グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

最後まで好奇心!

2024年05月05日 | ツアー
5月2日はお父さん、中学1年生&3年生の息子さんたちという構成のご家族と、一日ツアーに行ってきました。

息子さんたちは2人とも理科が好きで、ブラタモリの録画を見て予習してきたとのこと。「スコリア」という、穴だらけの小石の名前も知っていたので…

日頃は「わかりにくい言葉は使わない」ことに決めている私も、気兼ねなく(?)「スコリア」を主語にしつつ

噴火の様子を再現!(笑)

溶岩の上では、元気に若葉を伸ばす植物を見て「イタドリだ」と、ぴたりと名前を言い当てたので驚いて、「なんで名前知っているの?」と聞いたところ

「ゲームのキャラクターで、イタドリが出てくるので調べた」とのこと。
(伊豆大島で噴火後一番に芽生えるイタドリに、感動した人が作ったキャラだったりして?🤣)

みんな元気いっぱいで、ゴジラ岩と戦ったり

強風の中で写真を撮ったり

「穴がいっぱい開いているよ」と石を見せてくれたり。

😀

石のみならず、生きものも好きとのことで、よく見るとカワイイ顔のハチや

キレイなカラーリングのカメムシや

メタリックなボディが美しいハムシなど

小さな虫をいっぱい見つけてくれました。

さらに「この地面暖かい!」と、噴気地帯をリサーチ。

細い胞子嚢がニョキニョキ延びたヒカゲノカズラや

フサフサの髪の毛みたいなサクユリの若葉も、面白がってくれました。


裏砂漠で地層が見えた時は、全員で駆け寄り

なんと“水が滲み出ている場所”を見つけて、教えてくれました。

そして「なぜ水が出てくるのか?」の理由を、みんなで考えました。
この、みんなで考えるっていうことが、楽しいですよね!(それにしても観察力すごい!)

裏砂漠でたっぷり遊び

「再生の一本道」では、お父さんとお兄ちゃんがダッシュ!

(お父さんは日頃、ランニングをされているとのこと)

最後に「森の中を歩くか、オタマジャクシを見て帰るか?」と希望を聞いたところ、息子さんたち2人とも、元気よく「両方!」と答えてくれたので、樹海の中へ。

後半3分の1ぐらい、お兄ちゃんに先頭を歩いてもらったのですが、迷うこともなくスイスイ歩いて先導してくれました😀

生きているキセルガイを見つけたり、

柔らかそう〜なキクラゲを見て、「食べたい〜!」と言ったり、

オタマジャクシも、しっかり観察して帰りました!

歩いた歩数は2万歩前後(歩幅により差がある)
最後まで好奇心にあふれる中学生たちと、とても楽しい1日を過ごしました。(感謝)

(かな)
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