留守をしている間に知らない女性の姿がドアホーンのカメラに写っていた。
それも2日続けて。
昨日その女性が現れた。総務省統計局が行っている「家計調査」の対象世帯になった
のだという。かなりの年齢の女性で市役所に元勤めていたので統計には詳しいと言って
くどくどと長い時間説明する。正直鬱陶しい。説明文を読めばわかる。
11月から3か月、半月ごとに集めに来るということで15日分の用紙を置いていった。
毎日購入したものを記録する。それも1品、1品に分けて。
旅行に行っても乗車券、飲んだコーヒー、買ったペットボトル、泊まった宿泊費・・。
この年末、小忙しいのにうんざりだ。預金をおろしたら収入と書くようにという。
旅行の時、ランチを食べて、コーヒーを飲んだら別々に書くのか。
こんなの面倒だ。お財布にあらかじめいくらか入れておいて、帰宅してそれから
残金を引いただけが旅行で使った金額、旅行費である。性格までいじましくなりそうで
やりきれない。10月中にたくさん買っておいて11月には買わないようにしたい
けれどそういうわけにもいかないだろう。
それに個人情報が丸漏れになる。敷地面積、建坪、部屋数、家族のことまで聞いて
いった。
誰にも漏れることはないというけれど「少なくともあなたには漏れますよね。」と
言ったら「それはそうです」って。
これは国民としての義務なのか。まったく運が悪いこと極まりなし。