私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

山崎豊子

2015-10-01 18:08:55 | 日記

October 1, 2015

友人と、日本橋高島屋で開催されている、「山崎豊子展」を見てきた。チケットは友人が用意してくださった。なかなか見ごたえのある展覧会だった。改めてこの作家のすごさを垣間見た思いだった。読書会では、中国残留孤児の問題を扱った『大地の子』と、今年になって、生家である「小倉山本」をモデルに大阪船場の商家を扱った処女作『暖簾』を読んだ。私個人としては、『白い巨塔』と『不毛地帯』を読んだ記憶がある。しかし、代表作を紹介している記事を丁寧に読ませてもらい、自作の原稿などに触れると、どの作品もぜひ読んでみたいと思った。特に『ぼんち』と『花のれん』の解説が興味深かった。「その社会性の強いテーマや複雑に絡み合う人間模様は、徹底した取材から生まれた。」という言葉を、この展覧会のパンフレットから引用させてもらおう。また、山崎豊子が貫いた反戦思想は、今の日本の政治情勢に警鐘を鳴らすものだろう。

いつものように友人宅にお邪魔させていただいて、パスタをご馳走になった。やはりお手作りのものはおいしいですね。手早くて気が利いたランチ、友人の「もてなし上手」を見ならいたいと思う。帰宅したら、別の友人から電話がかかっていたのが分ったので、こちらからかけ直すと、高島屋の「山崎豊子展」を見、『大地の子』の取材状況を扱った本を読んで、あまりに感動したので、ぜひこのことを私に話ししたいと思い電話されたとのこと。もちろん彼女は、私が今日この展覧会に出かけたことは知らない。あまりの偶然に驚いた。そのあと開いた朝日新聞の夕刊で、女優の黒木瞳さんが、ご自分が体験された不思議な繋がりについて書かれているのが目に付いた。「なんなんですかね?こういうことって。その人を考えていたら、その人から急に連絡があったり、連絡してみると、私のことをちょうど考えていたと言われたり。・・・」(朝日新聞、2015年10月1日) 私は、今日の出来事とこの記事の偶然の一致にも、今驚いている。

画像は、友人のメールから、「中秋の名月」。この写真を撮るのは大変だったでしょう、素敵です。


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