私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

映画を見たり

2015-08-11 16:20:40 | 日記

August 11, 2015

朝から立ち働いて、「ガトーショコラ」と「レモンカード」を作った。明日訪問する予定になっている友人宅へ持っていくためのもの。出来栄えはあまり感心したものではなかった。チョコレートは焦げやすいので、レシピよりは温度を下げた方がいいかもしれない。そのあと、アルテリア・シネマで映画をみることにした。「アリスのままで」、本年度アカデミー賞受賞作品で、話題になっている映画だ。私との接点が乏しいように感じたので、どうしようかと迷ったが、話題作がこんなに早く見れるのも珍しいので、出かけた。12:10からの上映、11時半過ぎに会場に行くと、私が最後のひとりとのこと、私の後にも次々と人が来ていて、皆一様に驚き、落胆して帰られた。私は近くなので、別の日にしてもいいのだが、何となくこの1枚にこだわった。最前列になりますよ、という受付の女性の言葉にうなずいて、切符を受け取った。あらすじは、パンフから。「ニューヨーク、コロンビア大学の教授を務める50歳のアリスは、ある日、自身の異変に気づく。検査の結果は若年性アルツハイマー症。自分が自分でなくなる恐怖に直面した彼女が、心の平安を得るまでの葛藤を描く感動作。アリス役のジュリアン・ムーアはアカデミー主演女優賞に輝いた。」とある。

夫と子供3人、キャリア、何をとっても不足のない人物に降りかかった悲劇、話そのものは、認知症という点を除けば、一般性があるものではないが、だれにも予測できない人生という視点からとらえると、自分を含む人間へのやさしさ、尊厳のようなものについて考えさせるテーマを投げかけている映画だった。映画を見終わって駅に向かう2,3分の道のり、ご夫婦やお友達と見に来ていた人達が、見てきたばかりの映画について語っている言葉が、耳に入ってくる。「実際にはこんな風にはいかないわね。」 すべてのフィクションに共通する感想が聞けるのも楽しい。その通り、現実は映画のようには進まない。それでも、人間が自分に降りかかった運命を受け入れていく覚悟を教えられたように思う。 

画像は、団地の庭で撮った。「タカサゴユリ」だと思う。


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