緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

雨の授業 後半

2009-06-22 20:50:48 | 学校
休憩時間にも、興味津々の子どもたち。
雲をつくるペットボトルに手を伸ばしたり、
お二人に質問したり。


後半は大西さんによる授業です。
雨水利用の具体的な方法など、
わかりやすく、インパクトのある言葉で伝えてくださいます。


最後は実験。
雨水と水道水を入れたペットボトルに粉石けんを入れ、
代表の子どもたちがひたすらひたすら振って振って、
くらべてみると・・・


泡立ちがこ~んなに違います。
雨水は泡立ちがよいので、使用する洗剤の量を減らすことができて、
地球に優しいのです。
さて、どちらが雨水か・・・おわかりになりますね。


どちらのペットボトルが雨水か、手を挙げる子どもたち。
意見は分かれましたが、いずれもなぜそう考えたか、
自分の考えを述べる子がいました。
大西さんによると、この質問できちんと考えを述べたのは、
この子たちが初めてとのこと。
いつも引っ込み思案な子どもたち、
大西さんの言葉に担任をはじめその場にいた教員が
大喜びでした。


雨の大切さを知った子どもたち。
昨年稲作で使用したバケツを校庭に並べ、
たまった雨水を緑のカーテンの水やりに使うところから
はじめることにしました。

雨水に対して深い思いを持った方々だからこそ、
子どもたちに雨の恵みのすばらしさを
伝えていただくことができました。

谷田さんはタニタハウジングウェアの社長さんであるとともに、
板橋区の教育委員も務めていらっしゃいます。
さらに、NPO法人緑のカーテン応援団の副理事長でもあります。

お忙しい中子どもたちのために時間を割いてくださったお二人に、
心から感謝の授業でした。

「雨水も、流せば洪水、溜めれば資源」
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雨の授業 前半

2009-06-22 20:33:32 | 学校
18日の午後、タニタハウジングウェアの谷田さんと大西さんによる
「雨の授業」がありました。

最初の質問
「雨が好きな人?」
数名が手を挙げました。
理由は「濡れるのが面白い」「涼しくなる」など。


次の質問
「緑のカーテンの気持ちになって、雨が好きな人?」
ためらうことなく全員の手がまっすぐ挙がりました。


地球は水の星だと思っていたけれど、
私たちが使うことのできる淡水の少ないこと!
大西さんが持っている黄緑色のペットボトルの水が
地球上の全ての水の量だとしたら、
谷田さんが持っている小さなカプセルの中のほんの少しの水が、
私たちが使える淡水です。


ここで課題が出ました。
「雨の形を描いてみよう。」
子どもたちが思い思いに描いた雨の形は・・・










正解はこちら。
球体の水が下からの風などの圧力を受けて、
真ん中の図のような形になるそうです。
しずく型じゃないのね。


次は「雲を作る」実験。
ペットボトルのふたの部分につけられた部品を
プシュプシュと押して、ボトル内の圧力を高めると・・・


あらあら、ペットボトルの中が白く曇ってきます。
「天才」図工の先生も作業に参加。


そしてふたをパッとあけると、
なんとペットボトルの中に真っ白い雲が出現!
「おお~っ!」
の瞬間でした。


墨田区を中心に雨水利用で活躍なさっている
村瀬さんのお仕事ぶりをVTRで鑑賞。


大迫力の内容に、身じろぎもせず見入る子どもたちでした。
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IDEE GREEN SEMINER

2009-06-19 17:32:13 | ひろがる緑のカーテン
17日夜、IDEEのセミナーでお話させていただきました。
企画当初、100名ぐらい、と見込んでいた参加者数でしたが、
予想を超えて約200名と膨れ上がり、
会場は場所を移動するのも大変なほどの大盛況でした。


最初に私が「緑のカーテンのある暮らし」というタイトルでお話し、
その後「地上絵師」石川初さんが講演なさいました。
アメリカ、イギリスの個人宅の庭園事情についての
アカデミックなお話の後、
「J-GARDEN」つまり日本の個人のガーデニングについてのお話。
これがものすごく興味深く面白く、
「目からうろこ」の内容で、会場はどよめきと笑いに包まれました。

視点を変えると、街中のちょっとした緑も、
ものすごく面白いものになるのだということ、
個人の取り組みの連続が、公の景観を作っていくということを
学びました。
石川さんのお話、またぜひお聞きしたいです。

CD「地球のうた」を買ってくださった千葉県在住の方。
発売から1年たちますが、まだその存在を知られていないCDです。
タンザニアに1本木を増やしていただきました。
ありがとうございました!


会場には知り合いの方もたくさん駆けつけてくださいました。
いつもお世話になっている板橋区の「ねったいかん」の小林さんからは、
こんなにすてきな花束をいただきました。
申し訳なくて、でもうれしくて、感謝の気持ちでいっぱいです。


たくさんの新しい出会いもあったセミナー。
「さすがはIDEE!」のおしゃれな空間で、
すてきな夜のひと時でした。
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音楽室では

2009-06-16 21:54:32 | 学校
週末二日間でたくさんの実が大きくなり、
今日の収穫は13本。
こ~んなに大きくなったキュウリもありました。


ゴーヤーもキュウリも元気に生長し、
かなりカーテンらしい様子になってきました。


室内から見ても、存在感が大きくなっています。


特にゴーヤーはご覧のようにもじゃもじゃと
蔓が伸びています。
二日間手入れをしていなかったので、
今日の誘引はなかなか大変でした。


あら、と気付くと葉っぱにテントウムシが。
「かわいいっ!」
なんて言ってる場合じゃなく、
テントウムシがいるということは
アブラムシがいる可能性が高いので、
音楽室でもニームオイルと月桃オイルを散布しました。


がんばれ、緑たち!
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ニームオイル登場!

2009-06-16 21:40:38 | 学校
図工室ではキュウリの初収穫。
ご覧ください、「天才」図工の先生のこの笑顔!


しか~し!すてきな笑顔のあとで恐縮ですが、
図工室のみどりのカーテンは大変なことになっていました!
葉っぱの後ろにびっしりと張り付く虫たち。
 

アブラムシです!
「うぇ~っ!!!」
と思わず絶叫。


こちらはまた別の謎の虫。
黒くて小さくてうじゃうじゃしています。
校長先生が虫博士なので、今度聞いてみようと思います。


そこで「図工室のみどりのカーテンを虫から守れ!」大作戦開始。
ニームオイルを正確にキャップにはかって、


タンクに正確に水を入れ、


きっちりとふたを閉めて、


空気を送り込み、タンク内の圧を高め、


葉っぱに散布していきます。


葉っぱの裏には特にていねいにしつこく散布。

アブラムシたちは「屁でもない」様子ですが、
数日経つと姿を消しています。

ニームオイルは虫が嫌う成分でできていて、
散布することにより虫が寄りつかなくなるのです。


板橋区では、みどりのカーテン実施校に、
ニームオイルと月桃オイル、それにマグネシウム肥料を配布しています。
カビなどの殺菌効果も高めるため月桃エキスも散布しました。
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IDEE GREEN SEMINER

2009-06-15 21:27:36 | ひろがる緑のカーテン
IDEEが主催するイベントでお話しすることになりました。

IDEE GREEN SEMINER
Vol.1「緑の東京をつくる。遊ぶ。」

■ 日時:6月17日(水)19:00-2200

■場所:MUJI studio
港区六本木3-10-25

■参加費:無料

■ 内容:緑の東京をつくる、遊ぶ
19:05‐ 第一部:NPO法人 緑のカーテン応援団 菊本るり子
20:10‐ 第二部:ランドスケープアーキテクト、地上絵師 石川初 氏
21:10‐ IDEE GREEN PROJECTの紹介
21:15‐ 歓談
22:00  終了

IDEE GREEN PROJECTについて
緑と暮らすこと、楽しむことをテーマに、
これからのライフスタイルを考え、実践するプロジェクト。
・グリーンに関するワークショップ、セミナーの開催。
・J-WAVE GREEN GROW PROJECTへの参加 
・イデー有志と学生によるIDEE FARMERS PROJECT開催。
・ 緑をテーマとした建築、アートなどの実例紹介。


緑のカーテンについて、集合住宅での事例や、
それを実現するためのオペレーション、
導入した結果どんな効果があったか、
などについてお話しします。

今日の段階ですでに応募が180名ほどになっているとのこと。
関心の高い方々が集まられるので、楽しみです。
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ゴーヤー配布

2009-06-14 09:59:15 | 学校
昨日、学校公開終了後、
6年生の子どもたちがゴーヤーの苗を配布しました。

はじめのうち、苗を持って、どうしてよいかわからず、
うろうろしたり、小さい声で「ゴーヤー差し上げます・・・」
と言っていた子どもたち。
「とりあえず声を揃えて何度も何度も言ってみたら?」
とアドバイスすると、みんなで
「ゴーヤーの苗、差し上げます!!」

そのうち、それぞれが自分の言葉でアピールし始めました。
「ゴーヤーいかがですか?」
「エコにご協力ください!」

なかなか優秀なセールスぶりを発揮する子もいて、
見ていてほほえましかったです。


大切に育ててきた苗を、笑顔で受け取っていただくのが
どの子もとてもうれしそうでした。


参観者の方々だけでなく、他の学年の子どもたちも
もらっってくれました。


どうなることかと思ったけれど、
100ポット完売しました。
1つだけ、小さくて差し上げるのにはちょっとね、という苗は、
子どもたちが緑のカーテンの花壇に植えました。

「植えていいよ」
と言うと大喜びで4人がかりで植える姿のかわいいこと。


「お疲れさま!」
と言ってふと下を見ると、ポットからこぼれた土が。
あらま、片づけなくちゃ、と思った瞬間、
二人の女の子がその場所に駆け寄って、
しゃがみ込んで、手で土を集め始めました。


手で集めたあとは箒も持ってきて、


集めた土はどうするのかな、と思って見ていたら、
花壇に運んで戻していました。
土の中の幾億もの命を感じているから、
自然にこんな行動に繋がるのだなあ、
と深く感動しました。

下校を見守るために出てきていた他の学年の先生たちも、
「えらいなあ!!」
と賞賛してくださいました。

「なにしてるの?」
「枯れちゃった苗のお墓です。」
花壇の一角に穴を掘り、枯れてしまった小さな苗を埋めていました。
このお墓の苗も、分解されて
緑のカーテンの栄養になることでしょう。


子どもたちと緑のカーテン、一緒に成長しています。


音楽室では、キュウリが次々に実っています。
昨日までですでに11本収穫しました。
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学校公開

2009-06-12 21:21:04 | 学校
明日13日(土)は学校公開です。
4時間目まで、全クラスの授業を公開します。

6年生の子どもたちが種をまいて育てたゴーヤーの苗が、
まだ100ポットほどありますので、
参観者の方々でご希望の方に差し上げる予定です。

子どもたちは、直接手渡すことを楽しみにしています。



音楽の授業は、2時間目から4時間目まで。
子どもたちの歌声やすてきな表情、
前回の授業からの生長ぶりを保護者の方々にご覧いただきます。
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雨のち晴れ

2009-06-11 21:37:17 | 学校
朝は肌寒く、午前中はかなりの雨降りだったけれど、
昼休みには雨も上がり、子どもたちは元気いっぱい
校庭で遊んでいました。

プランターの緑のカーテンは、ますます伸びています。


ヘチマの一番くんは、ついに4mに。
1年生のちびっ子たちが精一杯手を伸ばしても、
全然届きません。


午後、出張に出るときには、
「夏休み?」と思うような明るい日ざしでした。
駅に向かう並木道の木々の緑があまりに美しくて、
歩きながら思わずシャッターを押していました。






梅雨入りはしたものの、明日もよい天気になりそうです。
緑のカーテンの植物たちもぐんぐん伸びることでしょう。
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子どもたちっておもしろい・・・

2009-06-10 22:38:05 | 学校
以前植えたキュウリのほとんどが強い風で折れてしまい、
新たに注文した苗が届いたので、植え直しました。
「一番のお気に入り」をキュウリに決めた男の子が、
待ちに待った苗を抱えています。

うどん粉病にかかりにくい、カボチャに接ぎ木した苗です。


休み時間には、観察カードを片手に、
お気に入りの生長具合を確認。
カードのタイトルは「今日の○○」
たとえば「今日のモッチーナ」
「今日のジョン」「今日の金田くん」など。


お気に入りが大きくなるのが誇らしげな子どもたち。



「先生!!枯れてしまった苗のお墓を作っておいたら、
小さな芽が出てきました!」と呼ばれて行ってみると・・・


小石が丸く置かれ、なにやらちびっこい芽が
姿を見せていました。
なるほど、苗のお墓ね・・・おもしろいなあ。


「先生!こんなところに!!!」
と呼ばれて行ってみると、
ヘチマの葉っぱにヘチマの雌花が乗っかっています。
今の時期は花芽をとるのですが、
とったものの捨てがたく、葉っぱの上に置いたのでしょう。
その気持ち、かわいいなあ。


「先生!こんなところに!!!」
と呼ばれて行ってみると、
小さい松ぼっくりが土の上に。
「なぜだ~っ!?」と大笑いしながらパチリ。
これがこの日一番の謎でした。


短い休み時間に、4階の音楽室から校庭に降りるのは、
ちょっとした仕事ができずなかなかしんどいことですが、
子どもたちといると「???」「!!!」
ということがたくさんあって、
やっぱりやめられません。

子どもっておもしろいなあ・・・
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