちっぽけな僕だから
せめて自分の最後の居場所くらいは
自分で決めておきたい

僕は君のそばにいる
僕は ただ いつも 君のそばにいる
それだけでいい
それだけが願い

君の存在を祈っている
今も、今日も、昨日も、明日も、
ただずっと
ずっとずっと。
君の存在を祈っている。


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方舟はただ 命を運ぶためだけに存在する
僕はただ、過去から未来へ命を運ぶためだけの容れ物なのか。
何がしたいのかわからない
何のために僕はここに居るのか
僕は何者であるのか
絶望する子供の時間は終わった
大人にならないと本当に生きられないのか

方舟はただ、僕の存在を乗せてゆっくりと時の上を進む
欲のない時間が、無情に流れてゆく

方舟はただ、運命に逆らって荒波を進む
始まることも終わることも拒否して
ただ、茫漠とした生命の罪を運ぶ

僕は永遠で居ることは出来ない
在り続けることも失い続けることも出来ない
ただ、君のそばを流れてゆくだけの方舟


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子供の頃
「人はなぜ生きてるの?」
「人間の生きる目的って何?」
という漠然とした問いに、真っすぐ答えてくれる大人は
僕の周りには1人も居なかった。

高校生の頃になって
偶然見たニュース番組で
「僕が何故生まれてきたのか知ってる?」
「僕はママに会うために産まれてきたんだよ」という赤ん坊の何気無い一言が
哲学的な命題の答えになっている事を知った。

思春期の頃、僕は胸の奥の方で
誰も答えてくれる大人が居ないのなら、
せめて自分くらいは
「人間の生きる目的は○○なんだよ。」
と自分の子供に教えられる大人になりたいと思った。

同時にそれは、答えを出せない大人に生きる価値が無いという
極端な解釈や思想にも繋がっている。

今日、ぼくは自分の生きる意味がなんなのか
何も応える事が出来ないいい加減な人間になってしまっている
大人らしくもなく、子供らしくもない、
ただの無価値な人になってしまっている

今はそれが少しだけ恥ずかしい。
そう思いながら、僕は就職活動の入り口に立とうとしている。
はたして僕は就職すべきなんだろうか?

背中で語るカッコいい大人を目指してるわけじゃない
ただ、子供の頃の自分に会わせても、恥ずかしくない人でありたい
周りの人なんかどうでもいいと思っているくせに
自分の形と影を見つめて気にしている

本当の自分を知りたくても今は見つめる勇気が無いのかもしれない。

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今日突然交通事故やなんかで死んでしまったとしても、後悔しない生き方ってなんだろう?

明日死んでしまうとしたら、
今日を精一杯生きる事が正解なのかもしれないけど
残り時間の少ない人生を生きている人がコノセカイにわんさかいるからといって
結局それがなんだっていうのか。

高齢者や重病患者や刹那の運命と戦う善人が居たとしても
悪人が居たとしても、
そんなの僕の命題の答になんか、なんの足しにもならないじゃないか。

大人の説教が届かない部屋を探した。
誰も居ない防音ルームで、
僕は僕の空耳だけを聞いた。
ありえない幻聴を聴いても心乱されることのない様に、
僕は世間から遠く離れた真っ暗な処で、
ただ耳鳴りのビートが刻む音楽だけを聞いた。

新しい音楽も古い音楽も要らない。
僕は僕のハートビートだけで充分なんだ。

迷う事から遠ざかる為に
僕は考える事よりも楽しい事を選んだ

辛い事から遠ざかる為に
僕は他人の痛みには耳を貸さない事にした

痛い場所から遠ざかる為に
僕はぬるま湯の選択肢ばかりを選んだ

そうして得た小さなモラトリアムだけが
僕を僕の隣に置いてもいいよ、って語りかけてるような気がした。


【気のせいだったんだろうか?】

『気のせいだったんだろうか!』

僕は結局、誰からも許されず、
何からも束縛されず、
ただ無心の木偶の坊として
此処にあるだけの土人形なんだろうか?

答えはまだ出ない。
僕の茫漠とした恐怖の悩みなんて、
コノセカイの子供達と同じくらい、
等しく価値の無いものなのだから。

僕はローランダーに憧れて今日を眠った。




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今日から僕は新しいサークル(会社?)に体験入部した。
ハサミを持っていなかったのでサークルの小物入れ(複数棚に分かれた透明なプラスチック製引出し式小物入れ)の左下から
持ち主不明の黄色いハサミを借りた。

ハサミを使用後、僕は何故か返却時にハサミをどこにしまうか考え、
元あった場所ではなく、右上の方にある場所にしまおうとした。
その様子を見ていた栗栖先輩が「それ●●先輩の○○ハサミだから右上二段目。」
僕はよく聞き取れず戸惑いながら右上一段目にしまおうとした。
「違う、その右上から●●●。」
僕はまた声をよく聞き取れず、とりあえず上から二番目にしまった。

それを見ていた先輩は突然こう切り出した。
「手帳って使ってる?」
「以前少しだけ使ってましたが、今は使ってないです。」

「どうして使うのやめたの?」
「きちんと整理して書くことが出来なくて、全体が真っ白の余白ページに左上から書き留めるばかりで、
うまく使いこなせなかったから、次第に使うのをやめてしまったんです。」

「--------って、--------------だから、手帳を使いこなせない人が多いんだよね」
これもまたよく聞き取れなかったが、
やんわりと僕が整理下手で手帳を使いこなせない人である事を注意したようだった。

僕はちょっと精神的にショックを受けて先輩にすごく怒られたと感じた。
動揺しながら僕はいつもと違うルートで木製の昇降口を降りて下履きに履き替えて帰ろうとした。
そして先輩に挨拶し忘れた事を思い出し、元居た場所に戻ろうとしたが、
そこからは元の物語に戻ることは出来ず、別の親しい後輩との新しいストーリーに分岐した。
僕が車をうまく運転出来ない話に変わり、後輩が女の子とキスをしたところで僕は夢から醒めた。

思い返してみれば亡くなった栗栖先輩は半笑いで声高にツッコミを入れるような先輩で
僕に真顔で厳しい口調で注意をするような事は一度も無かったと思う。
先輩のおちゃらけた明るさや面白さに敬意を払っていたし、僕は苦手な人でも無かった。
そして肝心な要素としては、先輩はとても整理下手で、ひたすらオタク系のマニアックな雑学知識を吸収し続ける人で
膨大な知識量を誇り、ゴミ屋敷のような散らかった広い部屋で大量のオタクグッズと資料に埋もれて暮らす変人だった。

僕は整理よりもひたすら貪欲にオタ知識を吸収するその先輩の生き方が好きだったのかもしれない。

僕は今でも整理下手のままだし、
車の運転も下手だし、
女の子とのキスもした事は無い。

夢の中に現れた複数のコンプレックスの中で
最も表層にあるものから順に書き出せば

①整理下手
②運動音痴
③性的体験不足
という事になるが、逆説的に考えてみると
現実世界での重要度は

①性的体験
②運動不足解消と身体を鍛える事
③部屋の掃除と整理整頓

ということになるのだが、①に関しては恐ろしい事に
男性との初体験と女性との初体験という選択肢が存在することになる。
それともこれは雑念だろうか?

綺麗に着飾り整理された車の中で女性とカーセックスを楽しむ事で運動不足を解消するような
[銀の弾丸]を僕は望んでいない。
判断のつかない問題と悩ましい選択肢に埋もれて、
哲学的命題を抱え 問題と一つ一つゆっくりと丹念に時間をかけて
自分を問い質していくような誇りを持った生き方がむしろ僕らしい。

そう思いながら、僕は未解決の世界で頭の迷宮と心で向き合う。
やがてこの道が、君と繋がっているのなら、それはとても幸福なことなのかもしれない。

追記した僕の日本語的弱点が誤読される日々をぼくはここでゆっくりと思い出している。

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