私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

お盆が過ぎて思うこと

2014-08-23 08:10:03 | 日記
August 23, 2014

連日残暑が続いている。一番暑い盛りのお昼時に、早昼を済ませ、図書館に本の返却と届いた本、北村薫『鷺と雪』を取りにいってきた。最初文庫本で予約したら6人待ち人がいたので、もしやと単行本で予約しなおしたら、届いたという連絡がすぐあった。なるほど、と思った次第だ。帰宅して、ほぼ読み終えた。北村薫は、あと2冊ほどアマゾンで1円のものを注文してあるが、そろそろいいかなという感じ。暑い夏の読み物としては面白かったが、やはりずしんと来るものがない。これがいったいどういうものなのか説明できないが、作者と目指している人生が違うのだろう。もちろんだいぶ楽しませてもらった。

さて今日は土曜日、朝からエアコンのお世話になって、ゆっくり新聞を読む。「be」欄に、夏の数独特集が出ていた。数独は最近は新聞のものしかやらないが、凝り性なのか、ひと頃は『激辛数独』などという小冊子まで買って試みた。その段階ではあるが、絶対に出来ないものはないとわかったので、三ツ星以上をやることにしている。おかしなもので、いつもてこずるのは三ツ星だ。こんなささやかなことでも、勝負の世界なのか、易しいと思う心のゆるみが、どこかで間違えにつながるらしい。3回ぐらいやり直す羽目になることもあるのは、いつも三ツ星だ。90歳過ぎても数独を好んでいた母の姿が思い浮かぶ。

今年のお盆には、母の写真に「おはぎ」を供えるのを忘れて、16日に近くの和菓子屋さんに立ち寄ったら、「おはぎ」は15日までですと言われて、代わりに「麩まんじゅう」を買った。いまの時代にはいくらでもあることではあるが、家族単位に動く日本の社会、少し外れた人生を選んでしまった私は、母にはずいぶん心配をかけ、その心配を解消しないままに別れてしまったことを、淋しく、また悲しく思う。でもそこでたたずむことはできない。なんとか前に進みたいと自分を叱咤激励するが、だんだん心もとなくなってくるのも事実である。いけないいけない、元気を出して数独をやろう。

画像は、「月見草」。団地の庭にひっそりと咲いていた。