私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

夏風邪

2014-08-08 10:56:11 | 日記
August 9, 2014

今年の猛暑、さすがに連日エアコンのお世話になっている。部屋の中と外との温度差のためか、数日前に先ず「のど」をやられ、今は軽い咳が残っている。できるだけ身体を休めるようにしていたら、ひどくなる前に退治できたようだ。吉永南央『名もなき花』(文春文庫)を読んだ。いわゆるシリーズでよく売れている本のひとつだ。このシリーズを読むのは、『萩を揺らす雨』『その日まで』に続いて3冊目だ。都心から1時間ほどの郊外でコーヒー店を営む70代後半の女性が主人公だ。この頃こういった市井の話を扱った本がよく売れているようだ。私もはまっている一人だ。平凡に過ぎていく日常、しかし少し入り込んでみると、それぞれが何か問題を抱えている。私の近辺にもあるような物語であるが、それを多くの人が買って読む本に仕上げることは、難しい。以前シリーズで読んだ『ビブリア古書堂の事件手帖』という本と同じ系統に属している。アガサクリスティーの日本版と言ったら「そんな」と、クリスティ-ファンからの抗議の声が聞こえそうだが、一時期夢中でクリステイーを読んだ私は、そう思う。

そんなにひどい風邪でなくても、何となく体がだるかったりして嫌なものだ。今日はやっと頭もすっきりしてきたので、午後から図書館に予約した絵あった本を取ってくる。本は、北村薫『朝霧』(創元推理文庫)、読書会関連でいくつか図書館に予約してあった。どうもシリーズのうちの1冊のようだ。これから作者について少し調べるつもりでいるが、北村ファンは沢山いる。私もこの作家のとりこになりそうな予感がする。せっかく駅前まで出かけてきたのだからと、無印良品の店のよって、オーガニックコットンの、カーキグリーンの横縞が入った半袖Tシャツを買う。一時期ユニクロの商品を買っていたが、今は無印良品のものを愛用している。つばの広い夏用の帽子も、下着も、おやつも、そうそう、3年ほど前に買い替えたベッドもここのものだった。このTシャツも、おしゃれな感じで、税込みで1000円なんてとても信じられない。無印さん、これからもよろしく。

病み上がりであまり体力を使いたくないので、バスで帰る予定にしていた。何しろ1時間に2本しかないバス、時間の調節が大変だ。今日は食料品のコーナーで、すき昆布を買う。「すき昆布と野菜の炒め煮」が、私の常備食だ。参考にしている本『太り過ぎを防ぐおかず』(日本放送出版協会)の奥付に昭和63年発行とあった。ずいぶん長く作り続けてきたことになる。昆布にその辺にある野菜を入れて炒めるだけだ。今日は、ゴボウ、ニンジン、こんにゃく、シイタケ、油揚げ、ちくわを入れた。何でもいいのだけれども、油揚げは必須のようだ。何しろだしのもとである昆布が主成分の料理だから、だれが作ってもおいしい。私はこれを山ほど作って、毎日食べる。パンにはさんでも、ご飯に混ぜてもおいしい。いつもちまちました生活を書いていて少し恥ずかしいが、私の日常です。

画像は、「さるすべり」。夏の日差しをもとともせずに咲き誇っている。図書館のある広場で携帯で撮った。ピンクよりも白い花の方が美しいが、あまり見かけない。