嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

種明かしをするよ。

2004年08月06日 14時43分02秒 | 
落ち着かない。
今日も落ち着かない。

僕はいつも愛情に飢えている。

僕は無条件に愛される事に飢えています。

それが母親の愛情不足だったのかどうかは
今となってはよくわかりません。

現状で両親と一緒に暮らしていますが
両親は僕をやっかいな存在だと思っているようです。
しかし同時に殺すほど冷酷非道にはなれないでいる
そこでパラサイトシングルをやってる僕が居るわけです。

実家を離れて暮らしていると
わりと淡々と日常が穏やかに過ぎていくのですが
それはそれで社会にうまく馴染めない自分が意識され
「明日なき俺は狼となって」の狼と似たような状態に陥ってしまうのです。

以前僕は大学を二年で辞めた後で
そのまま一人暮らしを続けて居ましたが
家賃を1年滞納して無駄な日々を過ごしただけでした。
友達と遊びつつ、なんとかギリギリ食い繋ぐだけの生活ですが
ストレスは貯まらなかった。
毎日馬鹿な事をやって暮らした。
快適な暮らしではあったけれど
自分を問い続けるものは無くならなかった。

様々な人が大学を卒業して独立していき
バラバラに散っていった。
それと同時に僕の周りからは友達は一人ずつ減っていった。

みんな大人になっていったんです。
僕は大人になる事は出来なかった。
これが一つのコンプレックスです。

また、大人になるとはどういう事か
それは僕の中では「自分の子供を産んで育てる事」
だと思っています。

僕は女を求めるようになりました。
けれど自分以外を好きになる事はなかなか出来なかった。
いつでも僕は自分が一番大事だった。

親に滞納した家賃を払ってもらい、
僕は実家に戻りました。
そのまま僕は引きこもりになって
どんどん駄目になっていった。
自分を問い続ける毎日と無駄に戦った。
疲弊しただけで何も得られなかった。

僕は死のうとは思いませんでした。
僕は僕が好きだったし
今は駄目でも、きっといつか誰かのために
何か一つくらいは役に立つ事が出来るだろうと思っていたのです。

僕が引きこもってる間に日々感じていた事は
友達とライフサイクルを共有できない寂しさでした。
友達は仕事をしながら生活しているから
僕は同じ苦労を共有する事もできなかったし
平日街をフラフラしても余計に寂しさが募るばかりでした。
僕は僕だけの時間を僕の部屋の中で
まるで冬眠するように過ごしました。

去年の夏、じつに10年ぶりくらいに好きな女性ができました。
もし、彼女が僕を肯定してくれるなら
僕は大人になれるのではないかと期待しました。
自分が大人になれそうな気がしました。

だけど僕は自己主張ばかりして
相手に合わせようとはしませんでした。
相手の好みの男性に化ける努力なんか絶対したくなかった。

僕と彼女はお互いに依存し合うだけの電話友達になってしまいました。
彼女もまた、自分を認めてくれる人を欲しがっていたから。
僕は彼女に一番近い位置に立てたと思うけど
男としての魅力を引き立てる事は出来なかったし
また、彼女も僕を男らしくしようとはしなかった。
彼女はただ、自分を熱心に見てくれる人が側に居れば
いつも相談にのってくれる人が側にいればそれで良かったんです。
だから僕と彼女はお互いに見せかけの信頼で
中途半端な距離を探り合うような仲になってしまった。
僕は彼女が僕を友達として好きでいてくれても
異性としては好きになってくれない事に耐えられませんでした。

僕は大人になる事は諦めました。
だけど死ぬ事はできなかった。
僕は彼女を諦めたけど
女性を諦める事はできなかった。

僕は多分、逃避的に夢を追う生き方を選んでいます。
それが今のBLOGと密接に関係している。

僕のBLOGは僕の夢の投影なんです。
起きたまま、言葉の中で夢を見ている。
たぶん、それが誰かを呼び寄せる。
それが誰かを惹き付ける。

僕は現実が見えていないのではなく
現実と戦う事を諦めてるんです。

それが死にたがりの理由です。

僕は夢と現実を交換したい。
僕の魔法で。僕の言葉で。

それがきっと僕の多面性の理由
僕の被っているマスク
僕の吐いている嘘

今日はそんな風に感じました。