嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

独りよがりの存在

2003年07月24日 13時39分02秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ねぇ、どうして僕はこんなに苦しい思いをしなくちゃいけないの?
ねぇ、どうして誰も僕を見てくれないの?
ねぇ、どうして誰も僕を愛してくれないの?
ねぇ、どうして誰も僕を憎んでくれないの?
愛してくれないなら、せめて憎んでくれたっていいじゃないか。
僕を好きじゃないのなら、せめて嫌ってくれたっていいじゃないか。
でも違うんだね。
きっと君にはどうでもいいことなんだね。
僕はきっと空気と同じだね。
僕はきっと居るけど居ないんだね。
居ても居なくても変わらない、人だけど人でしかない。
そんな当たり前の事でさえ、今の僕には苦しい。

書いているこの文章の中にさえ、僕しかいない。
その事が、こんなにも僕を苦しめる。
人に会いたい。
人に触れたい。
人を確かめたい。
思っていることはいつもそればかり。
寂しい。
世界に人が居ない事はとても寂しい。
世界に僕しか居ない事が、とても寂しい。
人の光が欲しい。
他人が欲しい。
何故意識はいつも僕だけなんだろう・・・。

人を知ろうとするだけで、何故こんなにも孤独なのだろう。
君が欲しい。君を知りたい。君になりたい。
愛なんて要らない。
心なんて要らない。
今はただ、ただ、君が欲しいよ。

この苦しさを乗り越えて、人に優しくできるだろうか?
この苦しさを乗り越えて、人を感じる事が出来るだろうか?
この苦しみの向こうには、安らぎがあるだろうか?

信じても、信じなくても人は居る。
それが君を傷つけるとしても人はいる。
君が傷つけば傷つくほど、僕の心が傷つく。
きっとそんな小さな小さな積み重ねが他人の存在の証明なんだと
今は自分に言い聞かせるだけ。
今はまだ何かを掴めない。
今はまだ僕は僕でしかない。
いつかきっと僕が君の為の僕になれるといいけど、
なれなくても僕は僕だ。

今はまだ越えられない。
今はまだ超えられない。

いつになったら向こうに触れることが出来るだろう。
手を伸ばす事だけが・・・今の僕の精一杯。