私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

春よ来い

2014-02-16 08:37:42 | 日記
February 16, 2014

2月13,14日(金、土)
先週の土曜日に降った雪がまだ残っているところえ、朝から粉雪が降り始めた。今日は『医学辞典』の例会がある日だったが、昨日のうちに欠席の連絡をした。友人の話では、天候を考慮してか、15分で終わりになったという。私だけでなく東京近郊から参加しているメンバーもたくさんいる。電車賃を使い出席してくる人たちのことも考えて、早めに中止という選択もあったのではないか。見方を変えれば、雨の日も風の日もという気持で長年携わってきた方々の頑張りがあってこその現在の活動だとも思うのだが。

雪日の翌日は、特に外出は控えたい。しかし、家にこもって椅子に座ってばかりいると、かえって身体の節々が痛くなる。思い切って部屋の模様替えをすることにした。体力が衰えているので、家具の移動は机ぐらいしかできなかったが、本や点訳関係の資料の整理をして、収納場所を増やしたりした。たとえ一人であっても、人間が暮らしていく日々には、ごみ類がなんと多く出ることか。夕方までかかってしまった。こうしてこまごまと身体を動かすことは、健康にはいいのではないか。

2月16日(日)
朝日新聞の「読書」欄。いくつか読みたい本があった。「売れてる本」コーナーでは、山本ゆり『syunkon カフェごはん』(宝島社)、シリーズの3作目だ。本屋で覗いてみたい。角田光代『私のなかの彼女』(新潮社)、最近この作家の本をいくつか読んで、興味を持っている。小説家の世界では中堅なのだろうが、私から見ると若い作家だ。その若い作家の中では、読んでいて共感できるものがある。図書館に予約した。「文庫」のコーナーでは、平田オリザ・井上ひさし『話し言葉の日本語』(新潮文庫)、内容は分らないが、私はブログを書くときに話し言葉を念頭に置いているので、読んでみたい。

先日のブログで触れた、小笠原豊樹『マヤコフスキー事件』を読んでいる。本書を紹介した沼野充義氏の、「マヤコフスキーと言う名前を聞いて、いま胸を躍らせる読者はどれほどいるだろうか。」という言葉の通り、マヤコフスキーというロシアの詩人の名を知る人は少ない。本書の目的は、マヤコフスキーの恋人であった女優のボロンスカヤの回想を軸に、当時の官憲による「強いられた死」とも考えられる、詩人の自殺の謎を解明していくというのだが、そういったことは別にして、良質なミステリを読んでいる気分になる。社会主義国ソ連の時代背景も、今のロシアの繁栄をみるとき、そんな時代があったのかとだれもが思うであろう。マヤコフスキーの死後、いわゆるスターリンの粛正が続くのだが、色々な弾圧の中でも芸術が脈脈と生き続けているロシアという国の姿を垣間見た思いもある。

予報ではまた大雪が降るとのことだ。春が待ち遠しい。画像は、友人宅のお庭の「椿」。椿、サザンカ、大好きな花だ。