嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

資本主義が嫌いです。マジです。

2004年08月31日 08時51分50秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕の宇宙は僕の中にしかない
その事がこんなにも悲しいなんて──

僕は退屈と孤独にどっぷり浸かって
身動きが出来なくなるまで
自分が孤独であるという事にすら
全く気付きもしないほど
本当に鈍い人間なんだ

そして気付いた時にはもう、
どうにもならないほど孤独の中に居て
積み木崩しをし続けている自分の馬鹿さ加減を見て
ただ唖然とする

なんで僕はこうなんだろう、と。

ヤマアラシのジレンマではない
誰が側に来てくれても
僕はその人達の存在に気付かないほど愚かで
もっとこっちに来てくれと怒鳴り続ける
そして人々は疲れてすごすごと自分の家に帰る。

僕は僕は僕は

僕はもう本当にとても疲れ切っていて
何をする気も起きなくなる
誰からも何からも切り離されて
ただ中空をふらふらとたゆたうのが
いつもの僕のお決まりコース
コース料金は百億万円になります。
高いよ高すぎるよ
なんで僕は生きてるだけなのにお金払わなくちゃならないの?

やだよ僕払わないよ
払えないよ
だって1円も持ってないんだ
僕が自分で稼いだお金なんて
1円もありはしないんだ
全部盗んだ金なんだ
僕は自分で生産した事なんか一度だってないんだ

だから僕は

僕は僕は僕は
僕は要らない人なんだ

誰からも何からも求められず
誰も何もしないままで
死ぬ事もなく生きる事もなく
ただ在り続けるだけが僕の願いなんだ

だって生まれてしまったのは
気付いてしまっただけだもの
生きている自分に気付いただけ
自分で作ったわけじゃない
自分で生まれたわけじゃない
これは言い訳なんかじゃない
誰もが知ってる事のはず

そして僕は
僕は僕は僕は

僕に気付いた僕として
僕だけの僕として
僕の為の僕として
僕は僕を探すんだ
僕は一体どこにいるの?

僕は僕の為の僕でありたい
あるいは僕は僕を知らない僕でありたい
かつて僕が僕でなかった頃
僕の身体は本当にあったの?
わからない。

僕はわからない
僕は誰なんだ──

僕の宇宙は、いつ生まれた?
それは宇宙を知った時。
じゃぁ僕はいつ生まれた?
「えぃじねぇ、あ、間違えた。僕ねぇ、今日は梅干し食べたんだよ。」
じゃぁえぃじはいつ生まれた?
みんなから呼ばれ続けているうちに。
じゃぁみんなはいつからいたの?
みんなはずっとまえから─
もっとおもいだして。
きづいたときから─
いや、きづくよりももっとまえから─

ずっとまえから
ずっとずっとまえから

まえから

はじめから…

…。





「ハイ!目を開けて!」
「ん、ああ…」

「46億円になります。」
「酷いよ!」

女性心理なんてわからないよ。

2004年08月31日 03時41分04秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕が女性の心を掴むのが上手い?
逆だろう、それは。
むしろ女性達が僕が書くような幻想を求めているんだろう。
現実の男達がふがいないから、
女性の心を解ってあげられないから、
僕のような嘘吐きの偽善にフラフラと吸い寄せられて
「はにゃさん素敵ですね」などと言うんだろう。
なるほどそういう意味では僕の書く嘘には需要があるようだ。
ならば彼女たちの求めているものを書くか?
冗談じゃないね!
僕は顧客が欲しがる商品を開発する気はさらさら無いね!
僕は僕が書きたい物を書くべきだ。
誰かの為に書く?
とんでもない。
僕の言葉は真っ直ぐに誰かを射抜く為に書くんじゃない
世界の果てに、僕の叫びを伝えるために書くんだ。
そしてその、響きを眺めて世界の大きさを知るんだ。
大きさを知る事が出来ると?
世界の大きさは、知る事が出来る。
それは僕の世界が有限である事を示している。
真実の世界は無限に広がるのかも知れないが
僕の考える程度の世界は有限であるということ
そして人々によって共有されている世界が現実世界であるならば
現実世界もまた、有限であるということさ。
ならば世界の破滅を目指し、
世界の終焉を探し、
生と死のギリギリを書かねば
狭い世界は拡大されないということさ。
世界の殻を破壊し、
人々の心を革命し、
黄昏が人々の心を覆い尽くす前に
新しい夜明けを作らねばならない。
さもなければ、明日は来ない。

この世界は、恐ろしいほどに絶望が蔓延している。
僕が希望を持つ事は僕が希望的コミュニティに参加する事だ。
そうすれば僕は希望色に染められ、
独りよがりの幸せの中で
それがマスターベーションだと気付かずに死んでいくだろう。
それもまた、一つの道であるということは、気付いているさ。
だけどそんなものでは、僕が満足するだけで
生を祝福する事が出来ない。
命の不思議も人間の神秘も何一つ解き明かされることなく
謎を謎のまま棺桶に詰め込むのだ。

答えが知りたいのだと言ったはずだ。
そして答えを見つけると。

世界は敵である。
世の中は真っ暗闇だ。
僕は絶望の中で死を目指して突き進む。
僕はそこで、何かを見つける。
栄光の光など盲目の僕は見れない
影だけを、僕は見つめる。

真っ暗やみの中で、
後ろ向きに、後ろ向きに、
進み続けるだけの事だ。

これは論理展開なんかじゃない。
僕の叫びだ。

光で目が潰れそうだ
もっと僕を見てくれ。