嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

胸の内を語ろうか、そろそろ。

2004年08月26日 13時08分02秒 | 駄文(詩とは呼べない)
力こそが正義だと彼は言った

正しさこそが正義だと彼は言った

心こそが正義だと彼は言った

道徳が正義だと彼は説いた

正義は正義でしかないと彼は言った

正義なんて無いと彼も言い始めた

人それぞれだと彼は言い放つ

ならばそこで僕は聞かねばならない
何故正義はあるのかと。

人それぞれの正義ならば正義など要らない
正義を正義たらしめるものが正義なのではなく
正義を求める人の心に正義があるのだとしたら
僕はやはり人の心の内に潜む正義を求める動機を知りたい

正義はしょせん言葉にしか過ぎず
定義をした人を俺は知らない
ならば正義を決めるのは俺自身なのだろう
そこで俺は正義を考えないという選択肢を選ぶ
選ばないという選択肢は存在しないようで存在する
すなわち僕は正義の話などじつはどうでもいいということである

選び取る事から常に全力で逃げる愚かさだって
僕には正義と重みは同じ

戦う事に正義を見出す愚かな僕ら
愚かさを競い笑いを得る為
僕は僕の内にある闘争心を嘲笑う
ピエロモニカ動物園で象も笑った
象牙の棘は痛かった
歯を食いしばれば涎だけが垂れ
目を伏せれば前が見えなくなり
倒れるように前進する

ノッシノッシ
ドシンドシン
ズシンズシン

これが正義の行進だ
ラッパを吹け
太鼓を叩け
踊れ僕らの愚かな正義


はじまりの唄は誰も知らない。