グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

クサギはピーナッツバター?

2022年09月06日 | ツアー
昨日、過去2回ツアーに参加してくださっているSさんご夫妻(展示のプロの方たち)が、海外在住のお友達を誘って来島、ツアーに参加してくれました。

スタート時は、雲で山が見えませんでしたが

遊歩道にできた「水鏡」で遊んだり

のんびり溶岩を観察したり

今まさに花開こうとしているイガアザミの造形に見惚れたりしながら

1986年溶岩流の上へ!

溶岩の上はハチジョウイタドリの花が満開!

なんと、センニンソウの花まで咲いていました!1

この場所で、この花の写真を撮るのは、初めてのような気がします。

新しい植物が、どんどん溶岩の上に入ってくるなぁ〜と思いました。

そしてこのあと、火口〜裏砂漠を回るチームと、のんびり歩いて帰ってほかを回るチームに分かれました。

いっぱい歩くチームは、会話が全て英語だったので、大島で英語を教えている田中が担当!
この時点で既に、めちゃめちゃ会話が弾んでいました❣️

カワイイ花も咲かせているクサギを見て、「アメリカではピーナツバターの香りがするので人気」と、アメリカ在住のFさんが教えてくれました。

少し豆っぽい甘い感じの香りを、日本では「くさい」と感じ、アメリカでは皆が大好物のピーナッツバターの良い香りに例えられるというのが、とても興味深かったです。(以後、満開のこの花を見ると、ピーナッツバターにしか見えなくなりました・笑)

久しぶりに、足元の小さな花も、観察しました。
ようやく名前を思い出したフシグロ。

可愛いピンク色のオオフタバムグラ。

どちらも数mmの小さな花たちでカワイカッタです😊
まるでお菓子のような色使いのノブドウの実も見つけてもらいました。

これも、かわいい〜!
そして美味しそう!(笑)

午後は海を見に行きました。

海面には台風のウネリでできる白い泡が、たくさん浮かんでいました。

ところで、クサギとピーナッツバターのことを教えてくれたFさんは、著名な美術教育研究科です。

そのFさんが、「スマホを貸してもらえませんか?」とおっしゃって、私のスマホで撮影したのがこの風景です。

私にとっては日常の風景だったので、「この景色の中のどこに、心惹かれるものがあったのだろう?」と、普段見慣れた景色を、改めて見つめなおしました。
目の前の景色は同じでも、「見え方」は人それぞれなのだ…と感じました。(これは不思議な感覚でした)

様々な会話や発見が心に残る、素敵な時間を過ごさせていただきました。
皆様、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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