涙の一滴
唾液の一滴
愛液の一滴
才子の水を飲むよ
才子の、体液を呑むようにして
僕の運命がとぐろを巻いて才子の殻を包む
才子の一滴が僕の身体に染み渡るようにして
僕は才子の言葉を飲むよ
それが僕の殻を穿つ時
僕の中で形が大きく変わる
心を溶かす水を、僕に下さい
君は僕の心を大きく傷つけるけど
君自身はその方法を知らない
l
才子、君の刃は弱さだよ
君の弱さこそが、僕を一番大きく傷つける
僕は君に弱さを見せたんだ
君は理解しなかった
誤解だけを見つめている
才子、体液を交換しよう。
その循環の中で、僕等は別の人間に変わっていく
君の弱さを、半分僕が受け取るよ
僕の弱さを受け取れば、才子はきっと強くなれるよ
運命はとぐろを巻かない
巻いているのは僕のエゴか。
強欲さが、とぐろをまいて襲いかかるのか。
「おまえになんか、私の苦しみが、わかるわけないだろう!」
不思議だね。
思い上がった石坂さんと似たようなことを言うね
僕等はあの映画に閉じ込められているのかな?
鬼の形相で掴みかかって来た君にも
僕は負けはしなかったよ
ちゃんと君の暴走を止めたからね。
もっとも、僕が用意した逆鱗のスイッチを、
君が押しやすいように、セットしたんだけどね。
あの瞬間、君はトラップにかかった。
今の君は自分の境界線が見えるはずだ。
自我境界線が何処にあるのか、
見えているから怖いんだろう?
責任逃れが、もう出来なくなってしまったから。
ずっと被害者の役で、甘えてばかりいたんだね。
才子、あのトラップを踏んだ瞬間に、
君は加害者に変身したんだよ。
だから僕が怖いんだろ?
よく思い出して。
僕は予言したんだよ。
「多分、ブチ切れると思うけど」
と、前置きしてからトラップを仕掛けたんだ。
よく考えて、才子。
僕は「わかるかもしれないし、わからないかもしれない」
というスタンスなんだ。
才子の「わからない」は、白黒の方じゃないのかな?
僕のわからないは、もっとわからない、{ワカラナイ}なんだ。
迷宮入りだね。
雨が降ったらいいな。
この迷宮で、傘をさして歩けるように
才子の雨が降ったらいいな。
どこにでもいけるよ
どこにも行く気がないほど
弱さに甘んじている僕等だけど。
今日はどこに行きたいんだい?
唾液の一滴
愛液の一滴
才子の水を飲むよ
才子の、体液を呑むようにして
僕の運命がとぐろを巻いて才子の殻を包む
才子の一滴が僕の身体に染み渡るようにして
僕は才子の言葉を飲むよ
それが僕の殻を穿つ時
僕の中で形が大きく変わる
心を溶かす水を、僕に下さい
君は僕の心を大きく傷つけるけど
君自身はその方法を知らない
l
才子、君の刃は弱さだよ
君の弱さこそが、僕を一番大きく傷つける
僕は君に弱さを見せたんだ
君は理解しなかった
誤解だけを見つめている
才子、体液を交換しよう。
その循環の中で、僕等は別の人間に変わっていく
君の弱さを、半分僕が受け取るよ
僕の弱さを受け取れば、才子はきっと強くなれるよ
運命はとぐろを巻かない
巻いているのは僕のエゴか。
強欲さが、とぐろをまいて襲いかかるのか。
「おまえになんか、私の苦しみが、わかるわけないだろう!」
不思議だね。
思い上がった石坂さんと似たようなことを言うね
僕等はあの映画に閉じ込められているのかな?
鬼の形相で掴みかかって来た君にも
僕は負けはしなかったよ
ちゃんと君の暴走を止めたからね。
もっとも、僕が用意した逆鱗のスイッチを、
君が押しやすいように、セットしたんだけどね。
あの瞬間、君はトラップにかかった。
今の君は自分の境界線が見えるはずだ。
自我境界線が何処にあるのか、
見えているから怖いんだろう?
責任逃れが、もう出来なくなってしまったから。
ずっと被害者の役で、甘えてばかりいたんだね。
才子、あのトラップを踏んだ瞬間に、
君は加害者に変身したんだよ。
だから僕が怖いんだろ?
よく思い出して。
僕は予言したんだよ。
「多分、ブチ切れると思うけど」
と、前置きしてからトラップを仕掛けたんだ。
よく考えて、才子。
僕は「わかるかもしれないし、わからないかもしれない」
というスタンスなんだ。
才子の「わからない」は、白黒の方じゃないのかな?
僕のわからないは、もっとわからない、{ワカラナイ}なんだ。
迷宮入りだね。
雨が降ったらいいな。
この迷宮で、傘をさして歩けるように
才子の雨が降ったらいいな。
どこにでもいけるよ
どこにも行く気がないほど
弱さに甘んじている僕等だけど。
今日はどこに行きたいんだい?
エイジ
ひとりにならないで
ひとりにしないで
僕が君をヤマナサイコにするよ。
新しい人生が始まるよ。
君は変わっていくし、
僕も変わっていくんだ。
二人で一緒に歩んで行こう。
きっと物凄く大変な事があるし
物凄く辛い事もあるし
かなり痛い事もあるし
とてつもなく、苦しい事もあると思う。
でも、だからこそ僕等はそばに居よう。
幸せになる為に、
僕等の不幸を分け合っていこう。
本当は幸せになりたいんでしょ?
と言った。
私は、幸せになりたい。
あなたとなら、不幸になってもかまわない
なんてきれいごと、思ってもいない。
私は、幸せになりたい、但し、それは、あなたとではない。
今日、あなたに、幸せになりたいんでしょ?と言われて、気が付いた。
人生、いつだってやり直せる。
わたしは、あなたと離婚する。
あやとは、半分私だけど、半分あなた。
そう思うと、本当に愛してる人の子供をもう一度産みたい。
だから、あやとには、執着してない。
でも、命がけで産んだ子供。
それに、ヤマナの家は偏見のかたまりの家。
そんな家に、命かけた子供は、そうやすやすとはやれない。
こっちの両親は激怒してるし。
それは、あやとが成長して、退院するまで考える。