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ぽかぽか春庭「星に祈りを」

2021-07-18 00:00:01 | エッセイ、コラム
20210718
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>2021日本語教室夏(4)星に祈りを

 4月に始まった新学期も、あっと言う間に期末時期を迎えています。
 留学生たちは、7月4日に実施された「日本語能力試験(JLPT  The Japanese-Language Proficiency Test 」を終えました。試験結果が出るまでちょっと気が抜けています。学内の期末試験は7月末ですから、今はたるみがでる時期でもあります。夏休みを終えると、順次大学院入試や大学自己推薦入試などが始まりますから、つかの間のゆとり時間です。

 そんなたるんだ気持ちを引き締めようと、7月7日前には、短冊にそれぞれの願い事を書きました。7日夜は、梅雨時ですから雨の夜になりましたが、お星さまに願いは届いたことと思います。私は仙台などの月遅れ七夕に賛成。つうか、行事は全部月遅れでいいとおもっています。旧暦復活も賛成。西洋歴は社会生活に使うとして、行事は、モモの花が咲くころに桃の節句、雨の時期が終わってから七夕。

 七夕は、もともと中国の行事でしたが、現在の中国では7月7日に特別なことはしないし、短冊に願いを書いたこともない、というので、ネパールやベトナムの学生だけでなく、中国人学生にとっても「日本の七夕行事」の体験になりました。

 短冊に願い事を書く


 初級クラス、中級クラス、それぞれが短冊に「将来の希望」を書き、笹の葉に結び付けました。ことばは学生にまかせて、添削指導はなしにしましたので、間違っている日本語もありましたが、それはそれでよいことに。昨年の12月にコロナ遅れて入学した学生の、今の時点での日本語ですから。

 ゲームおたくで、一晩中ゲームをしていて、授業中は眠そうなときもある学生の願い「いつか、世界でいちばんよいゲームを作り出す」
 縦書きのときは、長音の棒は縦になると教えたのに、すっかり忘れて、長音符が横棒になっていますが、心意気はよくわかったよ。


 モンゴル文字で書かれた願い事。かなうといいね。
 

 一番多いのは、健康や幸福を願うことばでした。
 下の願い、添削するなら「幸運がつづきますように」としたいところですが、「ずっと幸運になりますように」も、お星さまにはわかってもらえる。

 留学生たちの願い、お星さま、かなえてくださいませ。

<つづく>
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