嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



ずっと考えていたけど

やっとわかったよ。
僕は才子の事が好きだよ。
だから、あの時とても辛かったし、
とても苦しかった。
僕以外のものを、選んでいる君を
受け容れる事が出来なかった。
結局僕の、つまらない嫉妬心だったんだね。

始まりの時間について、
考えていた。

初めてのセックスが
レイプだったのか、
才子の本気だったのか。

僕はあの時、君を信じたんだよ。
だから君のことを許したんだ。
例え君の魂が、強欲に汚れていても
快楽にまみれていても、
君が本気で僕を求めてくれるなら、
僕は才子と一つになれると思ったんだ。

ベットの脇にうなだれて、
「死にたい…。」と言ってうなだれた君に
「僕は嬉しかったんだよ」と伝えたら、
キミはものすごく驚いた顔をして
「だって今のはレイプだよ?どうして?」
と聞いたね。

君が本気で僕を求めてくれるなら
僕はいつだって君を助けに行くよ

君の想いが本物であるならば、
たとえ君に蹂躙されたとしても、
僕は操を捧げる事も
僕が壊される事も
何も苦しくは無いと思ったんだ。
君と一つになれる事そのものだと思ったんだよ。

僕は未来が欲しかった。
人生に絶望している僕に、
キミは罪の灯りをともした。
僕は若い頃、生きている罪が苦しかったんだ

才子が居たからこそ、
僕は止まっている時間が動き出すことが
楽しかったんだ。

才子、君の罪を責めて悪かった。
その罪は僕と2人で分け合おうよ。
僕はキミとふたりでいる時だけが
このセカイにいることがつらくないと思える
どんなに苦しい事も、
ふたりで分け合って、
罪を味わっていこうよ。

絢斗以外の存在に対してならば、
僕はたとえ君が人を殺したとしても、
それをいつかは赦すよ。

たとえ君が生きる事の罪に怯えても、
セカイのルールが君を縛っても、
僕だけは、君の罪を赦すよ。
キミと生きていたいんだ。

絢斗を産んでくれてありがとう。
絢斗を愛してくれてありがとう。
僕に、何が愛なのか教えてくれてありがとう

そばに居たい。
もう一度抱きしめたい。
絢斗を挟んで、3人で家族を感じたい。

それが、僕の結論だよ。

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子供の頃
「人はなぜ生きてるの?」
「人間の生きる目的って何?」
という漠然とした問いに、真っすぐ答えてくれる大人は
僕の周りには1人も居なかった。

高校生の頃になって
偶然見たニュース番組で
「僕が何故生まれてきたのか知ってる?」
「僕はママに会うために産まれてきたんだよ」という赤ん坊の何気無い一言が
哲学的な命題の答えになっている事を知った。

思春期の頃、僕は胸の奥の方で
誰も答えてくれる大人が居ないのなら、
せめて自分くらいは
「人間の生きる目的は○○なんだよ。」
と自分の子供に教えられる大人になりたいと思った。

同時にそれは、答えを出せない大人に生きる価値が無いという
極端な解釈や思想にも繋がっている。

今日、ぼくは自分の生きる意味がなんなのか
何も応える事が出来ないいい加減な人間になってしまっている
大人らしくもなく、子供らしくもない、
ただの無価値な人になってしまっている

今はそれが少しだけ恥ずかしい。
そう思いながら、僕は就職活動の入り口に立とうとしている。
はたして僕は就職すべきなんだろうか?

背中で語るカッコいい大人を目指してるわけじゃない
ただ、子供の頃の自分に会わせても、恥ずかしくない人でありたい
周りの人なんかどうでもいいと思っているくせに
自分の形と影を見つめて気にしている

本当の自分を知りたくても今は見つめる勇気が無いのかもしれない。

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今日から僕は新しいサークル(会社?)に体験入部した。
ハサミを持っていなかったのでサークルの小物入れ(複数棚に分かれた透明なプラスチック製引出し式小物入れ)の左下から
持ち主不明の黄色いハサミを借りた。

ハサミを使用後、僕は何故か返却時にハサミをどこにしまうか考え、
元あった場所ではなく、右上の方にある場所にしまおうとした。
その様子を見ていた栗栖先輩が「それ●●先輩の○○ハサミだから右上二段目。」
僕はよく聞き取れず戸惑いながら右上一段目にしまおうとした。
「違う、その右上から●●●。」
僕はまた声をよく聞き取れず、とりあえず上から二番目にしまった。

それを見ていた先輩は突然こう切り出した。
「手帳って使ってる?」
「以前少しだけ使ってましたが、今は使ってないです。」

「どうして使うのやめたの?」
「きちんと整理して書くことが出来なくて、全体が真っ白の余白ページに左上から書き留めるばかりで、
うまく使いこなせなかったから、次第に使うのをやめてしまったんです。」

「--------って、--------------だから、手帳を使いこなせない人が多いんだよね」
これもまたよく聞き取れなかったが、
やんわりと僕が整理下手で手帳を使いこなせない人である事を注意したようだった。

僕はちょっと精神的にショックを受けて先輩にすごく怒られたと感じた。
動揺しながら僕はいつもと違うルートで木製の昇降口を降りて下履きに履き替えて帰ろうとした。
そして先輩に挨拶し忘れた事を思い出し、元居た場所に戻ろうとしたが、
そこからは元の物語に戻ることは出来ず、別の親しい後輩との新しいストーリーに分岐した。
僕が車をうまく運転出来ない話に変わり、後輩が女の子とキスをしたところで僕は夢から醒めた。

思い返してみれば亡くなった栗栖先輩は半笑いで声高にツッコミを入れるような先輩で
僕に真顔で厳しい口調で注意をするような事は一度も無かったと思う。
先輩のおちゃらけた明るさや面白さに敬意を払っていたし、僕は苦手な人でも無かった。
そして肝心な要素としては、先輩はとても整理下手で、ひたすらオタク系のマニアックな雑学知識を吸収し続ける人で
膨大な知識量を誇り、ゴミ屋敷のような散らかった広い部屋で大量のオタクグッズと資料に埋もれて暮らす変人だった。

僕は整理よりもひたすら貪欲にオタ知識を吸収するその先輩の生き方が好きだったのかもしれない。

僕は今でも整理下手のままだし、
車の運転も下手だし、
女の子とのキスもした事は無い。

夢の中に現れた複数のコンプレックスの中で
最も表層にあるものから順に書き出せば

①整理下手
②運動音痴
③性的体験不足
という事になるが、逆説的に考えてみると
現実世界での重要度は

①性的体験
②運動不足解消と身体を鍛える事
③部屋の掃除と整理整頓

ということになるのだが、①に関しては恐ろしい事に
男性との初体験と女性との初体験という選択肢が存在することになる。
それともこれは雑念だろうか?

綺麗に着飾り整理された車の中で女性とカーセックスを楽しむ事で運動不足を解消するような
[銀の弾丸]を僕は望んでいない。
判断のつかない問題と悩ましい選択肢に埋もれて、
哲学的命題を抱え 問題と一つ一つゆっくりと丹念に時間をかけて
自分を問い質していくような誇りを持った生き方がむしろ僕らしい。

そう思いながら、僕は未解決の世界で頭の迷宮と心で向き合う。
やがてこの道が、君と繋がっているのなら、それはとても幸福なことなのかもしれない。

追記した僕の日本語的弱点が誤読される日々をぼくはここでゆっくりと思い出している。

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最近、一人で閉じ籠もって考える
ここ最近関わってきた人や
ここ数年浴びせられた言葉や
自分に影響を与えた人たちの言葉を反芻して考える

もう何年も社会に出て働いたような気がするが
まるっきり成長していないような気がする
なのにそれでいて
自分が毎日汚され続けていると感じている

昔と比べて、特別自分が金に汚くなったとは思わない
僕は小さい頃から人を信用せず、
お金を大事にする人間だった

冷めた感情で世の中を斜めに見る人間だった
穿った見方をする事も
人の意見を一切受け入れない事も
肩に置かれた親切で邪魔な手を振り払うことも
何も恥ずかしいと思わなかった

もうずいぶんと大人になるにふさわしいだけの時が経ったはずなのに
未だに僕は大人になれていない
僕は時々その事を思って 嬉しいとすら感じる
恥ずかしいとはまだ思わない

だけどそれでも。
僕は毎日汚され続けていると感じる
頭の中に余計な声が響く事が多くなった
僕と関わった人の声が頭から離れなくて
考え事を追い払うのに苦労する事も増えた

誰の考えも聞き入れたくない
何の考えも聞きたくない
頷きたくない
ただ僕はNOだけをここに提示したい。

誰にも指図されたくない
誰からも意見されたくない
どんな意見も僕に影響を与え、僕の身体を勝手に動かす。
人に従うのが嫌だ
人に触られるのが嫌だ
人の話を聞くのが嫌だ
誰かの命令で社会を悪くするのが嫌だ
会社の利益の為に人を犠牲にするのが嫌だ
目の前の小さい出来事を一案件として処理する冷たい自分が嫌だ
助けを求められても救えないルールを受け入れるのが嫌だ
大人のルールに無理矢理金で首を縦に振らされるのが嫌だ
もう嫌だ
思い出すのも嫌だ
僕を好きになられるのが嫌だ

ただ1つ、良かったことは、僕は一ミリも会社から必要とされなかった事だと思う。
そのことは、僕にとってとても良かった。
僕は安心して会社を去ることが出来る。

「やまなくんに必要なのは 受け入れる という姿勢です」
ものすごく嫌なことを言われた
まるで人権侵害のようにさえ感じる
ガムを噛み続けて、丸ごと呑み込むような日々だった
僕が何を食べて、何を咀嚼して、何を飲み込むかくらい
俺に決めさせてくれ。
俺の思想を汚さないでくれ。
頼むから、俺にルールを説明しないでくれ
俺の脳の血流は、あんたらの言葉で、勝手に流れが変わってしまうほど
もろくて弱いシステムで動いているんだ

だから俺は、アンタたちを殺してでも
俺の尊厳を守りたいと思うよ。
それくらい、俺はアンタらに汚されて生きていると思うよ。

だめなんだろうか?
俺が、俺の言葉だけで、俺にだけわかることばで、
ひとりごとのようにもんもんと悩みながら生きる日々は、
そんなにも、社会から認められないことなんだろうか?
俺は、自閉症になることさえ、認められないほど
[ふつう」の檻の中に閉じ込められて【社会】という牢獄で生きていかないといけないのか?
どうして俺の意識は
あんたらの中に閉じ込められようとするんだ?
俺は、せめて想像の世界くらいは、
あんたたちの手が届かないほど、心の奥で、
誰も望まないほど心の奥で、俺の存在を望んでおきたいと思うよ。
たぶん、汚されないほど奥にある、あんたたちに理解できない俺の中心が
俺にも理解できない俺の心が
いずれ、あんたたちの存在を噛み砕くと思うよ。
だから俺はエゴを守るよ。
まるで心の隣にあるような、
俺の心を氷で包むような、
優しくて厳しいエゴで
俺の心を透明に洗うよ。

読んでくれてありがとう。
でも、俺の言葉を、君は決して
日本語で考えないでくれ。
俺は本当は、こんな当たり前の言葉で
自分を表現したくなかったんだ。

ひとり、夢の中で、誰にも話せないような
妄想だけを
アルツハイマーのように願うよ。

俺の存在を 俺だけが認めるような
こんこんと湧く涙のような泉で
社会で生まれたことを呪いながら
宇宙の果てを見つめる中心が
新しい未来を創るよ

人と関わり過ぎた事を後悔している
それでもいつか、生まれてきて良かったと思えるような日が
俺にも来るのかもしれない
外側にあるすべての虚像が内側に欲しい
真実なんて生ぬるい嘘はもうたくさんだよ。
一点だけが広がり続けるような宇宙は
やがて僕の中で嘘になるよ

新しい光が欲しい
暗闇を切り裂くような光じゃなくて
すべてを灰色に塗りつぶすような光が欲しいよ

誰にも理解されなくて良かった
ただ、僕だけが僕を願えばそれで良かった。

もう一度、俺の孤独を取り戻すために
俺は生きているような気がする
それとも、他者の存在の痛みを感じる一瞬の現実だけが、反転した人生なのだろうか?

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最近、風邪をひいて初めての突発休を使ってしまった。
有給休暇とは違うので、使ってしまった、と表現するのは変かもしれないけど。

人と会うために一か月前から申請していた計画休暇で休んだ事は過去に二日あったけれど
自分の体調管理が至らなくて突然休んでしまったのは今回が初めてだ。

それでも、休みを使ったのは一日だけで済んだし
飲み会の時に風邪でゴホゴホやっていた人は今も長引いているので
風邪の引き始めに風邪薬(漢方薬)を飲んで
一日中家で静かに寝ていた判断は正解だった。

相変わらず仕事では失敗を繰り返している。
以前に注意された事を何度も指摘され、
そのたびに、俺は忘れっぽくなってしまったなぁ、と思う。
老化には勝てないが
もう少し記憶力を保持する事は努力次第で出来るだろう。

だいたいからして
僕は印象深い事以外を忘れすぎる。
あまり反省していないと思われているようだが
そもそも、自分で気付いた事以外は
ほとんどすり抜けていってしまっているような気がする。
「自分で直そうとしないと直らないよ」
とよく言われるが僕は仕事の改善を望んでいるのであって
別に若返りたいわけでもなければ別人になりたいわけでもない。
ただとにかく上司から指摘される様々な問題点がありすぎて多すぎて
正直覚えきれない。

それでも。
一つずつ、少しずつ直していくしかないんだろう。
「お客様の方を向いていない」
「無責任だ」
「一辺倒に考えすぎだ」
「難しく考え過ぎなんだ」
というのはよく言われる
僕は僕自身で自分の欠点に気付けていないようだ。
根本的になんの話をしているのか、
一時間ほど説教くらっても、
時には数時間とくとくと教育的指導を受けても
結局要点はなんだったのか、さっぱりわからないことが度々ある。
相手と同じ感覚を持つことが出来ない事はたびたびある。
その違いは、経験によってしか埋まらない気がするときもある。
異なる経験を、僕自身の想像力によって補う事が出来ていない。
相手への思い遣りがない事が原因だと言われるけれど
別にお客さんのことを考えていないわけではない。
「お客さんの言う事を真に受けて信じ過ぎ」という怒られ方をすることもある。
結局のところ、判断力のマズさを後になって振り返って説教受けているので
理由はあっちだったりこっちだったり、一つの原則に安定したりはしない。

要するに、正しさの無いところで、判断力や匙加減のマズさを怒られているのだから
そんなものに正論で向き合ったって仕方ないんじゃないか?
という感じがしてくる。
大事なことは1と0の間にある、というのがBUMPの歌詞に出てきた気がするが
(>知らなきゃいけない事は どうやら1と0の間)
僕は白黒思想がヒドイらしいので
その指摘があっているかどうかはわからないが
もっとグレーの部分での相手の感情に沿った適切な判断力を養わなければならないんだろう。

それにしても人から言われたことを素直に受け入れられないという欠点の指摘は
一朝一夕で直らないからやっかいだ。
「そもそも直す気があるのか?」
というのを何度も怒られるが
僕が別人のように変身することを望んでいるわけではない。
どちらかといえば仕事上では+αの足し算を続ける事で改善していきたいと思っている。

もっとも、そのプラスαのやり方でさえも、
きっちりと失敗を記憶して次回の改善に繋げられていないのだけれど。
付箋紙をモニタ画面の隅に何枚も貼っているが
そもそも視界に入って気付くのは最初のうちだけで
毎日の慣れた視界になってくると、付箋紙の効力も薄れてしまうという酷さだ。
仕事上で大きな嘘を吐くことは要求されていないが、
たまに小さな嘘を吐くことが要求されるので
そういった会社のやり方がこのまま悪化していかないか
少しだけ心配になることもある。
本音と建前の二枚舌を使うように激しく上司から要求されるようになってしまったら、
きっと僕にはこの仕事は続けられないだろうと思う。

今のところ、僕に大きな課題としてのしかかっているのは
「お客様相手に対しての思い遣り、
 周りのみんながハッピーになるように、
 出来るだけ周りの負担を減らすように、
 もっと自分で考えて他人の気持ちに気付ける人間に成長して下さい!」
ということなので、すぐに反論してしまう癖や
「でも○○… 「だって●●…
という感じに出来ない事の言い訳をして自己保身に走ってしまう癖をやめるようにというのが
当面の目標である。

正直言って難しい。
頭でっかちな空論で生きてきた人間に
感情的な気持ちの汲み取りや思い遣りの話を何度もされるのは
正直キツイ。
はっきり言えば説教の最中でさえも
ぐるぐる頭のなかを言葉が巡って
無意識に反論を開始してしまうためだ。
「考えるな、感じろ!」みたいな話は
そもそも僕にあまり適合しないので
結局上司がわかりやすく噛み砕いて
僕にわかるように欠点を具体的に要点を抑えて説明することになるわけだけれど
その説明が、何回聞いてもほとんど意味がわからない事がある。
一人前のオペレータになる道はまだまだ遠い。
特に諦めてるわけではないが
たまにこっぴどく叱られると仕事場に向かう気持ちが沈んで後ろ向きになることもある。
それでも多分、この地域では僕はずいぶんと恵まれた職場にいるので
当面は課題の克服に向けて頑張らないといけない。

サボってきた人生の宿題を一気に片付けないといけないようなものだろう。
そんな予感は、以前からずっとしていたのだから、まぁ仕方ない。
割り切れるような性格ではないけれど
割り切って頑張るしかないんだ。
そう言いながらも、ずっと余りを計算し続けるような僕がいる(笑)


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今日から再び日記を書くことにした
動機についてうまく書き表す事が出来ないのだけれど
仕事場の上司から日々の仕事についての失敗や至らない点を
改善するための具体的な行動や工夫を求められたのがきっかけだ。

潜在的な理由を探せば
日々流されていくだけの自分の生活の中で
何も生産的な事を生み出していない自分
消えていくような錯覚を
少しでも紛らわしたかったのかもしれない。

一つ目の目的は文章を書き起こすことで
もう一人の客観的な自分を呼び起こす事が出来るかもしれないと考えたから。

二つ目の目的は
以前からこのblogを読み続けてくれている読者が
一人くらいはまだ残っているかもしれないから
その読者に向けての、生存証明や
近況報告がしたかったのかもしれない。

最近の僕を知らない人のために書いておくと
今の私は某エヌ社のオペレーターとして
接客の仕事をしています。

数年前の僕しか知らない人が働いている僕の姿を見たら
何か少しくらいは、驚いてくれるかもしれない。

僕は自分を見失っていると同時に
新しい自分を構築している
家に引き篭もって何もしないで悶々と悩んだ日々も
人とぶつかってばかりで自分の気持ちの持って行き場も
感情のコントロールも出来ない自分を
亡くしてしまった事を思い出すと
なんだか泣きそうな気持ちになるけれど
それほどまでに、僕は自分の事が好きで好きでたまらなかったのだろうかと思うと
なんだか嘆きと悲しみと後悔と不甲斐なさと哀悼のような
とても形容しがたい複雑な感情が湧き出てくる

それは多分、僕が僕自身を殺してしまったこと
僕が人生を諦めてしまったこと
僕が何もかもをどうでもいいと思いながらも
ただ生きている方の世界の方にしがみついてしまったことの
大人になりそうな自分を見ている後悔の先取りなんだと思う。

大人になったとは到底思えない
でももう、子供でも居られない
一人で生きることに慣れ始めている
誰もいない孤独の中に孤独を感じる時間さえも減ってきた
誰かと話さなくても平気な自分がいる
友達が一人も居なくても苦しくない
恋をしていなくても何も辛くない
家族がいなくても寂しくもない
ただ僕はもう、僕自身を大切にすることも、世界と戦うことも、心の本質と向き合うことも
何もかも、もう忘れてしまった。
半分くらいは、自分の人生や時間がどうでもいいと思っている。
それでも自暴自棄にはならない。
誰も恨んだりはしない。
一人暮らしはそれなりに楽しい。

僕は今、北海道の隅っこで
寒さを楽しみながら、平穏無事な生活が続くことを願っている
少しずつ貯金しながら、
無為な毎日を過ごしている。

それでも。
人から何かを批判されると
防衛本能みたいな何かが働いて
自分を守ってしまう
自分の殻を捨てられないでいる
相変わらず、僕は脱皮しないままのセミの幼虫だ。
ただもう、あの暑い夏の中で盲目の土の世界に眠っているわけにもいかないんだろう
人を殺すような決意も覚悟も無いし
出来れば誰とも関わらずに貯金だけで生きていたいような気分だ。

それでも僕は日々、仕事をしている自分を通して
いつもいつも毎日知らない人を十人くらい相手にしている。
引きこもりだった自分を思い出せば、
ありえないようなすごい事を毎日している。

上司からは毎日一時間くらい怒られる
説教もされるし、色々とショックな事も言われる
その事に動揺することも減ってきた。
メンタルが強くなったとは思わないけれど
少しだけ、否定される事にも慣れてきた。
謝るばかりの接客の仕事の中で、一割くらいは感謝してくれるお客さんが居るのも嬉しい。
本物のありがとうなのか、形式的なありがとうなのかはわからないけれど、
何十人かに一人くらいは、すごく大喜びしてくれるし。
それを思うとおそらく俺は、きっと恵まれているんだと思う。
毎日仕事の愚痴を飲んだくれて発散するようなサラリーマンとは違う。
そもそも今の仕事は、僕が自分で選んだのだから。
ここで生活することも、今の仕事も、僕が自分で選んだ。
その選択が、今の僕を支えている。

責任感とは違う。
僕は僕の選択を信じたいんだと思う。
今日は一日目なので、あまり具体的な事を書くのはよそう。
それにあんまり具体的な事を書きすぎても、
誰の参考にもならない変な文になるだろうし。

僕は多分、新しい自分を欲しがっている
それが、君と出会えるような
何か新しい未来への架け橋に繋がっていたら、
それはとても幸せなことだと思う。

またここで会おう。
次に僕が文章を書いた時に。

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