グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

空がマグマ色?

2022年10月09日 | ツアー
昨日の午後、お客様と火口を一周してきました。(本当は今日の一日ツアーの予定でしたが、天気予報を見て、半日ずつ2日間に分け たのです)

ツアーを始める時、お客様に「何か見つけてくださいね」とお願いしたら、歩き始めて、すぐに「何かいる」!

オオバヤシャブシの葉の上に乗った、クサギカメムシの幼虫を教えてくれました。

眼のいいお客様は、次々に生きものを見つけてくれました。
ツマグロヒョウモンは、成虫のみならず

幼虫も発見!

親子同時に見られるなんて、ラッキ〜です❣️💖

イガアザミの花に、吸蜜しに来る虫たちにも、注目して歩きました。
「イチモンジセセリのまん丸の目がカワイイ!」と、私と同じ意見でした😊

花に埋もれている黒い虫は、「なんだろう?」としばし観察。(黒くて小さなハチでした)

慌ただしく花から花へ移動し、超高速で羽ばたくホシホウジャクの写真も、根気よく粘って撮影していました。

(写真は、お客様からいただきました〜😊)

そして、生きもの好きなお客様へのサービスのように、マイマイカブリが登場しました!

なかなかお目にかかれない虫が、目の前をせっせと歩いていたので驚きました(1年半ぶりの再会です)

しかも背中がボッコリ凹んでいたので、さらにビックリしました!!
一体、何があったのでしょう??

虫以外で驚いたのが、避難壕の中の植物です。

ノコンギクの花が咲いているのは数日前からですが、昨日はその奥で、ナンバンギセルの花が咲いているのに気がつきました!

ススキの根に寄生して生きると言われているナンバンギセル…。周りに、ススキは全く見当たらないのになぜここに??
もしかして、この隙間だけ、地面までつながっているのでしょうか???

この日は、南の方角の伊豆諸島や房総半島、三浦半島は、とても鮮明に見え

西の方角に位置する伊豆半島にだけ、山の途中の高さまで薄雲がかかっていました。

日が短くなったこともあり、西側の空は徐々に色が変わっていき

火口と海と伊豆半島と空のグラデーションに、しばし見とれました。


前日までの雨のおかげか、噴気もモクモク華やかで見応えがありました😊


日没まで30分を切った頃には、溶岩の背後の空が明るく輝きました。

雲の隙間から時々出てくる太陽が、短時間だけ周囲を明るく照らし、神々しいほどでした。


日没数分後、空を覆っていた雲が燃えるようなオレンジ色に染まり

三原山もピンク色に染まっていました。

さらに10分後、駐車場まで戻ったら、海の上の空がこんな色に!

お客様と一緒に、「マグマの色ってこんなかも?」と、想像して楽しみました😊
とても美しい1日でした😊(感謝)

(かな)
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