孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

見所あるぜ、ボブさん

2016年10月23日 | 外国ネタ
ノーベル賞もユネスコ世界遺産やミシュラン食堂格付け、国連、IOCなどと並んで、欧米の作った権威の一つで、日本人はこういう権威にからっきし弱くて、見ていてまったくな避けなくなることは、このブログでも機会あるごとにネタにしてきた。

ノーベル賞にかこつけて、スウェーデンやそれと結託した欧米人たちが、如何にえげつない政治的な仕掛けをしてきたか、例はたくさんある。特に顕著なのは平和賞で、オバマの演説などが受賞したのはその最たるものだろう。

  これぞ権威だと見せ付ける

ポルトガルがスウェーデンを仕掛けて、アジアの東ティモールをインドネシアから奪い取った何ともいやらしいやり方などもその類で、これはコラムニストの高山正之氏が教えてくれた。

文学賞などもかなり胡散臭くて、第一、外国語に翻訳されて、果たして原作の良さがそのまま理解されるのかが不透明ではないか。それに、私は読む気にもならないが、過去に文学賞を受賞した作家が、当時からそして今でも何とかして母国を貶めようと、悪口ばかり連発して、反日活動やっているのを見ると、胡散臭さはつのるばかりだ。

  堂々と、「日本は滅ぶべきだ」と言う

そして、毎年秋になると今年こそは文学賞を、と祈るファン達が報道されるあの反日作家も
同様で、こちらも私は読む気にもならないので、作品としての出来は論評できないが、毎年不快感を感じさせるニュースであることに変わりがない。

  極左集団の代弁者?

その点、今年の文学賞に選ばれた、アメリカの歌手、ボブ・ディラン氏はなかなか骨がありそうで、見ていて面白い。今のところ、本人とはコンタクト出来ていないらしく、賞を受けるのかどうかも分からないらしい。

   お願いだ、反骨のままでいてくれ!

選考したノーベル委員長は、ボブ・ディラン氏の対応を、「無礼で傲慢だ。」と怒っているようだ。はっきり言わないが、「いったいノーベル賞を何だと思っているんだ!」「天下のノーベル賞を侮辱するな!」とでも言いたげだ。

彼も辞退するならそう告げればいいものを、それすらしないところをみると、まったく彼にとってはどうでもいいことなのだろう。彼の公式ホームページからはノーベル賞のことなど何も記載されていないようだ。

私は、ボブ・ディランが売れ始めた頃の記憶はまったくないが、高校生の頃流行り出した日本のフォークソング歌手たちが、彼に大きな影響を受けていたらしいことは薄々聞いていた。

吉田拓郎などの人気歌手たちが、そろってテレビ出演を拒否していたのは、当時新鮮だった。しかし、次第に後輩達がテレビ出演し出して、新鮮さは消えていくのだが、そういう方たちも今は70歳前後になっただろう。

ボブ・ディランが受賞したことで、BSなどの番組で、自分は如何にボブ・ディランを愛していたか、彼に影響されたかを語っていたが、私は「ホンマかいな。」と眉に唾を付けて聞いていた。

唯一、ボブ・ディランの反応らしい反応は、受賞が決った日、コンサートをしていたラスベガスのホテルで、観客のアンコールに応じた時であった。

彼がその時歌った歌は、" Why try to change me now ?" (なぜ、今になって俺を変えようとするんだ?)というタイトルの歌だったそうだ。


疑惑の将棋指し

2016年10月23日 | 趣味の世界
実力は10級程度と言われた事があるくらいのヘボ将棋なのだが、今でも趣味の一つだと思っているのが将棋である。

もうすぐ、若くして病死したプロ棋士を描いた、『聖(さとし)の青春』という映画が観れるというので待ち遠しいのだが、将棋界はプロ棋士がスマホを使って指し手をカンニングしていたという、疑惑のスキャンダルでザワザワしている。

  将棋棋士・村山聖を題材とした映画


プロ棋士、三浦弘行九段をめぐっては、対局中の不自然な離席を5人前後の棋士がスマホで差し手をカンニングしていたのではと指摘し、対応を求めていたと日本将棋連盟が公表した。連盟側は12日、三浦九段に年内の公式戦出場を停止する処分を下し、三浦九段がそれに反論したりと、週刊誌ネタになっている。

竜王タイトル戦に、疑惑をもたれた状態では出場できないという三浦九段に、将棋連盟側が休場届の提出を促したところ、提出されなかったため、公式戦出場停止処分としたものだった。

  疑惑の三浦弘行九段


対戦相手の渡辺明竜王(32)も、三浦九段の勝った20局のうち4局で定跡手順を外れて以降「ソフトとの一致率が90%を超える」として、その不自然さを日本将棋連盟の幹部に訴え、対応を求めていたようで、濡れ衣なのか不正をしていたのか、はっきりした証拠があるわけではなく、混沌とした雰囲気になっている。

週刊誌によると、三浦九段はネットに詳しい若手棋士にスマホを使用して、離れたところにあるパソコンを遠隔操作するアプリケーションについて聞いていたと言う事実があったようだ。

対局中に十数分も席を離れたり、一手ごとに席を立って別室に行くこともあったそうなので、その時にスマホを使用して、パソコンに搭載された将棋ソフトを遠隔操作していたのでは、という疑惑だ。

チェスではすでにかなり前からコンピューターソフトが人間に勝っているが、将棋は獲った駒を使用できるため、チェスよりも複雑でまだまだ人間には敵わないといわれてきたが、最近の将棋ソフトはかなり進歩してきた。

  人間はソフトに連敗している

油の乗り切った若手強豪も、将棋ソフトには負けるようで、その進歩は最近著しいものとなっている。当の三浦九段も将棋ソフトには敗れていた。

将棋連盟職員は、三浦九段の自宅に同行して、三浦九段の同意の下パソコンを押収し、専門家に分析を依頼することにしたのだが、スマホの提出には三浦九段が拒否したそうだ。

この際、潔癖を証明する為にはスマホも専門家に徹底的に分析してもらい、疑われた当日のスマホの使用状況を洗いざらい明らかにすべきではなかったか。

折りしも、本日の昼前のNHK教育テレビの番組、早指し将棋トーナメントに、渦中の三浦弘行九段が若手の強豪、橋本崇載八段と対戦していた。疑惑が表面化する前に録画されていたと思う。

  対局中は挙動不審だった??

私も新聞のテレビ欄で見たので、その時間はテレビで観戦していた。口をポカンと開けて上目遣いで考えていたり、キョロキョロと落ち着かない様子になったり、気のせいか挙動不審だった。

結果は、橋本八段の快勝であったが、二人の過去の対戦成績はほぼ五分五分だという。

そもそも、疑いが分かった時点で、やましいことがないのなら、スマホを専門家に洗いざらい分析してもらって、早急に疑いを科学的に晴らしておくべきだったのだが、「やってない、やってない」と言いつつ、スマホの提出を拒否するようでは、さらなる疑惑を産むだけだったと思うのである。


信ずる者は救われる?トクホ

2016年10月23日 | 社会観察
今朝の産経新聞朝刊の一面トップ記事は、『揺らぐトクホ』という大見出しの、健康食品のトクホ取消しに関するものだった。

BS放送などでは以前から盛んにCMが垂れ流されていて、その胡散臭さに呆れるほどだったが、記事を読んで「やっぱりね!」という感じしかしなかった。

好みの問題かもしれないが、起用していたCMタレントがまずかったような気もする。


  「安心するのが最高」

  「何もしないよりはいいと思う」

  「飲んだらドンピシャだった」

「血糖値を下げる効果がある」とか、「血圧を下げる」などとは絶対に口にしない。どの健康食品でも、右下の方に小さな字で、「個人の感想であり、効果・効能を表すものではありません。」と表示されるが注意して見なければ見逃してしまう。

したがって、体験者のオーバーな感想や売れないタレントが盛んにべた褒めすることを信用して、注文してしまう健康不安老人達が後を絶たないわけである。

  トクホがお手頃価格で、、

そして、商品の名前は例によってカタカナが必須で、訳の分からない如何にも化学薬品のような名前が付けられている。これも健康不安でカタカナ音痴の高齢者をだますテクニックである。

  パピプペポ茶??

新聞記事によると、特定保健用食品(トクホ)は、審査時に高いハードルを課す一方で、その後の品質管理は業者任せとなっており、「監視の仕組みがないのはおかしい。」という消費者庁の監督のあり方を批判する声も上がっているようだ。

今回問題となった、「日本サプリメント」社の製品は、表示された関与成分が実際には含まれていなかったり、別成分だったり、含有量が記載値に満たなかったりしたことで、トクホ許可が取り消されたという。

ちょっと前に、テレビでみのもんたや堺正章の番組で、「納豆がいい」と言えばスーパーで納豆が売り切れ、「バナナがダイエットにいい」と言えば果物屋の店先からバナナが消えるという社会現象が起きたことがあった。

ああいった社会現象を、フード・ファディズムと呼ぶそうだ。英語で Food Faddism とつづり、食べ物に関してのファディズム、つまり「一時的で熱狂的、狂信的な流行」で、私が中学生の頃だったか、姉が「紅茶きのこ」にのめりこんでしまって、見るからにグロテスクで君の悪い飲み物をよく飲んでいたのを覚えている。

10年ほど前だったと思うが、少し興味があって、フード・ファディズムに関する本を読んだことがあった。その中に、緑茶カテキンを強調した飲料があるが、あれなどは一日に一杯少し濃い目のお茶を淹れて飲むだけで十分だと書かれていた。

さらに、バナジウムという天然ミネラルが癌に効果があると謳って、その成分を含むミネラルウォーターが販売されているが、ネズミで実験して効果を確認したときの量を摂取するには、毎日風呂桶一杯分くらいのミネラルウォーターを飲み続ける必要がある、と書かれていて、ああいうのは、ほとんど詐欺商法だなと感じたものだった。

  血圧が下がるとは言ってません

こういう通販番組のCMタレントや健康食品を扱う番組の司会者などは、別に悪気があって宣伝したわけで、罪はないというのかもしれないが、果たしてそうだろうか。

詐欺の片棒を担いでいるようで、少しくらい良心の呵責を感じることは悪いことではないだろう。

いくら人気がなくなり売れなくなったとしても、矜持を捨てずに仕事は選びたいものだ。