コンサートの聴衆

アメリカのピアノコンクールで優勝した青年のコンサートが名古屋を皮切りに全国で開催されるそうで、名古屋では優勝が発表されると同時に残っていた千席以上がたちまち売れ切れたということだ。

１８００席のうち１０００席以上が残っていたのに売れきれた後も問い合わせがひっきりなしで、主催した当事者が驚いていると報じられている。

わたしを含めてそういうものだろうなあと妙に感心したり、悲しくなったりした。
無名のときには大して関心を寄せず、コンクールで優勝したとなると殺到する。

絵画の場合でも有名画家の作品展には何が何でもと出かけるけれど、余り名も知られていない作家の場合は見向きもしない。

結局のところ、自分の目や耳に自信がないのだ。
分からないけれど、いいということだから有名だから観にいく、聴きに行く。

すごく反省させられるニュースだった。