リハーサル

今日は午後から会場にてリハーサルを行いました。

会場で担当してくださっている女性は、「プログラムを見て面白そうだと思ったので、子どもも連れてくるわ。それに子どもの幼稚園にもチラシを置いたので、他にも来るかもしれない。」と言ってくれましたが、彼女の子どもも、幼稚園のお友達もオーストリア人。日本語どころか、日本さえ知らない子どもたちに、このコンサート、いやいやはに～の存在そのものが伝わるかどうか？どきどきです。

会場はとってもよく響くところで、今日は私もよっしーさんも、響きについていけない所があったものの、ソーラン節のリハーサルなどはたいへん盛り上がって、私自身が楽しんでしまいまいした。このままお客さんにも喜んでもらいたい！

終わった後も、他の職員の方に「聞こえていたけど、いいコンサートになりそうね！楽しみだわ。見たらもっと楽しめるんでしょ？見えなくて残念！」と、かなり興味をもってもらえたようです。じゅんなさんも、よっしーさんにも、すぐに会場の職員さんたちの暖かさが伝わり、３人そろって気分よく後にしました。

夜、私は家で待機。よっしーさんはムジークフェラインのオーケストラコンサート、じゅんなさんはフォルクスオパーにバレエを観に行ってます。しばしの静かな時間です。

フォルクスオパー「タンホイザー８０分」４．３．２００８

今朝は７時半には起きて、３人で朝食を食べ、じゅんなさんはお迎えにきたコニーちゃんと一緒にシェーンブルン宮殿へ。

その間、私とよっしーさんは、のんびり買い物へ行き、近くのリヒテンシュタインの庭を散歩し（すでに少し花が咲いている）、午後からはじめてのあわせをしました。半年間一人でいろいろ練ってくれたのがよかったのか、意外にどの曲もぴったり来る感じで、この調子なら本番もいい感じでいけそうです。また、じゅんなさんの踊りも見せてもらったのですが、あまりに踊りに目がいってしまって、歌詞を忘れたり、２小説飛ばしたりと、私が一番ぼーっとしているようです。気をつけねば！

夜、じゅんなさんは勇敢にも一人で国立歌劇場「ボエーム」へ行き、その間よっしーさんと「どうする？なにする？テレビでも見る？」と相談した結果、すでに売り切れだけどフォルクスオパーの「タンホイザー８０分」へ行ってみることにしました。やはり行けばあるもので、あるおじさんが「立ち見あまったんだけど？」とチケットを譲ってくれました。

この「タンホイザー８０分」は前にも書いたとおり、今年のフォルクスオパー支配人さん（役者さん）の一人芝居。なので、よっしーさんには言葉は難しいのですが、それでも目が離せないほどに楽しかったようで、思い切って行ってみてよかったです。音楽がすべてワーグナーからウィーン音楽に編曲してあるので、よっしーさんにウィーン風を楽しんでもらえて、尚よかったです。

さて、明日はリハーサル。実際に会場でやってみます。どんな雰囲気になるか楽しみです。（その前に８時起きで二人だけで朝食のパン買いに行ってもらって、二人でシシィミュージアムに行ってもらう予定です！）



写真は、オペラから返ってきたじゅんなさんと、シャワーを浴びてくつろぎすがたのよっしーさんです。ふたりともパワー満開で～す。

おふたり到着しました

じゅんなさんと、よっしーさんがとうとうウィーンへ来ました。

あまりお疲れではないようで、夜１２時前までお茶飲んだりしてしゃべってしまいました。でも、早速じゅんなさんに髪の毛を染めてもらって、やっと白髪頭から開放されました。しゃべりすぎて喉がすでに疲れたので今日はもう寝ますね。

明日はじゅんなさん観光、よっしーさんと私は久しぶりのあわせになります。お二人の写真も取る予定です。お楽しみに。

で、明日から急に寒くなる予定のウィーン。風邪を引かないようにしなければ！

よく生きることと上手く生きること

コンサート前は外出する用事を作らないことにしているので、家にこもりっきりになる。なので時間もたくさんあるので、（明日の受け入れ準備はあるけれど）いろいろ考えごとができるのがいい。

そんななか、最近毎日読んでいるWeb新聞で、「よく生きることと、上手く生きることの違い」みたいな記事を読んだ。これは、昔読んだ遠藤周作さんの本の中にもあった「人生を生きるか、生活を生きるか」と同じで、「ああ、今この言葉をこの時期にもう一度見ることになったかぁ」と今一度考え直すことにした。

私の場合、この状況でここにきてしまっている段階で、すでに生活ではなく人生を選択しているような気がするが、最近だんだんと帰国後の悲惨な状況を想像してしまい、恐怖でおののいてしまうことが多々あった。なのでどうしても頭が「いかに上手く切り抜けるか」を考える方へ行ってしまっていた。上手く切り抜けた場合、学校でちょっと教えて～、レッスン希望の生徒さんも増えて～、１年に１回コンサートして～、そんでもって休みにはヨーロッパでレッスン受けて～みたいな。うらやましいかな、こういう生活している人は意外にいる。

でも、ゆっくり考えると、それは私の中の「生活の充実」であって、「人生を生きる」ということとまったく関係ないことがわかる。誤解しないでほしいのは、もちろん教育に人生をかけている人もいるし、子どもへのレッスンに人生をかけている人もいる。なのでそういう生き方をしている人が、人生ではなく生活を生きているというのではない。ただ、私がその生き方を選んで、安心してしまった時に「生活」なだけ。

私の中の人生の部分を生きていくのは、とってもしんどいし、つらい。なので、ほおっておくと生活を生きるにすりかわっている。特に年を取ると、「もうそろそろ落ち着いたほうが」という気持ちになったり「いつまでもばかな事やってないで」と言われている気になったり。

実は帰国後は、自分でも「もういいかげんに生活の安定をはかろう。ウィーンで今回一生懸命勉強したら、あと１０年は食えるだろう。」と思っていた。たぶん自分ひとりくらいなら食べていけると思う。でもそれでいいのかなぁって悩みだしてしまった。だって今回だって「これ以上自分にウソはつけない。はがれたメッキを張り直しに行かないと！」と思ってこっちに来たんだから。

安心してください。帰って来るなと言われても日本には帰ります。今回こちらに住んでやっぱり思うのは、私は日本人で、日本人の部分が８割で、ヨーロッパ的な部分が２～３割自分の中にあればOKな人間なんだと再確認しています。だからこちらに墓をつくる気は、まったくないです。もちろん勉強したいし、空気を吸いにちょこちょここちらへ来ることは大いにあると思いますが。

人生を生きるってなんぞや？まだ答えは出ていませんが、できればそっちを探して生きていきたいと思います。でも、だからといってハズレタ人間だって言われるのも嫌なんですけど…コンサート終わったらまた考えます。（お願いですから暇ですね、って言わないでください）

今日はアラレが降りました

朝から私のお腹が鳴ってるのか？と思ったらカミナリでした。そして急に雨が激しく降りだし、その上、時々アラレがまじっていました。ちょうど買い物に行こうと思っていた時間だったのですが、怖くてやめました。なので、明日食べるものがありません。（といっても朝のパンはあるし、ジャガイモとリンゴがあるので、レーズン混ぜてサラダでも、ケーキでも作れるし、チョコレートもある。ご心配なく。）

いよいよ明後日じゅんなさんとよっしーさんが来るので、明日はもう一度家の掃除と、ベッドの用意と、それから～とすることは多い。

その上、４月にこまこま夫婦が来ることが正式に決まったので、今日は一日（ついたち）、フォルクスのチケット取りなどにゴーゴー風が吹く中で動く。

この前、体重を量ったら以外や以外増えていたので、最近食事は一日２回にしています。朝が遅いので、自然と昼も遅くなるので特につらくもなく、（夜オペラに行っていないので、お腹が鳴ったらどうしよう…と思わないので気分的にもＯＫ）おかげさまでウィーンに来た頃の体重まで戻りました。このまま続けようと思うのですが、お客さんが来ている間は「あれも、これも」になるでしょうから、あまり深く考えないようにします。とにもかくにも、持ってきてもらう衣裳のお腹周りが少しでもましになるようにしたいと思うくらいです。

残念ながらお二人がウィーンにいる間のお天気があまりよくありません。一日くらいきれいに晴れてくれるといいんだけど、無理そうです。この街は天気で印象が全然違うので、心配です。晴れるとガイドブックそのものの、すてきな街になるんですが、曇るとグレーでいや～な感じにしか映らないので…

コンサートの次の日からイースターマーケットがシェーンブルン宮殿で始まるという情報を得ました。それで勘弁してもらいましょう。