一泊二日の穂高の山旅・・・ 二日目 (10/15) は北穂高岳編だす
※ 奥穂高岳編と、本日のコースタイムはこちら ⇒ 「奥穂高岳 VIA 重太郎新道」
ヒュッテの新館に「明日のモルゲンロートは05:55頃」との情報があったので、5時20分に起きてそそくさと朝食を済まし、寒い中モルゲンを待つ・・・
赤く染まる、奥穂・涸沢岳・涸沢槍
北穂もね・・・ いや~、きれい・きれい
昨日、頑張ってここまで下ってきた甲斐があったな~
でも、あっという間に赤抜けしちゃうんだよね~ モルゲンの命は短かくて・・・
06:50/ パッキングを済ませて、涸沢ヒュッテ出発。目指す北穂が正面に見える。
あ、出だしがちょっと遅いけど、それは日射が出て凍結した岩場が融けてから歩こうと思ったから・・・ リスクヘッジは大事だよ
07:00/ 涸沢小屋に着いて、ザックをデポ。 受付のお兄ちゃんに聞いたら、表の棚に置いて良いよって・・・ 親切だな 次に来た時は泊まるかも
07:10/ 涸沢小屋横の登山口出発。
紅葉は終わってるけど、ナナカマドの実がきれいだった!
石の階段をぐんぐん登って、どんどん高度を稼ぐ・・・ ってか、こんなのよく作ったもんだ
昨日より天気が良いね~
最初の岩場現る。
その後はゴーロ帯、浮石もあるし、、、コケたり捻挫しないように注意して歩く。
この長い鎖場と、鎖場が終わった後の梯子が一番危険な所かな !?
梯子を登り切ると、奥穂と涸沢岳がド~ンと姿を現す
岩場はまだまだ続く・・・
鎖場も数か所あるけど、登りは必要ないかもね。
やっと北穂高小屋が見えてきた!
でも、良い感じの岩を見つけたんで、ドリンク休憩。 ここで昼寝したいくらい
前穂や奥穂の眺めもヨッシー
南峰への分岐通過・・・ あと200mなんだけど、ここから一旦下るのね・・・
09:15/ 北穂山頂到着
南には昨日登った前穂と奥穂
西にはお馴染みの笠ヶ岳と黒部五郎さん・・・ って!
笠の左に白山がしっかり見えた
白山は高山植物の聖地。花好きとしては、一回は行かなくっちゃね
五郎さんと槍の間には薬師岳
槍はすぐそこ
南岳から続く大キレットも見えるけど・・・ まああそこを歩くことは無いな アブナイし!
白馬や鹿島槍は昨日よりくっきり見える。
こちらももうお馴染みの、燕岳~大天井岳~東大天井岳~常念岳の山並。
この写真だと小さくて良く分からないけど、大天井岳の奥に火打山や妙高山が見えたよ!
常念~蝶槍~蝶ヶ岳・・・ 常念と蝶槍の間には浅間山、蝶ヶ岳の右には八ヶ岳が見える。
こちらは南アルプス方面。富士山、ちと分かりずらいな 富士山の右が甲斐駒かな・・・?
さて、北穂高小屋に来たら、テラスでのコーヒーが定番・・・ あ、この写真もね!
しっかし、ここでこの写真撮ってる人、多かったな
まあそれは置いといて、一杯ずつ挽きたてで淹れてくれるコーヒーはウンマイよ
帰る前に記念撮影。 このテラス、メッチャ気に入っちゃったんで、今度はここに泊まってみたいな~ という新たな煩悩が芽生えちまった
09:55/ 後ろ髪を引かれつつ下山開始。
下に見えるのが昨夜泊まった涸沢ヒュッテ、高度感あるね!
例の梯子や鎖場も上から見るとこんな感じだけど、ちゃんとステップを切ってあるし、実際はそんなに怖くはないよ ダイジヨブ
12:00/ ザックをデポした涸沢小屋到着。 ここで簡単に菓子パンなんかを食べて、20分程休憩。
12:20/ 涸沢小屋出発。ちょこっとだけ紅葉が残ってた。
北穂さん、サイナラ~ また来るよ
12:55/ Sガレ通過。 ここは落石が多いらしい・・・
右を見ると、、、確かに
13:20/ 本谷橋通過、 橋は仮設の橋だった。
これがロッククライミングで有名な屏風岩かな !?
途中、黄色い葉っぱが青空に映えてきれいだった!
14:10/ 横尾大橋通過。
この後は退屈な林道だけど、時々きれいな紅葉が目を楽しませてくれる
14:55/ 徳沢到着。 ここに来たら避けては通れないソフトを食べながら、10分程休憩・・・
いつもはかみさんと二人で一つだけど、今回は一人一個
徳沢園前の紅葉がきれいだったな!
きれいと言えば、マーブルみたいな落葉と小さな滝も・・・
15:50/ 明神通過。
16:25/ 河童橋到着。 歩いた道を見ようと河童橋に上がると・・・ んん~、何か感慨深いよな~
この後、バスターミナルに行ってチケットを買ったら、即バスが出てラッキーだった
帰宅後、GPSでデータを確認してみると、、、
行動時間: 9時間40分
移動距離: 18.5km(水平距離)
累積標高: +953m、-1,740m
とのこと。距離は長いけど、横尾~河童橋の11kmがあるからな・・・ これは余計だよな~ ソフトはOK
さてさて、一泊二日での奥穂と北穂の山旅、狙ってただけに天気も良かったし、絶景も見ることができて大満足!
今回のルートは、 重太郎新道・吊尾根・ザイテンや北穂と、岩場や梯子や鎖場があちこちにある急峻なルートだったけど、個々の場所はそんなに難しい所は無かったかな・・・
でも、ちょっと間違うと確実に大けがをする場所が多いという事は、それだけ事故の確率が増すということだし、、、切れ落ちた箇所や、視界が悪いと道間違いし易い所も多々あったんで、雨・風・視界など条件が悪ければもっと遭難の可能性は増す・・・
てなこって、今回の山行は、山を安全に楽しむには天候をしっかり読んで無理しないことが大事! と、改めて考えさせられた
まあ堅い話は置いといて、絶景のせいで行きたい所が増えちまったんで、またあっちこっちウロチョロするよ~