男友達との会食

2007-12-15 14:58:52 | 日々思うこと
今夜、中学、高校で同級生だった3人の男の友達と会食する。
年賀状のやり取りくらいで、会ったりしたこともなかったのにあなたが亡くなったとき、
来てくれて最後までいてくれた。

その中の一人の奥様が難病にかかられて、ひとりでの食事もつまらないだろうから
一度一緒に食事でもという話になり、毎月一度会食することに決めたの。
ところが2度会食し、次の日時や場所を決めてあったのに、奥様の病状が悪化して
延期ということにしていたら、とうとう亡くなられてしまったのよ。

その彼が四十九日も終わったから以前決めてあった場所でと言ってきて、今夜ということになったわけ。

男の人って立ち直るのが早いのね。
わたしなんかいつまでもあなたのことを引きずっていて、なかなか吹っ切れないでいるのに。

「お食事に誘われたの」って言えばあなたはきっと「行っといで」と言うのに決まってるわね。
いつもそうだったから。

わたしは大学も仕事についてからも男性の多いところで過ごしてきたから、あまり
男とか女とかを意識しないほうだと思う。
友達も男性のほうが多くて、義妹などはあきれているくらいだから。

群れることが好きではないけれど、少数の人と食べたり、飲んだり、話したりするのは好きだ。

男性でも女性でも普通に会い、普通に食べ、普通に飲み、普通に話し、そして
普通に分かれる。


男性を異性として眺めるのに慣れていなかったのかもしれない。

あなたはそれが分かってた。

ものを買うときは割りに即断するほうなのに、あなたとの結婚もなかなか踏み切れずにあなたをいらだたせ、
ぐずぐずしているうちにあなたのお父様が我が家を突然訪問するというので
大慌てをしたものだった。
あなたは決断力のある人だったから。

わたしがが臆病で、慎重だってことをあなたは十分承知しているのよね。
それとも自分に自信があったのかな。
またはわたしをたいしたことないって見くびっていたのかしら。

いずれにしても食べてきます。
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神戸ルミナリエ

2007-12-13 12:57:52 | 日々思うこと
昨年の今頃、神戸へオルセー美術館展を観にいくついでに一泊してルミナリエを見た。
わたしは小さいころ神戸にいたので、本当に神戸が懐かしい。
震災があった後、母と訪れたけれども住み慣れた家はなく、新しいプレハブの家ば
かりですっかり変わり果てていて、どこがどうだか分からなくなっていた。
その折にも、母と歩いてこの光の美しさに圧倒されたものだった。
神戸での暮らしを覚えているのは父亡き後、母とわたしだけになっていたけれど、
その母も昨年亡くなった。
その後も「とてもきれいだった。もう一度行きたいね。」と言っていたのに、
結局一度しか連れて行かれなかったのが今となっては悔やまれてならない。
あまりにもあっけない亡くなりようだったから。


あなたも母も思いもかけないうちに、あの世へ旅立ってしまった。
まだまだなんていう先のことは誰にも分からない。
覚悟が必要なんだろうな。
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3年ぶりの年賀状

2007-12-05 15:44:17 | 日々思うこと
3年ぶりに年賀状を書いている。
2年前にあなたが、そして昨年母が亡くなって「喪中欠礼」ばかり書いていたから。
いつもあなたの分まで表書きしていたから、ずいぶん少なくなった。
楽にはなったけれど、やはり寂しい思いもある。
あなたの知人でわたしの知らない方も、年賀のご挨拶を書いていると
自分の知り合いのような気がしていた。

今年もかなり「喪中欠礼」のお知らせをいただいている。
どの人も寂しいお正月を迎えられることだろう。
この寂しさは当事者にしか分からないので、うかつに慰められない。
わたしの場合、慰められたり、励まされたりするのが、何より辛く、いやだった。

人はそれぞれ寂しさに耐えて生きていくのよね。
がんばったりしないで、あるがままの生き方でいいと思う。

我が家は少しがんばらなさ過ぎではあるけれど。
でも、あなたもわたしも息子のSもそうやって今まで生きてきて、まあまあの暮らしだったから。
これでよしとしなくちゃ、ね。
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とうとう12月

2007-12-01 22:05:48 | 日々思うこと
2年前の今頃、わたしは体が動かなくなった。
朝、ベッドから起き上がれなくてわざと転げ落ちて這うようにして着替えたものだった。
それほど大きなショックが体を襲ったのね。

あれから2年、なんとか体は立ち直ったけれど、あなたが「千の風になって」
広いお空を吹き渡っているなんてとても思えない。

風になったのだったら、どうかわたしの周りだけで吹いていてちょうだい。

あなたのいないお正月をまた迎えることになる。

外国への8ヶ月にわたる出張や、単身赴任がないわけではなかったけれど、
いづれ帰ってくると思っていたし、あなたはいつも「いる」人だったのに。

愚痴ってばかりいると、あなたは風にもなれないかしら。
きりがないからもうやめとこ。
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