私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

忘年会兼読書会

2014-12-16 19:54:58 | 日記
December 18, 2014

12月16日(火)
忘年会を兼ねた今年最後の読書会を、東京の友人宅で開いた。本は、木内昇『櫛挽道守』(集英社)。すでにブログで書いたが、この本と一緒にアマゾンで求めた同じ著者の短篇集『茗荷谷の猫』を読んで、筆力がある人だと思っていた。本書は、江戸末期、木曽の山中の薮原宿で、櫛挽を生業とする一家の物語を、幕末の世相を背景に描いたものである。長編として読者をひきつけていく面白さはあるが、私個人としては、登場するどの人物にもより添えない感じはあった。著者の年齢や人生経験が関係があるのかもしれない。直木賞受賞作の『漂砂のうたう』などあと2,3冊読んでみたいとは思っている。少し休んで再開した読書会、今年もいくつか本を読んできた。長く4人のメンバーで続けているので、お互いの気心は分かっている。しかし、それぞれが読んでいる本はさまざまであり、自分一人で読んでいたらたぶん手にしなかったであろう本を読めるのはうれしい。

今年は、後半突然白内障の手術をし、その後ブドウ球菌による炎症というおまけがついて、目薬の点眼から解放されずにうっとうしい毎日を過ごしてきたが、やっと眼鏡の処方もできたので、ほっとしている。

12月18日(木)
中部地方に住む友人と何年ぶりかで会う約束をしていたが、今夕から東海地方に大雪の予報が出ていることもあって、友人の上京は中止になった。新幹線では2時間ほどの距離であっても、地形的には間にいくつか山脈が横たわり、当然気候も違う。改めて友人、また同じく中部地方に住む姉妹たちとの距離を感じた。実はこの日、新しく参加を予定している「英和辞書」の点訳の会の例会に誘われていた。友人との約束が先だったのでお断りしていたが、関東地方はお天気もいいようなので、会を取り仕切っている方に電話して、例会に出席することにした。

今日も飛びきり寒い日だった。しかも場所は、西武池袋線の「練馬」から徒歩10分余のところ、住まいからはかなり遠方になる。70歳を過ぎてからよく知らない人たちのグループに入っていけますね、と周りの人からは言われるが、私自身はあまり気にならない。この辞書にかかわる人は私を含めて10人、20年30年の点訳歴がある方たちばかりなので、皆さんの足手まといにならないように頑張ろう。

画像は、「ガーデン・シクラメン」。友人のメールから。