嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 

虚無  


最近ふと突然、心が虚無に覆われる事がある
心の闇が濃くなっていく感じがする
この先ずっと平凡で穏やかな生活が
ずーっと永遠に続くような気がしてしまう
自分が居ても居なくても世の中は平然と動いていって
僕の存在は誰からも忘れられていく
そして自分自身が「もう、どうでもいいや」
と心の底から感じたとき、
俺の存在は消えていってしまうのではないだろうか?
そんな不安で心がいっぱいになる
そんな時、ものすごい孤独感に襲われる。

世の中に必要な人間なんて居るんだろうか?
世の中に必要無い人間なんて居るんだろうか?
俺が死んで困る人間って誰なんだろう?
俺が生きていて困る人間って誰なんだろう?
俺の事を想ってくれる人はどこに居るんだろう?
俺が大切に想ってる人は誰なんだろう?
俺が一番大事にしてる事ってなんだろう?
俺の命って・・・大事なのかな?
人の命って大事なのかな?

こんな事を思うのはイケナイ事らしい。
自分の命を大事にするって事は
自分が生きていく上での
最低限の知恵みたいなものだから。
けれど偉人達は残酷に言った。
「人が生きる目的は無い」
けれどヒューマニストは言った。
「人々が幸せになる為に生きる」
けれど俺は言ってやりたい。
「生物は偶然の発生だから、命に価値なんて無い」

俺はビルの上から人が飛び降りるように、
神が地上を見下ろすように、
世界中の人々を愚民達だと見下しながら、
虚無に吸い込まれるように
有る世界から無い世界に旅立ちたいと願う。

―――心から願う―――

それはどんなに人と触れ合っていても、
友達と一緒にいても、
彼女と身体を重ねても、
誰も俺の魂を揺さぶらないから。

―――涙が欲しい―――

機械のような冷酷な心で、
電源を落とすように、
1を0にするに、
俺は、この不完全な世界が無くなってしまうことを望んでいる。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




この世界は腐っている。

俺の目指すべき世界-完全世界
世の中のあらゆる事に存在理由があり
あらゆる出来事が最適化されていて
全ての物事を説明できる素晴らしい世界

そんな世界がもしあるなら
俺は生きることができないだろう
俺は完全では無いから
俺の肉体は不完全だし
俺の頭脳は不完全だし
俺の心は不完全だし
けれど俺は世界が完全であることを願っている

俺にできる事が一つあるなら
”自殺すること”

俺にできる事が二つあるなら
”完全世界を作ること”
”自殺すること”

俺にできる事が三つあるなら
”完全世界を作ること”
”自分を完全にすること”
”永遠に生きること”

なんて呪われた生だろう。

人は何故生きる事ができるのか?
それは自分を肯定できるからだ
自分が肯定できなくなったら
やがて静かなる眠りが訪れるだろう

静かなる凡人どもよ
耳をすませろ
内なる声を聞け
考えろ
いつも俺が囁いてやる
「このままでいいのか?」
「本当にいいのか?」

罪人は罪を背負いながらも何故生きるのか?
それは罪人だから
罪を背負って生きるからこそ罪人
罪を償う必要は無い
背負って生きるがいい
それができないなら死んでしまえ

凡人どもよ
自分を超えろ
それこそが生きること

一つだけ教えてやる
「お前の欲しい世界は絶対に手に入らない」
それは・・・俺が耳元で囁くから。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


時計  


今日は10年ぶりに鏡を見た。
目が・・・死んでいた。
10年前はあんなにも光っていたのに
今はもう輝きがわずか。
この光が無くなる前に、
今の気持ちを書き残しておこうと思った。
今更になって日記を付ける大切さが解ったような気がする。

今日、また一つ真実が見えてきた。
未来予測が成り立たない理由が解ってきた。
時計の針が正しく1秒を刻むのは何故か。
時間が流れていると思い込んでいるから。
物理法則が正しいから。
科学を信じているから。
みんなが時計を信じているから。
なぁ、そろそろ気付いてもいいんじゃないか?
お前がいつも見ているその時計、
いつも嘘の時間しか刺して無いぞ?
正しい時計なんて世の中には無いぜ?
どうしても時計が欲しいなら
それは心の中に持った方がいい。
今日知ったことを昨日にする。
今考えた事をさっき考えたことにする。
けれどそんなことをして、
今まで本当に欲しかったものが手に入った事なんて一度だってあったか?
本当に欲しかったあの光は、いつも遠いところで輝いていた。
近くに来た事もあったけど、俺の手をかすめて逃げていった。
時の流れが本当にあるのなら、
何故誰も真実の未来が見えないんだ?
時が予定通りに流れているなら
予定通りの未来が来たっていいじゃないか。
正確な時計が正確な時刻を刻んでいるなら
もっと正確な明日が来ないとおかしいじゃないか。

昨日買った殺虫剤で
今日蚊を殺す。
明日になったら生き返るかな?

100年前に作った殺虫剤で
今日の蚊を殺す
100年後にも効くだろうか?

こんな小さな出来事さえも未来の予測が不可能なのに
何故みんな時計を見てるんだ?
10年前の時計が刻んだ1秒はもっと長かった。
今の時計が刻む1秒は短い。
10年後の1秒はもっと短いだろう、きっときっと。

天気予報のお姉さんが今日は晴れだと言ってくれた。
俺の心は晴れてないぞ。
嘘吐きめ・・・
明日は脅して雪を降らせようかな。
きっとみんな雪の方がいいよね。
雪は白いから。
真っ白な世界を作って
そこからやり直してみよう。
時計を壊してやり直してみよう。
今度はあの光が手に入るかもしれない。

リンゴを落としてみた。
確かに地球が食ってしまった。
また林檎を落としてみた。
確かに地球が食ってしまった。
またまた林檎を落としてみた。
確かに地球が食ってしまった。
またまたまた林檎を落としてみた。
確かに地球が食ってしまった。

正しさってのはこうやって手に入れるんだろう。
ニュートンから無理矢理聞き出してもしょうがないさ。

未来を作るのは科学じゃない。
俺が作る。
明日を決めるのは科学じゃない。
俺が決める。
過去を生み出すのは科学じゃない。
俺がつむいだ記憶こそが過去

歴史を信じてはいけない。
経験を信じよう。
情報を信じてはいけない。
本質を見抜く目を育てよう。
真実はいつも俺の中で光っているから。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )