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ダンジーブログ

食道癌は治りにくい

2006-09-25 | 医療・病気・いのち
 消化器外科領域で、予後が悪いものに食道癌がある。胃癌であればまだ早期癌といえる大きさでも、粘膜筋板というところを越えて少し深く入ると、半数近くにリンパ節転移を起こしてしまう。つまり小さいうちから転移を起こしてしまうので治りにくいのである。

 これがまた、症状が出にくいときている。一番多い症状は、食べ物がつかえるという訴えだ。こういう症状が出るのは、食道が癌のためにもう狭くなってきている場合が多く、すでに何らかの転移を起こしていることが多い。

 タバコを吸う人。お酒をかなり飲む人。などはそうでない人に比べて、食道癌のリスクが高い。根治できる段階で見つけてもらうには、内視鏡の定期検診をうけることと、2年に一回は食道を中心に見てもらうことが必要だろう。特に50歳を過ぎた男性はぜひ。

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