私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

空梅雨

2017-06-23 14:04:30 | 日記

June 25, 2017

6月22日(木)
点訳の例会の日、午後1時からなので、ゆっくり家を出てローカルで向かう。新宿という駅はますます通過点の駅になったと実感する。ふたつあるデパート、小田急と京王は、共に閑散としているうえに、デパートそのものが何かを改革しようという気がないようだ。時間の余裕はあったが、そのままJRに乗り換え、目的地の武蔵境まで行った。会場のある「武蔵野パレス」という場所で持参したサンドイッチを食べ、10人足らずのメンバーと勉強会を始めた。ストレスのない形でボランティアをしたいと思いあちこち寄り道をしたが、この会にたどり着けて良かったと思う。皆と一緒にランチを食べたりお茶をしたりという時間がないことが、できるだけビジネスライクにという私には適している。さらに皆さんとても気持ちのいい人ばかりだ。それぞれの歩んできた人生はさまざまだろうが、そんなことは全く抜きにして、いまやっている「英和辞典点訳」ということで意思の疎通ができ、忌憚のない語り合いもできる。80歳を契機として何か新しいことに挑戦したいという気持もあるが、骨折以来体力に自信が無くなっている。まずは点訳中心の生活に喜びを見出して行こう。

6月24日(土)
胸椎圧迫骨折については、毎週土曜日に骨量を増やす注射を受けていて、1ヵ月半に1回ほど医師との面談がある。今日はレントゲンをとると伝えられていた。診察室で、昨年10月に撮ったものと今日のものとが並べられた写真を見たが、特に変化なしという医師の言葉だ。今年に入って胸のあたりにたえず感じる異和感はなんなのだろう。背骨が曲がることによって胸の方に影響が出ているのではないかという私の予測には、はっきりした回答が得られなかった。こころもとない気がするが、しばらく現状維持でいくことにする。このブログを書いている25日の朝日新聞の天声人語の、小林真央さんが、がんで亡くなられたことに触れた文章の中に、「がんに限らず『病と生きる人生』はいつでも訪れる」という言葉があった。健康だったときの自分を取り戻したいという気持ばかりに走ってしまうことへの警鐘だ。現実を受け入れて、今できることを精いっぱいやり続けることが、健やかな自分を取り戻すことにつながるのだと知らされた。

画像は、「あじさい」。散歩の途中で立ち寄った友人の庭に咲いたお花をたくさんいただいてきた。花は束にしてビンに挿すととても豪華だ。葉のついた茎の部分を、いくつか挿し木にしてみた。今年は、梅雨入り後晴天が続き、「空梅雨」という表題にしたが、今日あたりからやっと梅雨らしくなってきた。大雨で被害に遭われている方々の無事を祈りたい。