嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

光の砂が今日も一粒

2004年08月17日 23時24分14秒 | 駄文(詩とは呼べない)
世界中に集められたヒントから
俺は俺だけの犯人を捜す

自分という一つの事件の中で
私という一人の誰かのために

僕は僕で在り続けようとする

真実に向かって限りなく近づく為
僕はあなたの中にいる僕を殺し続けなければならない

神だけが許しすぎたこの世界で
他人に僕を許してもらう為

僕はあなたの知っている僕を殺し続けます
そして真実を手に入れる

他人は必ず俺を裏切る
俺は誰かの為にあなたを裏切り続ける

そして真実を見出そうとする

許されすぎたこの道を
誰かに向かって真っ直ぐ歩く

与えすぎた罰を背負って
どこかの誰かを許す為に

俺は君の元へ真っ直ぐに
ただひたすらに

心だけを
導く力にして
心では計りきれない
真実を手に入れる為

今、僕たちは
真っ暗闇へ歩き出す

触れ合う一瞬だけが
痛みよりも鋭い光を見せる為に

僕たちの明日は
僕たちを惹き付ける


笑顔が約束だと気付きもしないで
死を悲しむ事すら出来なかった僕を
どうか許して下さい

約束の光達へ。

腐りかけた人間達のあがきの片鱗としてのオフ会

2004年08月17日 19時31分05秒 | Weblog
金曜日の夜、僕はわどさんに電話をかけました。
土曜日の朝五時に東京駅で会う事を約束して電話を切った。

この電話は重要な転機では無かったと思う。
どちらかといえば、背中を押してもらう為にかけた電話でした。
BLOG-FRIENDSのオフ会に行く事に対する迷いは
むしろ最初にわどさんに誘われた時点で行く方向に決定されていた気がするから。
ただ、寸前に僕が逃げたくなったのもまた、一つの事実。
僕の人生の方向を狭める働きがある事の予感に対する
一つの怯えでしょうか。
創作系の人が多く集まる場所へ行けば、
きっと僕はそこに何らかの憧れやコンプレックスや決意や
その他諸々のほろ苦い駄目な人間達の馴れ合いの中で
揉まれていく暖かさでしょうか。
そういった類の奇妙な感情を感じないわけにはいかないと思うからです。

深層意識からのアナザーワールドはかくして
僕の決断によって扉が現実とリンクした事をここに記さねばなりません。

名古屋駅でみどりの窓口へ行きました。
ムーンライトながら号も
臨時列車のムーンライトながら92号も
どちらも満席で乗れない事を確認し、
僕はますます決意を固めました。

乗車券のみを購入し、無理に電車に乗る事を決めたからです。
この列車の席が取れなかった事が、ますます僕を確信めいた世界へ引き込み始めました。

東京駅に着いて外へ行き、わどタクシーを探しました。
やはり毒電波だけで発見するのは無理でした。(笑)

駅の公衆電話をかけながら道路を見ていたら
10数台あるタクシーの中で
なんとなーく、それっぽいタクシーを見つけました。
僕は電話を切って一番あやしいタクシーを目指しました。

横断歩道を渡り、タクシーに近づくと、ライトが点滅しました。
やっぱりこの車だった。
死んだ東京駅という墓場で一番足掻いている亡者のタクシー、
灰色の街でオレンジ色の酸っぱさを放っている光
それがわどタクシーでした。

僕は挨拶して握手をし、
後部座席に乗り込んだ。(ブロガー初のわどタク客は俺だー!w)
愛想笑いもそこそこに、僕らは用意された突然によって
太宰治の人間失格についてひたすら話し合いました。

何故ならこれは、僕ら二人を天秤にかけ、ふるいにかけ、
相手を見抜く為に用意した一つの仕掛けだったからです。

二人でファミレスに入り、朝食を食べながら
再び人間失格について話し合いました。
僕はドリンクバーでメロンソーダを、わどさんはコーヒーを選びました。
その違いが僕らの年齢の違いであり、精神年齢の違いでもありました。

議題は「無垢な信頼」について。
本に書いてある言葉は
>神に問う。信頼は罪なりや。
>ヨシ子の無垢の信頼心
>果して、無垢の信頼心は、罪の源泉なりや。
これらについて僕らは話し合った。
わどさんはきちんと考えながら言葉を紡いでいる人間だという事がわかった。
その一生懸命さが彼のメラトニンであり
聞いた事のある言葉ばかりである落胆こそが僕のメラトニンであった。

わどさんの家に移動し、
彼は玄関口で言ったっけ。
「豚小屋ですが、どうぞ」
兎小屋って表現は聞いた事があったけど、わどさんは兎ではない。
しかし豚でもない。
太っていないのもそうだが、あまりイメージが似ていない。

そんな事を考えながら二階の部屋へ案内され、
部屋を見た時は正直ちょっと驚いた。
めちゃくちゃ本が多い!
散らかり具合は予想以下だったのでちょっとガッカリ感もあるが
本の量があまりにも多い。
さすがにBLOGのタイトルを「◆書く/読む/喋る/考える◆」
と書いているだけの事はあり、その拘りは尋常で無いようだ。

わどさんに出かける用事があり、僕はPCを使わせてもらった。
これもまた、ちょっとビビった。
壁紙にもビビったけど、ウィンドウのデザインが真っ赤なのに一番驚いた。
「アホですかこの人ゎ~!!!」
赤い、とにかく赤い、あちこちが赤い。
共産主義だと罵って欲しいのかと誤解しちまうほど赤い。
「見にくいんだよ!」

その後は二人で色々と予定を話し合い、
部屋の大掃除をしたりして、時間を過ごしたんですが
昼過ぎに疲れてくたばって寝てしまいました。
だって二人とも徹夜だったんだよぉ~ぅぃ。

15時半に起きて、色々準備してたら
しなたまさんから電話が入った。
もう片付けに入った、との事。
「あれ?あれ?あー!しまったぁ!オフ会の集合時間ばかり気にして
コミケが何時に終わるのか、正確に把握してなかった~!
会場は夜までやってんのかと思ってました(すんません)」
そんなわけで僕ら二人はオフ会の行われる場所へ現地集合する事になりました。

浜松町に二人で移動中、byrdieさんと連絡を取り合って
先に3人は合流する事に。
浜松町でピンクの服を着た女性に片っ端から「やは!」と声をかけまくっていたら
ナンパと間違われて逮捕されそうになりました(嘘です)

人間失格の文庫本を目印代わりに使って
初めて会うbyrdieさんに手を挙げて挨拶をしてみたら
何故か<名刺代わりに太宰治>と思われたらしく、
変な印象を持たれたようだ。

(ねぇねぇ、名古屋からの持ち物が文庫本一冊しか無いジーパン履いた手ぶらの兄ちゃんって世間的にはどうなの?駄目?)

わどさんが女性とどうやって接するのか観察しつつ、
適当にブラブラと歩いてたら
僕は面白い事に気付いたのですよね。

<はにゃっち特別企画>
~◆~ わどさんの処世術を観察しよう(そして懐かしき日々) ~◆~
※賞味期限は三日間です。お早めにお召し上がり下さい。


「よう姉ちゃん、お前俺の事好きだろ?チューしようぜチュー!」
「…(汗)」
「よう姉ちゃん、俺と仲良くしようぜ、いたずらいっぱいしちゃうぞ~!」
「…(愛想笑い)」
「よう姉ちゃん、俺が嫌いか?」
「…。」
「姉ちゃん、姉ちゃん、アンタ俺の事、嫌ってるだろ?顔に書いてあるぜ?」
「…うん…。」
「俺を嫌ってくれ、もっと嫌ってくれ、もっともっと嫌ってくれ~!」
「……うん……。」
「そのキライキライ光線、じつは好きって意味だろ?」
「うん(苦笑)」


※気持ちが底に沈殿する場合もあります、よく振ってお飲み下さい。
~◆~ この物語は99%の電波と1%の創作から出来ております。~◆~