嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

継続することがつらい

2008年09月20日 21時26分15秒 | 考え事
心が空っぽで
なにもできないままに一日が過ぎた。

どうしてだろう
あと少し、何かを頑張れば、何かに届きそうな気がしていたのに。

生活は日々おそろしく順調で
誰とも問題を起こさず楽しくこなしている
世界中のすべての問題を放り投げて、
まるで人生を遺棄したネズミのように
日々、小さな問題に笑ったり楽しんだりして。

だけど実際には、
ずっとどこにも届かない空っぽの心を感じてる。

失ったものはいっぱいあった。
手に入れたものは一つも無かった。
後悔の暗雲だけが、いつも僕の心を覆っている
何を投げ出したんだろう
何を壊したんだろう
何から逃げたんだろう
何を痛がってたんだろう

投げ出したのは彼女へと続く道。
壊したのは他人からの期待。
逃げたのは自分の志から。
痛かったのは君たちすべての人の気持ち。

僕は…
僕は弱い。

何度もそう思う。
自覚するたびに、生きてる事がおそろしくなる。
つらいのは、僕だけじゃないって、
わかっているはずなのに…
きっと、なんにもわかってないんだ。
君たちひとりひとりから、痛みを受け取ることさえ怖くて。
僕はずっと、うつむいている。

誰とでも目を合わせられるのに
誰とでも話せるのに
誰の心もわからない
何も感じられないし、
何も理解したくない。

人の気持ちを知って、自分の形が変わるのが怖い。
死ぬことも生きることも、
悩みの答えを出すのも怖い。

生きてきたツケを払わされる罪におびえている
生きているだけで罪を感じる 僕は敗者。
負けっぱなしの生存者。

継続していることがつらい。
すべてを投げ出したい。
なにもしたくない。
誰にも会いたくない。
なのに、君にすがりたい。

壊れていく自分がこわい。
なんでどこにも触れられないんだろう。

ぼくは、ここで生きているはずなのに。

……。

君の、鼓動を聞きたい。
僕の胸は、心を、探している。

名前をつけわすれるくらい、考えることを忘れていた。

2008年09月19日 06時31分44秒 | 考え事
ずっと、何か出来るような気がしていた
道に迷いっぱなしで、最初に戻ることさえ、できない僕たちなのに。

明るい色通りを抜けて凱旋門の角を曲がって
贅沢でしみったれた生活する街を横目に眺めて通り過ぎるのが僕の役目だった。

いま、演技することを辞めれば、おそらく僕はおろされるんだろう
きっと偶然の事故かなにかで、すっかり誰からも忘れられてしまうんだろう
それだけは怖かった。

力ない両手が 動くこと「だけ」を確認する
きっとなにかできると、なんども自己暗示にかけて暗い足取りで歩き出す。
贅沢でがらんどうの街を通り過ぎる
僕のために用意された街は無いけれど、僕に気付かないでいてくれる街くらいならある。
何も煩わしいことなどない。ただ誰も知らないだけだ。
誰もが誰もを知らなくて、そしらぬ顔で通り過ぎるだけが街の役目なのだ。

役目を、果たさなければならない。

このみじかい時間に、できるだけ何かを考えて、
できるだけ、誰かをサポートせねばならない。
一滴の自ら生まれる振動も、遠くから見つけることで波紋と呼ばれる
自らが、水であってはいけないのだ。

歩き続けよう。
「あと少し」「あと少し」と いつも自分を励まして。
無くならないものなどないとわかりきっているはずなのに
どこかで自分がなくなることを期待している僕がいる

遠くの風景を眺めて、まるで地元の人のように、近くで笑った。
君たちはいつも遠いけれど
君のことを「動くモノ」として目で追ってしまう。
やつれた未来だけを頼りに、流転を思い出そうとしても、僕らにまだ声は聞こえない。

いつまでこの世界をしょいこんでいるんだろう
せかいなんて、最初からありはしない場所のことだったのに。

プライドを亡くしてもなお、肉体が燃える炎の中で。

2008年09月01日 00時32分24秒 | 考え事
窮屈な観念に閉じ込められて、親の価値観から出る事も、日本の価値観から抜け出す事も、
何もできなかった僕を外から誘い出してくれたのはアッシュだったけれど、
僕は彼の期待に応える事はできなかったし、
そもそもが彼の期待に応えようなんて思いや考えは無かった。
何を期待されているのか、察する事さえ無かったし
そんな事はどうでもいいことだった。

ただ、僕は家族からも友達からも隔絶された外の国で
毎日うろうろ歩き回ってただ、その街の景色や、道路や、店や映画館や
港から見えるフェリーや島の形を見ながら、
明日を選ぶことのできない自分の形を見つめていた。

あのときから、何が変わったのだろうか
僕は自分を変えることもできなかったし
新しい未来を選ぶこともできなかった。
漠然と移りゆく未来の中で
どうしようもない無力さの中で
ただお金と街の無関心だけが僕を守った。

誰も僕に干渉してこなかった事で
僕はいかに自分が無力で何もできない人間なのかを知った。

人に支えられて生きている事は知っている
だけど、ただ知っているだけだった。
僕は誰かを支えようと思うだろうか。
今は、ほとんど思っていない。
期待される事からは、逃げている自分を見つめている。

明日を作る事も、
未来を選ぶ事も諦めたなら、
もう僕に若さや生命力は無いんだろう。
だけど、自ら死を選ぶ力強ささえも無くしたなら、
一体僕は、誰を殺せる?誰を愛せる?

見えない今につつまれて、
100%の理想を夢見るような子供の時代は終わった。
だけど、それでもなお、
僕は現実を見ていない。
僕以外の人に見える景色を知らない。
僕以外の人の心に移りゆく真実も知らない。

君から伝わってくる気持ちさえ、
まるでまやかしかなにかのように、
陽炎のようにゆらいでいく風景の一部になる。

僕の明日はどこから来るのだろう。
食べた口から来る内部の真実だろうか。
それとも、外から吐き出された、
世界の裏側の排泄物に過ぎないんだろうか。

宇宙の主観と客観が入れ替わるとき、
ゆっくりと訪れる現実が【死】と呼ばれる観念なら、
僕はいったい、日々何に食われているのだろう。
この世界から、いつも失われ続ける嘆きの声はなんだろう.

僕の使命を果たさねばならない。
誰からも命じられる事の無い、
神を殺す力を作り出さねばならない。
全ての聖書を灰にするような、真実の力だけが、
僕の命の価値になる。