嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 

  


僕はいつからこの森に迷い込んだのだろう。
深い深い緑に包まれて
いい空気を吸いながらも
満足することはなく
ただただ前へと進んでみた。

この森では滅多に人が通らない。
通るとしても、ろくなヤツが居ない。
この前は木を切ってる木こりが居た。
俺は短気だったので
木こりを切ってやった。
この森の美しさもわからないヤツに、
生きる価値など無い。
通ったのは罪人ばかりだった。
後ろを振り返れば死体は山のようにあるけれど、
前に進むことが正しいと思って進んできた。

先を見通すことができない、
深い森の中に居るのだから、
ウロウロしても余計に迷うだけだ。
だから一つの方向に進むことが正しいと思って進んできた。
けれどそれは何か間違っていたかもしれない。

旅人よ、
僕に磁石を貸してくれてありがとう。
あなたのおかげで迷うことなく真っ直ぐに進んで来れました。
旅人よ、
僕に本を貸してくれてありがとう。
あなたのおかげで故人の古い知恵を借りることができました。
旅人よ、
僕に食料をくれてありがとう。
あなたのおかげで止まることなく前へ進むことができました。

けれど旅人よ、
あなたが私にくれたものは、
実際には何の役にも立たなかったかもしれない。
元々、私は北へ進むことなど考えては居なかった。
先人達の教えも、ただの暇つぶしでしか無かった。
あなたが私に教えることができるとすれば、

たった一つだけ。

命をつむぐこと。

あなたが私の為に死んだのならば、
私はあなたの意志を受け継いで生きて行けたかもしれない。
しかしあなたは自分の道を進んでしまった。
それならば何故あなたは私に磁石を、本を、食料を分け与えたのですか?
あなたは私に何を期待していたのでしょう。

次にもし、あなたと会えたら、
私もあなたに教えてあげようと思います。

消えゆく命の儚さを

それが生きることに疑問を抱いて進んでいる、
私なりの恩返しなのです。


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寒い  


俺は寒いのがすごく嫌いだ。
嫌いなモンは嫌いなんだよ!

今年もまた冬が来た。
寒い。
冬になると雪山を思い出す。
あの頃の雪山を。
とても寒かった。
寒さは死に繋がっているから寒いのかもしれない。
人が死ぬということはゼロになるという事だから。
だから俺は寒いのが嫌いだ。
幽霊に会うのも嫌いだ。
寒くなるから。
幽霊が嫌いなんじゃないさ。
だって彼らはおとなしいもの。
寒いのが嫌いなんだよ。
銃口を構えられたときにクる、あの寒さに似ている。
思わず俺は固まってしまう。
動けなくなる。
運動してた電子も怖くて固まってしまうから、
余計に寒いのかもしれない。

動き続ける事が生きることなら、
俺は既に死んでいるのかもしれない。

忍者は俺に金縛りをかけていった。
あの時から俺は止まったまんまだ。
俺の成長はあの時止まった。
時の流れも止まったままだ。
今、こんなにも悲しいのは、
悲しいままで止まったからだろう。
今、こんなにもつらいのは
あの時から何も食ってないからだろうか?
今、こんなにも寒いのは
ここがあの雪山だからだろう。

どうして俺はまたこの雪山に来たのか。
何故こんな寒い場所にわざわざ来てしまったのか。
考え続けても解らなかった。
解るはずも無かった。
けれど目の前にあの忍者が居るから
俺は知ってしまった。
俺はずーっと雪山に居たんだ。
そして今も動けずに居る。
ホントの事に気付いたとき、俺はゾッとした。
また背筋が寒くなった。

だから・・・

俺は寒いのがすごく嫌いだ。


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神様  


神様って居るのかな?
神様って何でもできるのかな?
神様って何でも知ってるのかな?
神様が全てを作ったってホントかな?
神様が世界の全てを作ったのだとしたら、
確かに神様は偉いかもしれない。

けれどこの世界で、僕を作ったのは
僕の両親だということになっている。
なら両親が世界で一番偉い事になる。
ところが僕は両親を尊敬していない。
哀れだとすら思っている。

こんな広い世界の全てを作ったヤツが居るなんてこと、
あるわけが無い。
僕自身の事でさえ僕は何も解っていないのに、
ましてや世界の全てを知ってる人なんて居るはずがない。
何でもできる神様が居るなら
世界中の人々に自分を信じさせる事くらいわけないはずだ。

少なくとも、俺は神を信じない。
世界の終わりは俺が死ぬときだから。
でも、神は居たのかもしれない。
神は世界を作り、
ちょっと油断してしまったのかもしれない。
「もし私が消えたら世界はどうなるだろうか?」
なんでもできる神様は自分を消すこともできた。
しかし消えてしまったものは元に戻らない。
そう考えれば確かにつじつまはあうだろう。

けれどこんな恐ろしいことを考えてはいけないかもしれない。
何故ならそれが真実であるとすれば
この世界は
既に見捨てられた世界だから。
創造主の居ない世界には目的が無い。
だから正しさも無い。
真実があるとするならば、
有る物は有り、無い物は無い
ただそれだけの事だろう。
そんないい加減な世界で
俺が人を殺してはいけないと誰が決めた?
そんないい加減な世界に
誰がルールを決めた?
そんないい加減な世界、
壊してしまってもバチなど当たるもんか。
世界はこれほど自由なのに
驚くほど窮屈だ。
世界はこれほど自由なのに
驚くほど不自由でいっぱいだ。

世界にたった一人の神様が居るならば、
願ってもいいですか?
本当の自由を
真実しか無い世界を
心のそこからの生きる喜びを

世界は嘘でいっぱいだ。
どうしてみんな平気なのかな?
世界は嘘でいっぱいだ。
だから僕は嘘吐きに育った。
嘘を吐くことが罪ならば、
この世界では生きることが罪じゃないか。

一つだけ自分に嘘を吐くとしたら、
どんな素敵な嘘を吐いてみようか。

「神様、僕は幸せです。世界中に大声で伝えたいです。生きていて本当に良かった。だから愛なんて要りません。」


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最近、記憶力が無い。
時々思う。
俺自身が気付かないうちに、
記憶を食ってるヤツが居るんじゃないのか?
誰かがこっそり持ち去って、
どっかで売ってるんじゃないのか?

けど、きっとそんな事は無いだろう。
だって俺の記憶なんて売ったところで
たいした値段は付かないだろうから。
俺の記憶は俺が使ってこそ価値があるものだから。

最近老人どもが邪魔だ。
時々思う。
彼らは生きてるのでは無くて、
生かされているのでは無いか?
社会的な保険が無くても、
彼は自力で生きていけるだろうか?
生きよう生きようとあがくだろうか?
じつわ死ねないから生きてるだけなんじゃないだろうか?
今度老人に会ったらこっそり聞いてみよう。
「ホントは生きてるのがつらいんじゃないですか?」
「ホントは死んでもいいと思ってるんじゃないですか?」
YESと答えたヤツには自殺してもらおう。
NOと答えたヤツには他殺がお似合いだ。

50の心臓を持ってるヤツが言った。
「俺は心臓が50個あるからお前よりも先輩なのだと」
俺は言ってやりたかった。
「俺の22個の心臓がお前の50個の心臓より弱いと誰が決めた?」
「くだらないヒューマニズムで先輩顔するな!」
と。
けれど俺には言えなかった。
彼の銃には50発の弾があり、
俺の銃には22発しか弾が無かった。
だから俺は撃つのはやめておいた。
まだ時期が早すぎる。
もう少しだけ、射撃が上達したら今度こそ勝負してみよう、
その時は相手の心臓が60個だろうと、
撃ち抜けるかもしれない。

こんな時、俺は思う。
俺に防弾チョッキがあったならあの時発射していたかもしれない。
俺に防弾チョッキがあったならあの時ヤツは死んでいたかもしれない。

けれど一つだけハッキリしている事がある。
ヤツはいずれ死ぬ。
できればその時は俺の手で殺すのではなく、
病気で苦しみながら死んでいって欲しい。
その時は俺に頼って欲しい。
俺は医者だから。

でも俺はその時、彼を助けることは無いだろう。
例え彼が密かに俺の命を救っていたとしても
俺が彼の命を救うことは無いだろう。
医者の俺に言えるセリフはたった一つしか無いのだから。
「残念ながら手遅れです、どうしてもっと早くに言ってくれなかったのですか?」
ヤツは気付いていない。
あの病気の原因が俺にあることを。

最近記憶力が無い。
特に悪いことをした記憶がない。
もしかしたら俺は自分が思ってるよりもいい人なんじゃないのか?
もしかしたら俺はとてもいい医者なんじゃないのか?
俺は患者に薬を与えてにっこりと笑う。
「大丈夫ですよ、きっと治ります」
「大丈夫ですよ、薬がありますから」
「大丈夫ですよ、病気なのはあなただけではありませんから。」
けれど俺は知っている。
医者だから知っている。
ホントはね、治る病気なんて一つも無いのさ。
お前らが飲んだ薬は俺が作ったのさ。
だから治るハズないだろう。

だって俺は病気なんだもの。


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<今日は御馳走にしよう>

右手に力が入る。
鋭い包丁を心の臓に突き刺しながら、
大声をあげてうめく相手をみながら、
僕はいつも考える、
全力を持って倒した相手なんだから
全力で食うべきだと思う。
そうで無ければ相手に失礼だ。

<今日の朝食は何にしようか。>

何故か指が震えてきた。
よく思い出せない。
怖いものなんて無いはずなのに。
イライラしてきた。
何かを殴りたくなってきた。
殴っても殴っても飽き足らない気がする。
力いっぱい殴る。
何か鈍い音がした。
もう腕なんていらないや、
口さえあれば生きていけるさ。

<今日の昼食は何にしようか。>

助けてくれ!誰か僕を助けてくれ!
誰か僕を救ってくれる人は居ないのか!?
血が止まらないんだ。
よだれが止まらないんだ。
涙が止まらないんだ。
毎日食べてるのに、
毎日腹が減るんだ。

<今日の夕食は何にしようか。>

食欲がどうしても止まらない。
病院に行ってみることにした。
治るとは到底思えなかったが、
それでも気休めくらいにはなるかと思った。
立派な白いお医者さんは、
「ただの胃拡張ですよ、心配しなくても大丈夫です。」
と言ってくれた。
けれど僕は無性に腹が立った。
「やめてくれ!もう嘘はたくさんだ、本当の事が知りたいんだ。」
僕は叫んだ。
とりあえず入院することになった。
どうせ鉄格子付きの病棟だろ、と思った。

意外な事にそれは内科の病棟らしかった。
若い看護婦さんが来て、
「大丈夫ですよ、最近は良いお薬がありますから。」
と言って微笑んだ。

<そろそろ夜食の時間らしいね。>


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冤罪  


警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :何もしてません

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :何もありませんでした

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :何もわかりません

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :・・・・・・・・・・・・・・。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :黙秘します

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :・・・・・。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :誰が?

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :あのー、聞いてますか?

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :まだ続くんですか?

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :もうやめませんか、こんな事

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :何度言ったらわかるんですか。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :このまま続けても無駄ですよ。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。

警察官:何をしたんだ?正直に言え。
俺 :こんなどうしようも無い世界で俺は何をしたらいいんだ・・・。


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親友  


「君と僕は同じなんだよ」
そう言って君は笑ったよね。
恥ずかしがり屋の僕は
「僕は君みたいにかっこよくないよ、」
と言ったけど、
正直嬉しかった。

でも、あの日確かに同じだった僕の心も
君とはずいぶん違ったものになってしまった。
あの日交わした約束も今ではもう無理なものとなってしまった。

「結局君はあの時となんら変わっていない。」
君はそう言って僕を慰めようとしてくれた。
でも余計な事はしないで欲しかった。
そうすれば僕らはもっと分かり合えたかもしれなかった。

変わって無いのは君だけだった。
僕は変わり過ぎてしまった。
僕は僕のやり方でそれを証明したかっただけなんだ。
許してくれとは言わないよ。
サヨナラも言わないよ。

僕はついに君を手に入れたのだから。

罪人の僕の言葉が光っているのは、
君の魂が美しいからでは無いだろう。
僕なりの命懸けの「言い訳」だからさ。


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今日はいじめっ子を殴った。
僕には殴る理由が見あたらなかったが、
いじめられっ子には
殴られるだけの理由があるから別にいいと思った。
いじめられっ子は
理由もなく殴る俺がいじめっ子なのだと言った。

右手が痛い痛いと泣き出した。
でも俺の心は痛くないから笑っていた。
右手が俺の心は悪魔だと言った。
それでも俺の微笑みは天使のように輝いていると思った。

だって他人を殴ってるんだもの。
裁きを与えるほど偉いワケじゃない。
タダ目の前に居たから殴ってみただけだ。
特に君が嫌いなワケじゃない。
俺に正義があるわけでも無い。
人を殺すのに理由が必要であると無理に考えるなら、
「邪魔だった」
たった一言でいいさ。

けどな、俺は悪魔じゃないぜ。
君と同じさ。
忘れたのか?
あの時の事を思い出して見ろ。
君は両手を使って殺めたじゃないか。
俺は右手しか使ってないぜ。

あの時の事を思い出して見ろ。
彼は苦しむ暇すら無かったじゃないか。
僕は彼を殴っただけだぞ?

君は殺したじゃないか。
君は気付いてないかもしれないけど、
あの一瞬の音は今でも耳にこびりついて離れないほど強烈だったよ。
君はもう忘れてるかもしれないね。

殺された彼はタダの蚊だった事を。










あるのは生きているという事実だけ。


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超スーパーウルトラミラクル絶対無茶苦茶すんげぇもろくそ驚異の一生治らんデヴ
ちょっとお前は飛び降りろ。
超スーパーウルトラミラクル絶対無茶苦茶すんげぇもろくそ驚異の一生治らんデブ
ちょっとお前は空を飛べ!
超スーパーウルトラミラクル絶対無茶苦茶すんげぇもろくそ驚異の一生治らんでう゛
ちょっとお前は串刺し。
超スーパーウルトラミラクル絶対無茶苦茶すんげぇもろくそ驚異の一生治らんでぶ
ちょっとお前は人間ち゛ゃない。

俺は偉い。
俺にとんでもない口を利いたヤツがいる。
「お前はそんなに偉いのか?」
と聞いてきた。
お前が生きてるのは誰のおかげだ?
お前がそうやって質問できるのは誰のおかげだ?
そんな質問を考えてしまうお前は死ね!

世界は誰のおかげで回っている?
今日という日がある事に感謝しろ。
お前に明日が無いことにも感謝しろ。
お前を作ったのは俺だから。

俺は神様を信じない。
お前も俺を信じなくていい。
だけど真実は常に一つ。
俺が死んだときにわかるさ。
俺が死んだら世界は無くなるぞ。
俺の世界が無くなるぞ。
世界は閉じる。
世界は開かれているからこそ世界なんだ。
俺が生きているからこそ世界は光り輝くんだ。
俺の居ない世界を俺は認めない。
だって俺は生きてるんだもの。
俺はいつでもポジティブさ。
だってネガティブって意味よくわかんないもん。
生きてる間はポジティブさ。


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今日は猫の首をちぎって投げた。
遠くでライオンが吼えた気がしたけど、
空耳だと思い込むことにした。
だってライオンは怖いもん。

今日は犬の首をちぎって投げた。
工事現場で人が一人墜落したらしい。
俺のせいじゃないよ。
犬の首くらいで驚くヤツはいつか死ぬさ。

今日はハムスターの首をちぎって鳥の餌にした。
鳥はおいしそうについばんで食っていた。
鳥はわかってて食ったのかもしれない。
だって鳥は食った後、確かに笑ったんだもの。

今日は牛を殺して牛肉を食べた。
牛は草を食って生きてるけど、
そんなのは知ったことじゃないさ。
食われるのが嫌なら牛が人間を食えばいい。

今日は象の首をちぎって投げた
そんな事できるわけ無いだろ!
仕方ないからハムスターを食った鳥を食うことにした。
だってむかついたんだもの。
イライラしたんだもの。
しょうがないさ。
鳥のくせに人間にたてつくから。

人間は偉い。
何が偉いかってなんでも食うから偉いんだよ。
俺は好き嫌いはしない。
なんでも食うんだよ。
だって俺は偉いもの。

いつか誰かが言ったよね。
人の肉はウマイってさ、
いつか誰かが言ったよね。
人の肉はマズイってさ、
いつか誰かが言ったよね。
お前は宇宙人に似てるってさ、
いつか俺は誰かに言ってやる。
人間の肉はマズかった、と。


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そんな目で俺を見ないでくれ
確かに俺は偽善者だったさ
そんな目で俺を見ないでくれ
確かに俺は嘘吐きだったさ
そんな目で俺を見ないでくれ
確かに俺は盗人だったさ
そんな目で俺を見ないでくれ
確かに俺は罪人さ
そんな目で俺を見ないでくれ
これでもおれは人間なんだぞ?

君と同じさ
赤信号を渡る時も
君と同じさ
嫉妬に狂う時も
君と同じさ
金が欲しい時も
君と同じさ
相手を殺したい時も
君と同じさ
その内側に繊細な殺戮の欲望がある。

なんで君は平気で居られるんだ?
世界はこんなにも偽善に満ち満ちているのに
なんで君は平気で居られるんだ?
平和な人々はこんなにも愚かなのに
なんで君は平気で居られるんだ?
良識のある人々はこんなにもエゴイストなのに
なんで君は平気で居られるんだ?
世界はこんなにも醜いものでいっぱいなのに
なんで君は平気で居られるんだ?
世界はこんなにも不完全なのに
なんで君は平気で居られるんだ?
障害者どもがただただ無駄に資源を消費しているのに
なんで君は平気で居られるんだ?
今日食べる物すら無い人々が居るというのに
なんで君は平気で居られるんだ?
ヤツラはすぐそこまで来ているのに
なんで君は平気で居られるんだ?
君の自由を奪ったのは僕なのに
なんで君は平気で居られるんだ?
君の純潔を奪ったのは僕なのに
なんで君は平気で居られるんだ?
君を殺したのは僕なのに
なんで君は平気で居られるんだ?
君は本当は僕と同じなのに

さぁ右手を出して。僕の心をあげよう。
とっても汚い僕の心さ
さぁ左手を出して、僕の身体をあげよう。
じつわもう、腐っているけどね。

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後悔  


今日は鏡の日にしよう。
顔見てみた→相変わらず醜い
目を見てみた→瞳の奥が見えた
眼球を見てみた→血管が見えた
眼球をくり抜いてみた→痛かった
脳味噌を取り出してみた→欠陥が見えた(爆)
心臓を取り出してみた→心は見えなかった

今日は脳味噌の日にしよう。
左脳を取り出したら論理的思考ができなくなった。
右手も動かなくなった。
ナイフが握れなくなった。
せっかくの右手だったのに。
あんなにもよく言うことを聞く右手だったのに。
どうして動かなくなったんだろう。
動かなくなった右腕をかじりながら僕は考えた。
いくら食べても生えてはこないのに。
いくら食べてももう言うことは聞いてくれないのに。
どうしてこんなにも腹が減るんだろう。
どうして俺はこんなにも右手をかみ砕いているんだろう。

今日は左利きの日にしよう。
左手でハサミを使ってみる→うまく切れない
左手で文字を書いてみる→うまく書けない
左手でハシを握ってみる→うまく掴めない
こんな不器用な左手は要らない
こんな役立たずな左手は要らない
こんな格好悪い左手は要らない
食ってしまう事にした
左腕をかじりながら僕は考えた。
この左腕を食い終わったとき、俺はどうすればいいのだろう?
この左腕を食い終わったとき、俺は何ができるのだろう?
この左腕を食い終わったとき、俺は死ぬのだろうか?
死にたくない・・・
強く思った。
でも遅かった。
もう腕なんて残ってなかった。
僕はダルマになった。

今日はボーっとしよう。
今日はボーっとした。
今日は一日中ボーっとしていた。
いつまで経っても明日は来なかった。
だって今日は今日なんだもの。
明日は来ないさ。
明日が来る事なんてあるわけないさ。
でも、もしかしたら、昨日は来るかもしれない。
もし昨日が来たらどうしよう。
また僕は左手を食わないといけないのか?
また僕はカラッポにならないとダメなのか?
また僕は彼女を・・・

どうしてこんな事をしてしまったんだろう。
昨日に戻りたい・・・



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今日は涙を流した。
今日も涙を流した。
一滴だけ涙が流れた。
一滴の涙しか流れなかった。

それでも僕は毎日泣いてばかりいる。

いつかこの涙は川へと流れるんだろうか?
いつかこの涙は雨となるのだろうか?
いつかこの涙は海へと変わるだろうか?

海は人の涙でいっぱいだ。
海は悲しみでいっぱいだ。

今日も僕は前向きに泣いた。


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今日は一大決心をした。
これからは全力で生きよう!
全力で限界まで起きて、
全力で限界まで寝て、
全力で限界まで繋いで
全力で限界までオナニー

ところでオナニーって何?
ひとりよがりの事?
だったら僕はオナニストさ。
そうとも極めてやるぜ。

今日コレを読んでくれた君を好きになってみる。
今日コレを読んでくれた君を想ってみる。
今日コレを読みながらやってみる。
今日コレを読みながら発射してみる。
ごめーん、やっぱり出なかったよ。
だって君が見えないんだもの。

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幽霊  


夜は僕らの時間。
夜はお化けの時間。
夜はNETの時間。

今日は幽霊からメールが来た。
なんと電子メールさ。
最近のお化けはハイテクだねぇ。
昔のお化けなんて毛が3本あって
空を飛ぶことしかできなかったんだぜ?

幽霊はメールで教えてくれた。
幽霊は居るって事を。
幽霊が居るとき、僕は肌で感じる事ができる。
全く違う事をしていたのに、急に脳裏に幽霊の映像が浮かぶ事がある。
そんな時、肌が寒くなる。
そんな時、背筋がゾッっとする。
そんな時、幽霊は必ずそこに居る。
そんな時、僕には見える。
鏡に映った僕の素顔が見える。

今日も幽霊からメールが来た。
幽霊から電波が届いた。
僕は心で受信する。
僕は心でメールを見る。
鏡を見ながらメ-ル打つ僕。
鏡を見ながらメールを見る僕。
鏡を見ながらメ-ル打つ僕。
鏡を見ながらメールを見る僕。
鏡を見ながらメ-ル打つ僕。
鏡を見ながらメールを見る僕。

せっっかくだからメールを見せてやるよ。
だって君は幽霊なんて信じてないんだろ?

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私たちもメールを送る時代になりました、
でも時々思うんです。
私たちは見て欲しいんじゃない。
私たちはわかって欲しいんじゃない。
ただ、空が飛びたかっただけなんだ。
--------------------------------


なぁ~んだ、またガセネタち゛ゃん。
本当の幽霊ってどこに居るの?
簡単さ。鏡の前に居るじゃないか。
ちょっと右手のナイフに力を入れるだけさ、
ちょっと切れ目を入れるだけさ、
ちょっと水で流すだけさ、
こんなにも水で流しているのに、
こんなにも涙を流しているのに、
汚いモノは流れていかないんだ。
今日も僕は幽霊になれなかった。
今日も僕は空を飛べなかった。
空を飛びたい。。。。。


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