嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



TVなんか見てもしょうがない
外へ出たって意味なんか無い

僕は窓をジッと見つめる
外を見ているのか窓を見ているのか
あるいはどちらも見ていないのか

遙か彼方を見ているのか
中空を見つめているのか

突然気持ち悪くなる
吐きそうになるけど我慢する

電話をジッと見つめる
物思いに耽る

誰かが話しかける
自分に話しかけられているのか疑う
相手が自分の世界で話しているのか
僕に話しているのかまるでわからなくなる

そして僕は黙ってしまう

適当な相づちでやり過ごす

部屋に籠もる

蒲団に入る

眠れないけれど寝ようとする

嫌な事は何も無い
絶望なんか感じていない
だけど希望も無い

何もない
何もないんだ

僕にはなんにも無いんだ

生きている事を、謝った方がいいのだろうか?
死ぬ気はまるでない

ただ、自分が必要のない人間である事を自覚しているだけ

必要な人なんて居ない
だから僕は付加価値を創り出さねばならない

それは創作へのエネルギーでもある

だけどね
創作できる日ばかりじゃないんだよ
できない日もあるんだ

知って欲しい?
うん、多分そうだと思う

僕は誰かに自分を知って欲しい

それがもし、宇宙人だったらとっても素敵なのだけど
まだ、出会った事も無いし
その事はとりあえず考えないでおく

こんな孤独はね、ゴキブリの悩みと同じだよ。
意味なんかない。
今まで一度だって負けた事はない。
だけど勝った事もないんだ。
当たり前だよね。

俺はね、もうこんな世界は無くなってしまえばいいって
生まれた時から何度も願ってる
だけど祈りは通じない

当たり前だよね

僕はね、人間が好きなんだよ
人間観察が好きだし、人と話すのが好きだし、
人を笑わせたいと思うよ
だけどね、無理なんだよ

俺はちっとも面白くなんかないんだ

俺、笑ってるかな?
ちゃんと笑ってるかな?

泣きたいよ、涙なんか出ないって知ってるけどね

もうさ、色んな事が重いんだ
重すぎるんだよ

俺には重すぎる

背負いきれないんだ

死にたいんじゃないよ
無気力でもないよ

そんな物差し、意味無いよ

痛いよ…
俺が生きてるって事、
もの凄く痛いよ…

ごめんよ…


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