グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

桃ノ木川の鳥や虫

2011年06月20日 20時24分26秒 | 自然観察
昨日、嶺公園からいったん家に戻り、遅めの朝食を済ませた後に桃ノ木川へ。
ターゲットは今シーズン、まだ見ていないアオハダトンボだったのですが、残念ながら姿は見られず・・・。

オオヨシキリが葦原で、競い合うように大きな声で鳴いていました。


真っ赤な口が特徴。


カルガモ親子


ナミテントウ 


ナミテントウの斑紋には、様々なバリエーションがあります。ここ一カ所だけでも色々な斑紋が見られました。
まるで、ファッションショーのようです(^^)


アカマダラカゲロウ 

河川の上流から下流まで、広く分布する普通種です。

カマキリの幼虫


カマキリは不完全変態なので、幼虫も成虫と同じような姿をしています。

2センチにも満たない大きさですが、いっちょ前に鎌を構えているのがカワイイね(^^)

(不完全変態をする昆虫の中でも、トンボの場合は幼虫と成虫の形態が大きく異なります)


                                        


今日の川場村  梅雨の晴れ間



虫見散歩 嶺公園

2011年06月19日 18時46分04秒 | 自然観察
今朝は嶺公園へ。
雑木林に入ると、今日もキビタキ君の歌が聞こえてきました。
キビタキ 




カオジロガビチョウもやかましく鳴いていました

キビタキの爽やかな歌声とは大違いだねぇ

特定外来生物の解説:カオジロガビチョウ [外来生物法] 環境省

モノサシトンボ 






ニホンカワトンボ 




キマダラセセリ 


カノコガ 

鹿の子模様の翅がカワイイ。ハチの一種に擬態しているといわれています。

カゲロウの仲間


ヒメギスの幼虫


梅雨と言えば、でんでん虫々、かたつむり

「かたつむり(蝸牛)」は一般的に陸生貝のうち、殻を持つものの総称として使われますが、標準和名で「○○カタツムリ」という種は聞いたことがありません。ヒダリマキマイマイとかミスジマイマイのように、“マイマイ”という言葉が使われています。「かたつむり」の語源は「かた」は、「笠」。「つむり」は、「つぶり」、「つぶら」で、小さな巻貝を表す言葉のようです。
また、「でんでん虫」は「殻から出ろ!出ろ!」、「出出虫」が語源と言われますが、「マイマイ」の語源は何なのでしょうね? 

ご近所散歩  カブトエビ

2011年06月18日 19時34分02秒 | 自然観察
今日も朝からどんよりとした曇り空。
そろそろ盛期を迎えているであろうアオハダトンボの観察に行きたいところですが、この天気では期待薄。
ということで、ご近所をお散歩。




田植えの終わった田んぼを覗くと、ひょうきん者のカブトエビが動き回っていました。



日本には、アメリカカブトエビ、ヨーロッパカブトエビ、アジアカブトエビの3種が生息しています。アメリカカブトエビは1916年、ヨーロッパカブトエビは1948年、アジアカブトエビは1966年に国内で初めて確認されています。さらに、同じ場所でよく見られるホウネンエビは江戸時代の農業書にでてくるが、カブトエビ類は記載がないことなどから、日本に生息しているカブトエビは3種とも外来種と考えられています。


我が家の周りで見られるのはアメリカカブトムシだけだと思っていたので、きちんと同定していなかったのですが、前橋や伊勢崎ではアジアカブトエビも最近確認されているようです。

カルガモ 


モンシロチョウ 



おまけ
先日食べたふらんす市場のケーキ
爽やかな味のタルトシトロン


苺のタルト


虫取撫子

2011年06月17日 22時16分37秒 | 自然観察
虫取撫子とは、昆虫採集が好きな日本女性・・・ 
ではありません。 当たり前ですが・・・(^^;)

この時期、あちらこちらでピンクの可愛らしい花を咲かせているナデシコ科の越年草です。

ムシトリナデシコ 



ムシトリナデシコは江戸時代に観賞用として日本に移入さえた外来植物(帰化植物)で、原産地はヨーロッパです。

茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分があり、触るとベトベトしています。ここに小さな虫がくっついて捕えられてしまうのが、「虫取り」と名付けられた由来です。(捕えられた虫から栄養を吸収することはしないので、食虫植物ではありません)



ムシトリナデシコは、なぜ、このような仕組みを持っているのか?
花の蜜を狙って登ってくるアリを撃退する装置だと言われています。蝶に来てもらうために用意した花の蜜をアリに盗られないようにということなのでしょう。


今日の川場村

今日もどんよりとした一日でした。梅雨らしいと言えば、そうだけど、土日は晴れてほしいなぁ


川場村散歩  後山のカワバキスゲ?

2011年06月14日 21時13分40秒 | 自然観察
今日の川場村は、午前中は曇りがちでしたが、昼頃から爽やかな晴天になりました。

後山(虚空蔵山)の展望台からの景色




展望台の周りに咲いていたゼンテイカ(ニッコウキスゲ) 


本州中部以北、北海道に分布している植物なのに、ニッコウキスゲという名前なのは、少々違和感を覚えます。川場村に生育しているゼンテイカはカワバキスゲとでも呼びましょうかねぇ


モミジイチゴ 


とっても、美味しいです(^^)

お散歩中の最高のおやつですね。

フタリシズカ 


クモガタヒョウモン


コジャノメ 


エゾアオカメムシ 

昨日紹介したアカスジキンカメムシのような派手さはありませんが、すっきりと爽やかな感じのするカメムシですね。


川場村を流れる薄根川で見つけたトンボ
ニホンカワトンボ 


ダビドサナエ 


ぐんま昆虫の森  初夏の雑木林

2011年06月13日 21時57分35秒 | ぐんま昆虫の森
昨日のぐんま昆虫の森のつづきです。

池や田んぼの周りでトンボたちと戯れた後は、雑木林へ。

コクワガタ


他の大型のクワガタに比べると、コクワガタはどうしても格下の扱いを受けてしまいますが、大きな雄になると、コクワガタもほれぼれするような立派な大顎になります。




サトキマダラヒカゲ 


ヒカゲチョウ 


サトキマダラヒカゲもヒカゲチョウも、花より樹液の方が好きなようで、花で級蜜している姿は見かけたことがありません。

アカスジキンカメムシ 


グリーンに輝く体に赤いライン。カメムシの仲間にはきれいな種類が多いですが、その中でもトップクラスの美しさを誇ります。


イチモンジカメノコハムシ 

 
透明なカプセルを被ったような不思議な感じのする生き物ですね。


ナミテントウ 


ナミテントウの斑紋には様々な種類があり、二紋型、四紋型、斑型、紅型の4型に大別できます。また、日本では北に行くほど紅型が多く、南ほど二紋型が多いというはっきりとした傾向(地理的勾配)があります。


雑木林の中に咲いていたアカショウマ 






ぐんま昆虫の森 水辺のトンボたち

2011年06月12日 21時36分02秒 | ぐんま昆虫の森
ぐんま昆虫の森には、1週間前に行ったばかりですが、今日も行っちゃいました。でも、時間があまりなかったので、いつもよりも歩くコースを短くして、フィールドを回りました。

初夏の水辺は、トンボたちでにぎやかです。
ショウジョウトンボ 


真っ赤な色が初夏の水辺で映えますね。




ハラビロトンボ 


腹広蜻蛉の名前のとおり、腹部が太くて扁平な体型が特徴。




ブルーの額がきれいです。


オオアオイトトンボ 


脚にはトゲがいっぱい。


クロイトトンボ 




ホソミオツネントンボのペア


はーと

トンボの仲間は、普通は卵や幼虫(ヤゴ)で越冬しますが、ホソミオツネントンボは成虫で越冬する珍しい種類です(成虫で越冬するトンボは、ホソミオツネントンボの他に、オツネントンボとホソミイトトンボの3種類だけ)。
この時期のホソミオツネントンボのオスは美しいブルーですが、越冬中は雌雄とも枯れ草色で全く目立ちません。越冬中のトンボを一度見てみたいと思っているのですが、見つけるのは難しいのでしょうね。


つづく





嶺公園で虫と戯れる

2011年06月11日 20時38分39秒 | 自然観察
今日は、朝のうちは雨模様でしたが、午後3時頃には日が差してきました。この時期、お日様が顔を出すと、蒸し暑くなりますね。
蒸し蒸しする日は、虫虫ウォッチングが面白い。ということで、嶺公園に出かけました。

モンキチョウ 


ウラギンヒョウモンがたくさん飛んでいました。








サトキマダラヒカゲ 


ヒメキマダラセセリ


ニホンカワトンボ 






モノサシトンボ 

腹部の節が物差しの目盛のように見えるのが名前の由来

眼が左右に離れて、シュモクザメみたい


シオヤトンボ 


今日も、キビタキに会えました(^^)




嶺公園で繁殖しているのかも知れません。


シュレーゲルアオガエル 

カエルは苦手なのだが、このシュレーゲルアオガエルは、ちょっとカワイイと思う。でも、触ることはできない・・・


おまけ
我が家のレッドカラントが色づいてきた



上野村で出会った虫たち  ミスジチョウなど

2011年06月10日 22時36分55秒 | 自然観察
昨日と今日は上野村の神流川支流の渓流へ。


渓流沿いで見つけた虫たち
ニホンカワトンボ(橙色翅型) 


ニホンカワトンボ(無色翅型) 


サカハチチョウ(春型)

タテハチョウ科に属する蝶ですが、この仲間の中では小型。モンシロチョウほどのサイズです。



蝶の中には「季節型」といって、発生する季節によって、大きさ、翅の色合いや模様が異なる種類があります。
サカハチチョウもその一つで、春型と夏型では、とても同じ種類とは思えないほど、翅の模様と色が違います。


サカハチチョウを漢字で書くと「逆八蝶」。翅の模様が名前の由来なんですが、春型のサカハチチョウを見ても分かりません。夏型の翅には白い逆八の字が現れます。
私は生憎、夏型の画像を持っておりませんので、夏型のサカハチチョウはこちらでご覧ください
   ↓
サカハチチョウ 川場の虫図鑑

コミスジ 




地面で吸水していたミスジチョウ

コミスジによく似ていますが、翅の白い模様の微妙な違いで見分けます。また、ミスジチョウの方が大型です。
ミスジチョウは北海道から九州まで分布しますが、数はあまり多くないようです。コミスジはよく目にしますが、ミスジチョウは今まで数回しか見たことがありません。

ミスジチョウとコミスジの違い


クモガタヒョウモン 


ジョウカイボン 


この可愛らしい虫は、名前が分からない・・・(^^;)  ツツハムシの一種か?


道端に咲いていたジシバリ

我が家の周辺では、オオジシバリはよく見られますが、ジシバリは見たことがありません。
ジシバリはオオジシバリよりも花が一回り小さく、葉の形にも違いがあります。


上野村の神流川では、明日6月11日にアユ釣りが解禁されます。


上野村漁業協同組合HP