私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

百貨店

2014-05-23 22:57:55 | 日記
May 23, 2014

今週は、新宿とたまプラーザで、別の友人とあっておしゃべりを楽しんだ。新宿では、京王百貨店の上階にある「資生堂」で、「喜寿」のお祝いとかいわれて、ご馳走になった。私より少しだけ年上の方で、なんだか申し訳ない気持だったが、お言葉に甘えさせていただいた。なかなか落ち着いた場所で、お料理もおいしかった。この方は、点訳を通して得た友人なので、知り合いになってまだ日は浅いのだが、私のわがままを受けてくださるので、お話も楽しく、この日を忘れないように、思い出の1ページに加えさせていただいた。

新宿西口には、この京王百貨店と小田急百貨店が隣りあってあるが、同じ百貨店でも少し趣が異なるのが面白い。小田急には私が、贈り物の時に利用する「洋菓子舗ウエスト」は入っていない。また今日ご馳走になった「資生堂」もない。その代わりに地下の食料品店は品ぞろえが豊富だ。私の感じでは、小田急の方がどちらかといえば庶民的な感じがして、自分にあっているように思っている。また、小田急線を利用していることもあって、「ウエスト」に行く以外は、京王へはほとんど行かなかった。最近になて京王にも足を運ぶようになってみると、私がよくパウンドケーキの材料を買う「富沢商店」も上階にあることが分り、便利をしている。私は自分の感じたままに行動しているので深い事情は知らないが、たぶん百貨店の成り立ちがそもそも違うのだろう。「私は京王百貨店しか利用いたしません」なんて言う人もいるかもしれない。

1日おいて、今日はたまプラーザで、よく本を貸していただく友人と会った。今回は、河出書房新社から出ている雑誌「文藝」別冊の「村岡花子」をお借りした。今NHKテレビで話題になっている方だ。村岡花子さんがいろいろな方と対談しているものを集めてあるようだ。面白く読めると思う。実は、私は今、小倉千加子『「赤毛のアン」の秘密』(岩波現代文庫)を読みかけている。本書は2004年に岩波書店から出版された単行本が、今年3月に文庫本化されたものだ。本屋で単行本の際の「あとがき」を立ち読みして、ぜひ読んでみたいと思って購入した。次にその「あとがき」の一部を引用させていただく。

・・・私は(教員として)女子学生から「人生最大の関心事は結婚」という言葉を飽きるほど聞かされる日々を送ってきた。同時に、昔『赤毛のアン』に夢中であって、今も「ギルバートのような男性を探している」という言葉を、大人であり、私から見ても知的であると疑いようのない友人たちから、これも想像以上に数多く聞かされ、遅ればせながら密かに『赤毛のアン』に興味を抱くようになった。『赤毛のアン』は通俗的な物語である。しかし、その通俗性の裏に隠されたアンという少女の心性が分らなければ、学生や友人たち、ひいては戦後の日本人女性の心性は解明できないと結論するに至るようになった。(小倉千加子『「赤毛のアン」の秘密』岩波書店)

こうして書き出してみると、理屈をこねるのが好きな私好みの文章だと思い苦笑してしまったが、まあそういうわけで、少し厚い本なので、ゆっくり読んで機会があればまたブログで触れたいと思う。私はもうテレビのドラマは見ていない。

話変わって、最近は手放せなくなった「ガラ携」を買い替えた。ずいぶん古くなっていたために少し不都合が生じ、ショップに持っていって、結局買い替えることにした。といっても代金は20ヵ月に割りふって毎月の携帯料金の中に組み込まれて引き落とされるから、当面は一銭も払わずに新しいものを手にすることが出来る。まあ私の場合は月に+千円ほどなのでそれほどの負担ではないが、こうして一見無料のような形でさまざまな商品が手渡されていくのが現代という社会なのだろう。

画像は、友人のメールから、「クレマチス」。クレマチスにはいろいろな種類があるようだ。頭に描いている「クレマチス」とはずいぶん違うが、小さくて可愛いい。

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