嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

くるぶしという名の僕へ

2005年06月30日 07時32分02秒 | 駄文(詩とは呼べない)
全文を読むと、それは僕が書いた文章のような気がする
そしてその言葉達を僕は自分で書いた言葉だと気付かなかった。
今、読み直してみると、おそろしく押しつけがましい言葉達が
わんわんと唸ってそれは人を縛り付ける鎖のようだ。

わけがわからなくなってくる。

僕は、必死で抵抗しているつもりになって
いつのまにか次々と言葉で書き換えられている

しかも僕は自分で書いた言葉の意味が
自分自身に届いてない

他人を巻き込んだ自問自答が迷惑レベルで
周り中の人々が困ってるんだろうか。

色んな言葉が、
色んなタイミングが
色んな嘆きが

僕に死ね死ねと言って
それはまるで
僕に課せられた呪いの使命で

どこにも絆のない僕は
誰も知らない空間へ

一人静かに旅立って
僕を引き留めようとする
呪いの鎖は
僕を僕の空間へ縛り続ける

命綱を断ち切った宇宙飛行士は
いったいどこへいったんだろう

そして全てを断ち切って死を願う僕は
祈りの中でどこへ旅立つのだろう

言葉は要らない
嘘も要らない

静かなる世界へ
しずかなるせかいへ
静かな、世界へ。

迷いの海で

2005年06月26日 22時21分43秒 | 駄文(詩とは呼べない)
どうしようもないのだと思う

迷うって事が
何かを決断しないって事が
迷い続けることが

こんなにも苦痛だなんてことは、
あの頃の僕は何もわかっていなかったし
そしてわかろうとも思っていなかった
僕は即断即決で自己主張ばかりしていたし

いつも優しく僕の話を聞いてくれる友達が居るって事も
僕の人徳のようなものなんだと
すっかり完璧に勘違いしていたような気がする

あの頃君が吸い込み続けていた色んな人たちの怨念は
ストレスという名にデジタル化されてしまった人々の思いは
今もまだ、君の中に燻っているのだろうか?

僕が30になりたくないと叫んで
死ぬ事を決めてから
いったいどれくらいの、間違った時間が過ぎたんだろう
決意は今も変わっていない
そしてそれは、君の優しさとは、違った次元の話なんだと思う

僕はどうしようもない人間で
色んな人たちから助けられて生きていたんだけど
その事自体にも、僕は耐えられなかった。

学校に行くことの意味を失って辞めたし
人の役に立つ事の意味も失って辞めたし
生きる事の意味も、僕は全力で失い続けている
それは一つの決断の中においては
どうにもならない正しさがあって
僕は特定の一つの正しさの特異点に向かって
真っ直ぐに、全く否定できない引力に向かって
真っ直ぐに、全力で負け続けるだろう

君が僕の話を聞き続けてくれた事は
あの頃の僕にとってたぶん大きな救いだったのだと思う
だけど君が最後まで僕の話を聞いてくれなかった事は、
やはり僕にとって、相当大きな痛みとして返ってきた。
だから僕は、君に見放される前に、自分から絶交を告げて逃げるしかなかった

何故君がずっとずっといつも決断を避けて迷い続けていたのか
いつもいつも人の気持ちを吸い込み続けていたのか
その理由は、いくら考えてもわからなかったから、
僕は君と絶交した後で、無意識に君の真似をするようになってしまった
そしてそれが優しさの一つの形であることは
今は少しだけ、わかるのかもしれない。

「君は優しすぎるよ」
と言って僕が泣いた時、
あの時君には、僕の何が伝わったんだろう
あの時、君の決断に怯えていた僕は
僕だけを決断し続けていた僕の何かは
君に伝わったのだろうか

僕は好きな女の子の信頼も裏切って
好きな男の子の涙も振り切って
全速力で、後ろ向きに走り続けてきた
そしていまやもう、だんだんと走る事に、
走り続けることに、耐えられなくなってきている
それでもまだ、僕が後ろ向きの全力疾走をやめられないのは、
僕がまだ迷っているからだ

そして最後に何かを決断した時、
僕はその責任の重さを悟って消滅するだろう
僕という不確かな存在は、より一層のどうにもならない不確かな、
この世界からみた確かなものへと変わるだろう。

僕はまるで、操り人形を操るために生まれた糸屑のようだ。
そしてまだ、その糸は人形にも、人間にも動きを伝えていない。

僕はもう少しだけ頑張って、4歳の自分を超えて
3歳の記憶を取り戻そうと思う。

そして僕は、いまでも僕の未来を思い出し続けている
あと少しの絶望で
あと少しの、
ほんの一握りの、
僕への祝福があれば
僕の鼓動は音楽を奏でるだろう

そしてそのリズムは
どうにもならない不確かな
時を超える不協和音になるだろう

君が好きだよ

今でも僕は、
君を絶交するほど大切な、友達だと思っているよ。

神はしつこく訪問する

2005年06月19日 00時43分12秒 | 駄文(詩とは呼べない)
僕は疲れていた。
もちろん仕事に疲れていたのだけど
何よりも人生に疲れていた。
僕の中にある何かが、常に僕を駆り立て、休ませてはくれないから。

そして僕は、浅い眠りの中で
映画のような、物語のような、テレビのような、
まるで造られたような、奇妙な夢を見ていた。

眠りは唐突に、訪問者によって妨げられた。
インターホンの音が大きく鳴って、
僕の心に、来客を告げていた。

エホバの証人が来た。
無駄な話をたくさん聞かされた。
「ものみの塔」という小冊子を見せられ、
世界中で読まれているベストセラーだと言う。

白髪交じりのお爺さんだった
あるいはおじさんだったのか。

「それ、売りものなんですか?」
「いえ、これは無料でお配りしています。」
「売り物じゃないのにベストセラーって言うんですか?」
「いえ、言葉が悪かったですね、非常に多く読まれている、という意味です。」

そんなようなしょうもないやりとりのうちに、
次第に次第に、僕の心は、神に断罪されていった。
あるいはまた、それがただのセールスマンだったとしても、
僕の心は同じように汚されただろう。

人は生まれながらにして罪を背負うと聖書には書いてあるらしい。
そんな事は聖書なんか読まなくたってわかってる。
生きる欲望への罪悪感はいつだって僕を困らせる。

僕の主張と、彼の主張は、どこかで対立していた。
僕の言う、言語によって思考が洗脳されているという主張、
聖書を読むことで僕は聖書に書かれている言語に洗脳されるのだという主張、
そして彼のいう、言語を超える言語としての神の言葉、
そして僕は聖書を読まずに聖書を批判する食わず嫌いだということ。

僕は言った。
「僕はたぶん、おそらくは人間です。いちおうは、人間だと思う。
人間だから、人としてあなたの話は聞こうと思う。
だけど、あなたは聖書を読んだ事で現に思考の基準が聖書になってるじゃないですか。
僕がさっきから言ってる事、あなたには全然通じてない。
僕の言葉は、伝わらないんです。いままで一度だって伝わった事がない。
誰一人として、僕の事は言葉で伝わった事が無いんです。」

僕は泣き崩れて、
彼は少し得意そうに、あるいは少し困ったような顔で
「私の目的は聖書を少しでも多くの人に読んでもらう事です。
だから伝道師としてここへ来ました。
もし私が自分の考えで自分の事を語るとしたら、
こんなところへは来ずに金儲けに行きます」
と言った。

そして静かに去っていった。

だけど僕の中では、いつまでも彼の言葉がこだましていた。
様々な角度から、少しずつ、言葉を変えながら、
劣化しながら、曖昧な音で、反射を繰り返していった。

僕には神の声は聞こえない。
僕には彼の言ってる事も、彼の言う幸せも理解できない。
ただ、彼の声らしきものが、僕の中でこだましていた。

それは僕を苦しめ、僕を困らせ、いつも通りに僕を追いつめる、
他人の声だった。

僕は人の話を聞くことが出来ない
僕は人と向き合う事が出来ない
そして神は人を救わない

それが事実として、僕の心に刻まれたような気がした。

印象的だったのは
彼の後ろにいた、入信したばかりのような若い女性が、
僕を見ながら、もじもじしたりそわそわしたりしていた事だった。

彼らは、僕の心が、神の暴力によって汚されていく様子を見ても
まだきっと布教活動を続けるのだろう。
僕にはそれが、その事が、すごく絶望的に感じられた。

彼らが良かれと思って他人のためにする事は、
決して他人の役にたちはしないだろうと、
僕にはわかってしまっている事、
それが絶望的だった。

たぶん、絶望的なのは彼らじゃない。
彼らを見て、景色を汚されたと感じている僕の心だ。
僕は美しい風景が見たい。
汚れているのは人の心ではなくて
人が住んでいる風景なのだと思う。

僕に美意識がある限り、
僕はいつも絶望しながらこの世界を生きねばならない。
そしてまた、次第にそれは僕の存在を許さなくなっていく。

今日も何一つ伝える事が出来なかった。
たぶんきっと、これを読んでる君にも、
僕の心は伝わらない。

どうしようもない。
彼らには言わなかったけど、
僕は死ぬしかない。

神がしつこく訪問し、やがて僕は殺される。

99%の絶望の海で

2005年06月16日 00時57分20秒 | 物語
最初に君に聞いておきたいんだけど、
君はどうしてこの本を手に取った?

それがどんな理由でもいい。
理由になってなくてもいい。
曖昧なままでいい。
はっきりさせなくていい。
それでも、ほんのかすかな気持ちでいいから
この本を手に取った時、心の奥にあったその気持ちを、
どこかへ、心の隅へ、とっておいて欲しいんだ。
そしてこの本を読み終わった時、その気持ちと読後感を、少しだけ比べて欲しい。
もう二度と手にすることはないだろうこの本を、
君のどこかへしまうために、僕はこれからこの白い紙を真っ黒に塗りつぶしていく。

この本は君のために書いている
そしてもちろん、僕のために書いている
これは矛盾していない話だ。
そしてもちろん矛盾だらけのおかしな話だ。
何故なら君は今も、昨日も、明日も、いつだって一人きりで
僕はいつも一人きりで、
そのたった一人の読者こそが
この本の作者になるための、唯一の、可能性の一欠片だから。

この本は多分、君にとって何の役にも立たない
君の人生を良くするための材料は何一つ含まれていないし
生きるためのヒントは何一つとして書くつもりは無い。
そして何よりも、全く面白くない。

それでも僕は、君の心を真っ暗闇に誘い出すために、
僕の話を聞いてもらうために、
君が君の中にある声を聞くために、
これを書かざるを得ない。
それしか今は、思いつかない。

どうにも、ならないんだ。
僕はこれを書くことでしか、僕自身の罪を滅ぼすことも、
僕を書き残すことも、生きることも、死ぬことも、
そして今を伝える事も、できはしないのだから。

本当に書かなければならないこと、
それがなんなのか、
そして僕が本当にすべきこと、
それがなんなのか、
ずっと考えているんだけど、
じつは考えているつもりになっているだけで
全く考えてなかったのかもしれない。
ずっとわからないんだ。
だからきっとここにも書けない。
だからこの本の始まりは、この文章の始まりは、この言葉の始まりは、
この物語の始まりは、
まず、君への謝罪から始まるべきだと、そう思ったんだ。

僕はね、正直に言って、君のことがわからないんだ。
君に会ったこともないし、
自分の事もわからないし、
もし会ったことがあったとしても、
僕は君が君だと気付くことは決してないだろう。
そしてまた、僕は自分が、どこかの誰かであることに、決して気付きはしないだろう。

全部僕の中で、終わった出来事なんだ。
全部終わってるんだ。
僕にはいつも、終わりが見えてるんだ。
僕はいつも、自分が死んだ場所から、ずっと遠くの、生きているかもしれないという、
わずかな希望のようなもの、
希望に似た色をしたもの、
光のようにかすかに瞬くもの、
そういうものをジッと見下ろして
そして自分が死んでいる事を嘆いているんだ。

ここに書かれているものは全て、輝きを失っている言葉たちだ。
ここに書かれているものは全て、死んだ魂の、抜け殻からはみ出した、わずかな祈りだ。
だからここに書かれているものは全て、君を騙すために用意された、言葉の罠ばかりだ。

君がもし、何か美しいものをみたいと思うなら
君がもし、何か輝く奇跡を見つけたいと思うなら
果てしない理想の果てにある、最後の光を見たいと思うなら、
決してこの先を読まないことが大事だ。
進めば進むほど、この道は真っ暗闇に繋がっている
そしてどこまでも続いている。
この世界には地獄しかない。
この世界には痛みしかない。
この先の道には、光なんてない。
だから君は、迷わずこの本を焼き捨てるべきなんだ。
そうする事が、君の救いなんだと、僕は今、そう思うよ。
今、思うんだよ。
書いた時に思ったんじゃないんだよ。
今、思ってるんだよ。
君がこの本を読んだ時、僕は既にこの世にいない。
ここにある、最後の欠片が燃え尽きた時、
君が僕を忘れた時、
僕は本当の意味で、安らかな死を迎える事が、できるのかもしれない。

人が書いた事がもしも誰かに伝わるのなら
僕が書いた言葉がもしもどこかの誰かに伝わるのなら
僕が書いている事はもう、既に誰かがどこかへ伝えて、
僕を通過して君を通過するだけだ。
僕が考えている事は、僕が思っていることは、僕が感じている気持ちは、
決して誰にも、伝わりは、しない。
今まで一度も、伝わったことが、無い。
これからも、無い。
だから僕はこれを書いている。
だから僕は必死でこれを書いている。
伝わらないことを知りながら。
誰にもつたわらない気持ちを精一杯吐き出して隠しながら、
誰にも届かない小さな声で、
精一杯の嘘で、泣き叫んで、壊れるんだ。
誰か僕を見てくれ!と、
既に居ないことを知りながら、
既に死んだことを理解しながら、
もうここにはいないと嘆きながら、
叫ぶんだ
叫ぶんだ、、
叫ぶんだ!

ぼくはいない!

ここにいない!

僕は死んだ!

ここには誰もいない!
作者が居ない!
読者も居ない!
誰も読まない!

うちすてられた言葉!
記号・羅列・配列
意味はない、意味は死んだ、僕は壊れた、僕がない
僕は誰だ
君は誰だ

誰かいないのか

どこかにいないのか

死んだのか
死ぬのか
死んでいるのか

死だ



死だけが

死だけがある

死しかない

死は無いと同じ

僕は、いない。

君に…、伝えたいんだ。
僕が死んでしまったという事実を
もう、死んでしまったということを

こんなにも必死で叫んでいるのに

僕はもうこの世界にいない

こんな怖いことが
この世界では日常的に起きている

怖いんだよ
言葉が
嘘が
僕が

生きているっていう死が
死の連続が
痛いんだ

君も死ぬよ
間違いなく。

ふるえる寒さの中で
絶望しながら 歯ぎしりして
がちがちおかしな物音をたてて
だれもいない空間で
一人でこっそり
死んでいくんだよ

だってさ
僕は伝えられなかったんだもの
僕には何も伝わらなかったんだもの
この世界にあるなにもかもが
僕を疎ましくおもい
この世界にある全ての僕が
僕を呪い続けて
僕は引きはがされるように
崩壊して
引力が無くなるんだ

君のせいだよ
君は何もしなかった
君は生きている間、何もしなかった
生きようとも、しなかった
死のうとも、しなかった

ただ、生きるんだと思った
そしてまた、思いもしなかった
遅すぎたんだよ
何もかもが
人と人は出会うことも無かったし
世界と世界はバラバラでどこにもあってなかった
あることがないことはへいきであったし
ないことがあることもまたにちじょうてきだったんだよ

だから僕は諦めたんだ
生きることを諦めた
死んでもいいやと思っただけで
たった一度思っただけで
僕はもう、終わっていたんだ
もう、僕には死しかなかった

色んなものが消えていくよ
壊れることもあったけど
これからは消えていくんだ
何もかも忘れていく
何もかもなかったことになる
あったとしても、なかったことになるから
あったことはなかったことと同じになる

君の人生は無駄だ
僕の人生はもっと無駄だ
だから僕は最後に叫んで
その音が反響する様子を想像しながら
バラバラに…

僕は多分、生まれつき頭がおかしかったんだろう
ふつうの人は、言葉で何か伝わるらしいんだ
言葉が無くても、色んな仕草や表情や、なんやかやと、伝わる何かがあるらしいんだ
だけど僕にはそんなもの何もなかった

光が見えないなら目を閉じればいい
声が聞こえないなら耳を塞げばいい

だけどもう
だけどもう
嘆きの波紋は
広がっているよ
誰も居ない密室で
僕の声だけが聞こえる
僕の声だけがこだまする

こわいんじゃなくて
いたいんじゃなくて
僕しか。
いない。

だからそこには僕が、いない。


――…。

僕は

僕を

語ろうかと思う


最初に僕が死のうと思ったのは、4歳の時だった

美しい命だけが、生きる権利を…?

2005年06月05日 21時45分49秒 | 駄文(詩とは呼べない)
逃げ場所が見つからない
ずっと痛みの中にいる
生きている事に、慣れる事は出来ない。
ずっと出来ない
出来るような気がまるでしない
未来がずっと、泥で埋め尽くされているような気がする

自分の弱さを、直視する事が出来ない
何が問題なのか、考えても考えても
なにがなんだか全然わからなくなっていく

敵が居ない。
歪んだ正義だけを植え付けられている
自分の生を肯定するプログラムはすでに暴走している
僕に触れようとするものは、全部殺さなければならないような気がしてくる

ずっとずっと、何かが汚され続けている
景色…?

僕の見ている景色は、
気が付いたらどこにも美しさが無い
鏡を見れば必ず死にたくなる

世界中にあるミラーボールは、僕の汚れだけを映し出す

僕は、僕の中にある美意識や、妄想だけが、本当の正しさで、
現実の全てが、僕の生きる世界の在り方が、
いつもいつも間違っているような気がしてならない。

だけど僕は、誰にもその正しさを伝える事が出来ない。
言葉の問題ではない。
現実という最終兵器は、必ず、僕を殺そうと作用する。
自然は、必ず僕を変化で汚していく。

汚されて生きるほど、すばらしい現実ですか?
弱者を殺すのは、すばらしい正義ですか?
経験は、直観よりも確かですか?

目的はありますか?
意味はありますか?
美しい未来がありますか?

全部嘘ですか?
僕が教えられた知識は、僕を騙し続ける嘘ですか?

全ての他人は、僕を変えるために用意された罠ですか?

走り続ける必要性がわからない
時を止める方法を忘れかけている
僕の生は、君たちに否定され続けている

僕に優しくするな。

そんな中途半端な生き方で僕を説得するな

僕には覚悟が足りない。
僕の意志はあまりにも弱すぎる。

100%で生きるために
全ての生を否定するために
僕はこれから、
食べることをやめねばならない。

食物には必ず、他人という毒が入っているから。

わどと向き合う方法、道を見失う方法。

2005年06月04日 12時45分09秒 | Weblog
まずは距離感について。
wordblowさんと呼んで距離をとってみるかな、とか
完全に無視しようかな、とか
まぁ色々思うのだけど
結局のところ着信拒否という一番わかりやすい方法をとっている

わどの事を思い出すと吐き気がしてくるのが
当面は一番困った問題だ。
記憶の整理が、うまく出来ない。
でたらめに散らかったままだ。
あいつは生き方でたらめなんだからそのままほっとけばいいじゃん、
というわけにもいくまい。

漠然とした被害者意識をいつまでも抱えていても
ただただ苦しいだけだろう、あまり意味がない。
問題を整理し、根本的な部分で向き合わなければならない。

わどが僕に言った矛盾点の中で
僕に強い影響を及ぼした言葉を、探し出さねばならない。
「好きなだけ居ていいからね」→「悪いが出て行け」
「君は今信頼を失った、残念だ。」
  ↓
「圧力の正体がわからなかったんだろ?なのに『わからない事を言うな』というのが圧力だと君は言った。これは詐欺師の論理だ」

「君が買い物したり飯作ったりしてくれるのを労働と認める」
   ↓
「君のせいで俺は苦しんでばかりだ、どこかから金を持ってこい」

僕の頭の中で反響している言葉を探してみる
「君は自閉症だ」
「俺は最近ずっと鬱だ。俺は君と違って感受性が強いから傷ついて死ぬかもしれない。生きようとする人を殺そうとするのは悪だ」
「さっき一つ言い忘れた事がある、死ぬなよ。」
「やっぱり君には無理だったんだ」
「わかったのか、わからないのか、どっちだ」
「いい加減な事を言うな」
「勝手な解釈で言葉を読み取る、それが君という人なんだ」
「わからないという言葉と、他者という言葉、これはじつは同じ意味だ。わからない他者、これは同語反復だ。」
「君は俺の世話になってるんだろ?なのにそういう事いうのか」
「俺は偽善が嫌いだ」
「はにゃんごめん、俺はもっと君に色々してやりたかった。でも出来なかった。俺は精一杯やったんだ」
「俺は君なんかとは違うんだ」


すぐに出てくるのはこれくらいか。
思い出したら書き出すようにしてみよう。

僕が彼の言葉を思い出す限りにおいて、
彼はいつも「君のためにやったんだ」と言うけれど
主張内容はいつも「もっと俺のために何かしてくれ」という空気を纏っていたような気がする
彼自身が持っているその自己矛盾の波に巻き込まれると、やはり僕は苦しめられるだけのような気がする。
遠くへ、離れなければならない。
わどは僕を殺そうとしないけれど、僕を壊そうとする。
いつも、そういう空気を感じる。

そしてまた、恐ろしい事に気付かされる。
僕は彼と一緒に生活している間、彼を笑わせる事が出来なかった。
これは、きっと、僕の問題、僕が考えるべき問題なのだと思う。
彼はしょっちゅうヘラヘラ、ニタニタしていたけれど、
笑ったところを一度も見たことがない。
彼はいつも外へのリアクションを気にして演技しているように見える。
おそらくは、自分を騙すために。
あいつの過度なパフォーマンス、身体言語は、
「人間って楽しいなぁ」
といつも語る。
そしてその声は、いつも泣いている。
何故なんだろう。

そしてまた、”自称無口”の彼はいつも無駄にベラベラと話しかけてくる
彼を見ていると、何かを感じる、という事が一体どういう事なのか
混乱して余計にわけがわからなくなっていく。
わどはいつも悪い人を装った良い人のフリを続ける。
だから自分の悪に外から気付かされると泣く。
人間味に溢れた人間のフリをする人間、
それは僕の中で無感動な人間を指す。
あいつは、どうなのだろうか。
何故、表情を作るばかりで、笑っていないのだろうか。

結局僕は、ピエロとして、謝ることに失敗したのだろうか。
だから僕は、いつまでも罪悪感の檻に閉じこめられるのだろうか。
人混みに紛れて、人から遠ざかる道に進んだ僕は
人から遠のく事を、自分の意志で選んだのかどうか、いつも悩んでいる。
僕は、どこへ行くべきなのか。
照らされた道は、どこかにあるのか。
また、道は道へ繋がっているのか。
現在地を見失う時、僕はいつも死について考える。
死という言葉を、分解せねばならない時期なのだろうか。