私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

映画『パリ3区の遺産相続人』

2016-01-06 20:58:12 | 日記

January 6, 2016

1月6日(水)
毎日出歩いているようで恥ずかしいが、暖かいお天気もそろそろ終わりそうなので、体が動けるうちにとあちこち出かけている。今日は、アルテリア・シネマで、映画『パリ3区の遺産相続人』を見た。内容は、フランスの遺産相続についてのちょっと変わった法律、「ヴィアジェ」が絡むお話、特にどうということではない映画だが、アカデミー賞俳優たち、マギー・スミス、ケヴィン・クライン、クリスティン・スコット・トーマスのすばらしい演技とパリ市内の映像が目の保養になった。新年にこんなヒューマンな映画を見れてよかった。「ヴィアジェ」については、パンフの解説を引用させてもらう。「フランスに200年前から存在する不動産売買システム。その特徴は、不動産を売却しても売主は亡くなるまで住み続けることができることで、買主は売主が亡くなるまで、毎月一定の金額をローンの代わりに支払い続けける。売主がすぐに亡くなれば、買主の負担は少ないが、長生きした場合には容易に不動産が手に入らないケースもある。」お国変われば法律も様々だが、所有者意識の強い日本ではちょっと考えられないかもしれない。

夕方、若い頃に開いていた英語教室に来てくださっていたお嬢さんが、何年振りかで訪れて下さった。車を駐車できないので、お玄関先での立ち話だったが、うれしかった。お嬢さんといっても、今は立派な奥様であり、お母様である。この方は、私が何も分らないままに、生活のために始めた教室の最初の生徒さんだ。もうすぐ40歳になるころのことであり、私はまだまだ若かった。胸にこみ上げる思いを言葉で伝えることはできないが、これも新年の贈りものだろう。

画像は、映画のパンフから。


最新の画像もっと見る