私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

一進一退

2017-03-07 08:15:21 | 日記

March 7, 2017

お天気も私の骨折も一進一退だ。今日は朝4時に目が覚めてから、とても眠れそうもないのでいつものように朝シャワーを浴びて、抱えている点訳に取り掛かった。頭の体操も兼ねているとはいえ、以前見たことがあってもすっかり忘れてしまっている書き方を調べているとすぐに時間が過ぎて行く。カーテンを閉めたままでパソコンに向かていて、気が付いたらカーテン越しに朝の光が入ってきている。天気予報では今日は寒空のようだが、午後から借りている本の返却と新しく届いている本をとりに、図書館に出かけた。

借りてきた本は、末盛千枝子『「私」を受け容れて生きる』(新潮社)で、新聞の読書欄か何かで紹介さえrていたように記憶する。予約してからだいぶ長く待たされた。安野光雅のカバーが美しい。著者の父は彫刻家の船越安武、恵まれた環境の中で育った才気あふれる女性、しかし誰にせよ人が生きていく過程にはいろいろなことがある。そんな姿を、言葉を通して垣間見れるだろう。図書館の帰りにアルテリアシネマで上映されているフランス映画「皆さま、ごきげんよう」を見ようかとも思ったが、北風が強くなってきたので帰宅した。骨折以来1冊ぐらいしか借りていない図書館に足を向ける習慣が戻ってきたのがうれしい。

郵便受けを覗くと、郵袋がふたつきていた。郵袋は、盲人用の無料で郵便物を送れる布の袋。点訳物もこれを使用している。70歳で始めた点訳は今年でちょうど10年になる。あっという間に過ぎていった歳月だが、これからはもっと駆け足になるだろう。最近の物忘れを思うと、いつまで続けられるかと不安になる。友人のブログを覗くと、これから海外への旅に出発するということだった。私よりはだいぶ若い方だが、それにしてもうらやましい。たびたび海外に出かけられて、旅行記のホームページも開設されている。人それぞれという言葉が都合よく頭をよぎるが、それぞれと言いきれるだけ内容のある生活を送れずパターン化していく日常がこわい。

今日は少しテンションが落ち気味だ。寝不足のせいかもしれない。画像は、妹のメールから、「福寿草」。


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