過去を思い出す事に、息苦しさを感じている。
自分で自分にかけた呪いに苦しめられているだけなので自業自得なのだけれど
何かのきっかけで少しでも過去のことを思い出すと、
途端にブレーキがかかって、なかなか先に進めない。
過去にずっと拘りとプライドを持ち続けていた頃は、
過去への拘りが、妄想的な思い込みが、自分を投影して、
遙か彼方の未来に、なにがしかの明かりを灯していたようにさえ感じる。
それが失われてしまったということは、つまり、
自分の過去が恐ろしいが故に、未来に触れるのが恐ろしいという
現在の臆病さに収束されていく。
未来の予定を、現実の中で約束で埋めていく
スケジュールを埋めまくって、自分を忙しくさせることで、
僕の今はようやく存続している。
もし、誰とも約束せず、誰からも期待されず、
孤独な自己否定だけがこだますようになれば、
自分は簡単に押し潰されてしまうだろう。
新しい場所で、新しい環境で内面の秘密を語らないで居ること
本音を誰にも打ち明けないで生活できること
親友を作らない代わりに、誰とでも友達で居ること
そうしたことが、現在の曖昧な自分を、柔軟な形で支えている。
おそらくは、本当の事を誰かに話したいし、
弱さを吐露したいんだと思う。
だけど、それはきっとさらなる弱さにしか繋がらない。
きっと、自分の形がぐにゃぐにゃになって、何かに甘えてしまうだけだ。
だから今は、秘密を何も語らない。
話せるのは、ただ漠然と悩んでいる、抽象的で曖昧な日々の出来事だけ。
表面だけを掬うような、簡単に標準語に出来るような、薄っぺらい内面の日本語だけ。
甘い過去に幻想を抱きそうになるたびに、
冷静さに火を点けて、自分の形に、呪いの火が灯される。
輪郭がぐにゃぐにゃになっていって、
自分の軸がねじれそうになる。
真っ直ぐであることは困難だ。
約束を守ることも、
期待に応え続けることも。
今は君と何も話さない。
少しだけ、君のことを思い出して、悔しさをバネにする。
気が狂いそうになっても、きっと冷静な僕で居られる。
君と、話をしない限りは。
自分で自分にかけた呪いに苦しめられているだけなので自業自得なのだけれど
何かのきっかけで少しでも過去のことを思い出すと、
途端にブレーキがかかって、なかなか先に進めない。
過去にずっと拘りとプライドを持ち続けていた頃は、
過去への拘りが、妄想的な思い込みが、自分を投影して、
遙か彼方の未来に、なにがしかの明かりを灯していたようにさえ感じる。
それが失われてしまったということは、つまり、
自分の過去が恐ろしいが故に、未来に触れるのが恐ろしいという
現在の臆病さに収束されていく。
未来の予定を、現実の中で約束で埋めていく
スケジュールを埋めまくって、自分を忙しくさせることで、
僕の今はようやく存続している。
もし、誰とも約束せず、誰からも期待されず、
孤独な自己否定だけがこだますようになれば、
自分は簡単に押し潰されてしまうだろう。
新しい場所で、新しい環境で内面の秘密を語らないで居ること
本音を誰にも打ち明けないで生活できること
親友を作らない代わりに、誰とでも友達で居ること
そうしたことが、現在の曖昧な自分を、柔軟な形で支えている。
おそらくは、本当の事を誰かに話したいし、
弱さを吐露したいんだと思う。
だけど、それはきっとさらなる弱さにしか繋がらない。
きっと、自分の形がぐにゃぐにゃになって、何かに甘えてしまうだけだ。
だから今は、秘密を何も語らない。
話せるのは、ただ漠然と悩んでいる、抽象的で曖昧な日々の出来事だけ。
表面だけを掬うような、簡単に標準語に出来るような、薄っぺらい内面の日本語だけ。
甘い過去に幻想を抱きそうになるたびに、
冷静さに火を点けて、自分の形に、呪いの火が灯される。
輪郭がぐにゃぐにゃになっていって、
自分の軸がねじれそうになる。
真っ直ぐであることは困難だ。
約束を守ることも、
期待に応え続けることも。
今は君と何も話さない。
少しだけ、君のことを思い出して、悔しさをバネにする。
気が狂いそうになっても、きっと冷静な僕で居られる。
君と、話をしない限りは。