私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

映画「夏をゆく人々」

2015-12-05 15:41:40 | 日記

December 6, 2015

12月5日(土)
「アルテリオ・シネマ」で、岩波ホールから降りてきた映画「夏をゆく人々」」を見た。まずはあらすじをパンフから。「イタリアの若き才能、ロヴァケル監督のカンヌ映画祭グランプリ受賞作! 光と緑あふれるイタリア中部・トスカーナ州周辺の人里離れた土地で、昔ながらの方法で養蜂を営む一家の物語。ジェルソミーナは4人姉妹の長女、自然との共存をめざす父ヴォルフガングの独自の教育と寵愛を受け、今や父よりもミツバチに精通している。家族は自然のリズムの中で生活を営んできたが 、夏、村にテレビ番組「ふしぎの国」のクルーが訪れ、一家がひとりの少年を預かった頃から、日々にさざなみが立ち始める―。」

ジェルソミーナを演じている少女の美しさが際立っていた。トスカーナ地方の美しい景色、大人への階段を上る前の少女のひと夏の情景、いい映画だった。ただ、私のように1ヵ月に1本程度しか映画を見ない者にとっては、少し物足りなかった。今月は、普通の映画館で上映されている「黄金のアデーレ 名画の帰還」 を見たいが、上映期間中に時間が取れるか未定。

12月6日(日)
学生時代の友人と久しぶりに会い、ランチを共にしおしゃべりをして楽しい時を過ごした。先にブログで触れた村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』に、「…真の紳士は自分の健康法について、人前でペラペラしゃべりまくったりはしないだろう。」というくだりがある。私たちはは紳士ではないだけでなく、このくらいの年齢の者が集まると健康を話題にする普通の人である。やはり、年齢と共に背負っているいろいろな身体の症状についての話が中心だった。また、人は変わらないということも実感した。私は最近運命論者なので、自分の人生について悪あがきはしないことにしているが、この運命でさえどこかで自分が支配しているのだと感じる。 変わらないそれぞれの姿の友人たちに自分の姿を写して、そう感じた。

画像は、映画のパンフから。