孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

疑惑の将棋指し

2016年10月23日 | 趣味の世界
実力は10級程度と言われた事があるくらいのヘボ将棋なのだが、今でも趣味の一つだと思っているのが将棋である。

もうすぐ、若くして病死したプロ棋士を描いた、『聖(さとし)の青春』という映画が観れるというので待ち遠しいのだが、将棋界はプロ棋士がスマホを使って指し手をカンニングしていたという、疑惑のスキャンダルでザワザワしている。

  将棋棋士・村山聖を題材とした映画


プロ棋士、三浦弘行九段をめぐっては、対局中の不自然な離席を5人前後の棋士がスマホで差し手をカンニングしていたのではと指摘し、対応を求めていたと日本将棋連盟が公表した。連盟側は12日、三浦九段に年内の公式戦出場を停止する処分を下し、三浦九段がそれに反論したりと、週刊誌ネタになっている。

竜王タイトル戦に、疑惑をもたれた状態では出場できないという三浦九段に、将棋連盟側が休場届の提出を促したところ、提出されなかったため、公式戦出場停止処分としたものだった。

  疑惑の三浦弘行九段


対戦相手の渡辺明竜王(32)も、三浦九段の勝った20局のうち4局で定跡手順を外れて以降「ソフトとの一致率が90%を超える」として、その不自然さを日本将棋連盟の幹部に訴え、対応を求めていたようで、濡れ衣なのか不正をしていたのか、はっきりした証拠があるわけではなく、混沌とした雰囲気になっている。

週刊誌によると、三浦九段はネットに詳しい若手棋士にスマホを使用して、離れたところにあるパソコンを遠隔操作するアプリケーションについて聞いていたと言う事実があったようだ。

対局中に十数分も席を離れたり、一手ごとに席を立って別室に行くこともあったそうなので、その時にスマホを使用して、パソコンに搭載された将棋ソフトを遠隔操作していたのでは、という疑惑だ。

チェスではすでにかなり前からコンピューターソフトが人間に勝っているが、将棋は獲った駒を使用できるため、チェスよりも複雑でまだまだ人間には敵わないといわれてきたが、最近の将棋ソフトはかなり進歩してきた。

  人間はソフトに連敗している

油の乗り切った若手強豪も、将棋ソフトには負けるようで、その進歩は最近著しいものとなっている。当の三浦九段も将棋ソフトには敗れていた。

将棋連盟職員は、三浦九段の自宅に同行して、三浦九段の同意の下パソコンを押収し、専門家に分析を依頼することにしたのだが、スマホの提出には三浦九段が拒否したそうだ。

この際、潔癖を証明する為にはスマホも専門家に徹底的に分析してもらい、疑われた当日のスマホの使用状況を洗いざらい明らかにすべきではなかったか。

折りしも、本日の昼前のNHK教育テレビの番組、早指し将棋トーナメントに、渦中の三浦弘行九段が若手の強豪、橋本崇載八段と対戦していた。疑惑が表面化する前に録画されていたと思う。

  対局中は挙動不審だった??

私も新聞のテレビ欄で見たので、その時間はテレビで観戦していた。口をポカンと開けて上目遣いで考えていたり、キョロキョロと落ち着かない様子になったり、気のせいか挙動不審だった。

結果は、橋本八段の快勝であったが、二人の過去の対戦成績はほぼ五分五分だという。

そもそも、疑いが分かった時点で、やましいことがないのなら、スマホを専門家に洗いざらい分析してもらって、早急に疑いを科学的に晴らしておくべきだったのだが、「やってない、やってない」と言いつつ、スマホの提出を拒否するようでは、さらなる疑惑を産むだけだったと思うのである。



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