あまりにも、友達が多いことに悩んでいる。
もちろん、書くまでも無いことだけど、
僕にとって友達だったものが、もはや単なる空語でしか無くなってきているのだと思う。
友達と呼ぶにふさわしい人たちはたくさん居る。
親友と呼べる人も居る。
しかしもはや、それは過去の走馬燈の一つや、優しい思い出にしかならないだろう。
大学の友達も、高校の友達も、専門校の友達とも
十分にうまくやれている気がする。
くだらない会話、とりとめもない会話、感情的な会話、冷静な会話、
世間話、表面的なジョーク、少しだけの気遣い、わざと冷たいフリ。
聞き流す会話、受け流す会話、大切な相談、優しい友達、
楽しい会話、その場だけの会話、少しも動じない会話、
取り乱した会話、はしゃいだ会話…
もはや僕には、意思疎通できるような人は居ない。
それは幸か不幸か、僕が仮面を手に入れようとしている現在進行形の、大人びた嘘。
信じがたいことに、僕は八方美人であろうとしている
あるいは、八方美人でありたいと願いはじめている。
そしてたぶん、それと同じくらい、自分の事をどうでもいいと思い始めている。
何が流れ込んできたのだろう。
何が変わってきたのだろう
僕は僕以外に、何か大切なものが、少しでもあっただろうか?
確信の持てない、わずかばかりの思いはある。
自分に伺いを立てるような自信の無さで、
少しだけ、思い当たるフシはある。
たぶん、僕は人を好きになり始めているのだと思う。
そしてその濃度のアンバランスさに連れて、自分を失っていく。
誰にも言いたくない。
当の本人にさえ、好きだと言いたくない。
言ってしまえば、すべて嘘になって崩れ去るような自信がある。
だから僕は、すべてから遠ざかって、安全な位置で
自分らしい過去を築こうとするのだろうか。
安全な未来の目標を定めて、精一杯、今が崩されないように…
近いうちに、危険域に推移するだろうと思う。
自分と他者との境界線が崩れていくか、
僕の存在が崩れていく危機が訪れるだろう。
でもそのことを、僕はまだ悲しいと感じていない。
哀しさを、僕はうまく思い出す事ができていない。
実感の湧かない奇跡の中にいる。
遠くから眺めた子供の頃の自分の立っている扉が見える。
その視線に答えるために、精一杯、僕は僕のままであろうとする。
約束を、果たさねばならない。
ずっと昔に膨らまして閉じた約束を、
そこに世界の名前をつけねばならない。
今というありもしない奇跡の中で
僕は、僕の過去だけを見ている。
もちろん、書くまでも無いことだけど、
僕にとって友達だったものが、もはや単なる空語でしか無くなってきているのだと思う。
友達と呼ぶにふさわしい人たちはたくさん居る。
親友と呼べる人も居る。
しかしもはや、それは過去の走馬燈の一つや、優しい思い出にしかならないだろう。
大学の友達も、高校の友達も、専門校の友達とも
十分にうまくやれている気がする。
くだらない会話、とりとめもない会話、感情的な会話、冷静な会話、
世間話、表面的なジョーク、少しだけの気遣い、わざと冷たいフリ。
聞き流す会話、受け流す会話、大切な相談、優しい友達、
楽しい会話、その場だけの会話、少しも動じない会話、
取り乱した会話、はしゃいだ会話…
もはや僕には、意思疎通できるような人は居ない。
それは幸か不幸か、僕が仮面を手に入れようとしている現在進行形の、大人びた嘘。
信じがたいことに、僕は八方美人であろうとしている
あるいは、八方美人でありたいと願いはじめている。
そしてたぶん、それと同じくらい、自分の事をどうでもいいと思い始めている。
何が流れ込んできたのだろう。
何が変わってきたのだろう
僕は僕以外に、何か大切なものが、少しでもあっただろうか?
確信の持てない、わずかばかりの思いはある。
自分に伺いを立てるような自信の無さで、
少しだけ、思い当たるフシはある。
たぶん、僕は人を好きになり始めているのだと思う。
そしてその濃度のアンバランスさに連れて、自分を失っていく。
誰にも言いたくない。
当の本人にさえ、好きだと言いたくない。
言ってしまえば、すべて嘘になって崩れ去るような自信がある。
だから僕は、すべてから遠ざかって、安全な位置で
自分らしい過去を築こうとするのだろうか。
安全な未来の目標を定めて、精一杯、今が崩されないように…
近いうちに、危険域に推移するだろうと思う。
自分と他者との境界線が崩れていくか、
僕の存在が崩れていく危機が訪れるだろう。
でもそのことを、僕はまだ悲しいと感じていない。
哀しさを、僕はうまく思い出す事ができていない。
実感の湧かない奇跡の中にいる。
遠くから眺めた子供の頃の自分の立っている扉が見える。
その視線に答えるために、精一杯、僕は僕のままであろうとする。
約束を、果たさねばならない。
ずっと昔に膨らまして閉じた約束を、
そこに世界の名前をつけねばならない。
今というありもしない奇跡の中で
僕は、僕の過去だけを見ている。