歯医者待合室の絵「クリムト接吻」

2024-08-02 13:01:20 | 日々思うこと

上の奥歯の詰め物がぽとりと外れた。

経年劣化だと思う。

前に住んでいたところの近くの歯医者

で治療した。

さてどうしよう。

大腿骨骨折で入院して内臓にも

疾患が見つかりリハビリを入れて

3か月半、100日入院した。

その留守中に歯の掃除でかかっていた

歯医者から「長い間来院がないが

近いうちに来院のほどを」という意味の

はがきが届いていたが無視していた。

月に1度の来院を促されていたけれど

皆に聞くと多すぎるともいわれていたし、

足が弱っていて行く気持ちにもなれない

ので疎遠になっていたのだ。

 

弟夫婦が通院しているという歯医者に

初めて行ったのが7月23日。

待合室にクリムトの接吻のレプリカが

かかっていた。

構図は全く一緒なのだが背景は金箔の

はずなのになぜか金のところがすべて銀色

になっている。

ウイーンの宮殿で実物を見ていたので

受付の人に「あの絵クリムトですか」

と聞いてみた。

「分かりません。知らないのです。

画に詳しいのですか」と逆に聞かれた。

 

 はっきりしないボケ写真

次の診察日は7月31日。

冷蔵庫に張り付けてあったマグネットを

持って行った。 確かに構図は同じだ。

 

受付の人に「良かったらどうぞ」とわたした。

 

診察が終わったとき、先生が

「ありがとうございます。実は豊田市で

クリムト展があったとき、観に行ったの

ですが「接吻」はありませんでした。」

マグネットを持っておっしゃった。

先生はクリムトがお好きらしい。

わたくしは本当のところ特に晩年の作品が

よくわからない。

                            

 

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