嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



だいぶ前から録画してあった「ニッポンのジレンマ」を見た。
正月くらいから時々突発的に特集されて放送される番組なので
きちんと全部見れているかどうかはわからないが、
結構若者の論点や思想、個別の思考と着眼点が面白い討論番組だ。
珍しいのは1975年以降生まれを集めてみたり、
1985年以降に生まれた人を集めて討論させたり、
意図的に偏りを作り出して、新しい未来を占おうとしているところ。

で、「僕らの国際関係論」というテーマで討論が行われてるのを聞いてるうちに
ふとしたことを思いついた。

過去にロシア(当時はソ連)と北方領土で揉めていた時に、
「日本は経済大国だから、お金で北方領土を買い取ったらいい」という意見や発想があった。

そしてアメリカは軍事大国だから、よその国と揉めた時には、
軍事力で決着をつけて奪い取ったりしている。

そこで僕が思ったのは、
日本はモノ作りによる経済大国から、
サブカルチャーの国に軸足をシフトしているのだとしたら、
竹島問題や尖閣諸島の問題、北朝鮮問題にしたって、
文化的な観点から、決着をつけたらいいんじゃないだろうか?
ということ。

つまり、考古学者や歴史学者、社会学者や憲法学者、新聞記者など、
様々な観点から「なんでも鑑定団」でやっているように
尖閣諸島が誰のモノか、文化的に落としどころを見つけ出して
それで問題に決着をつけたらいいんじゃないのか?
実際、池上彰は領土問題における番組解説の中で、
彼得意の新聞の切り抜きや、古い地図を持ち出して解説していた。

もし、日本がアメリカの51番目の州だということなら、
軍事力でドンパチやって核兵器でもなんでも持ってきて
力で決着をつけたらいい。
だけど、今の日本はそのような国のあり方はしていない。
だったら、21世紀の日本らしいやり方で問題に答えを出すべきだろう。

マスメディアが画一的に情報を支配して、
情報戦を繰り広げて国民の意識を乗っ取るような時代は終わった。
新しいメディアの中で、新しい意識で、自然発生的にやんわり答えが出ればいい。
「尖閣諸島は、ただの岩石でした。」
「海底資源は、じつはほとんどありませんでした。」
という結論が出たっていい。

だって本当は、最初から興味なんか、無かったのだから。


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