面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

あっと驚くタメゴロー!

2007年05月08日 | シゴのセカイ
今でも40代以上のオヤジ(自分は除く!)が口にしている可能性がある。
特に関西圏では。
「当り前だのクラッカー」同様、ある一定以上の年齢のオヤジ(自分は除くぞ!)が、つい口にしてしまう、かつて一世を風靡した“シゴ”の一つである。

用法は、字面そのまま。
何か驚くべきことがあったとき、両てのひらをパーっと広げてバンザイするように腕を差し上げつつ叫ぶ。
そのとき更に、左足を斜め前方に蹴り上げるようにして右足で片足立ちすると、なお良い。
(別にどっちの足でも構わないが)

古くから言い習わされてきた「その手は桑名の焼きハマグリ」や「恐れいりやの鬼子母神」などと同類の、“驚いた”という主題に余分な表現がひっついてできた慣用句である。


レイコー

2007年05月02日 | シゴのセカイ
またの名を「コールコーヒー」。
どっちも正真正銘、死語の世界に旅立った言葉と言えよう。
即ち「アイス・コーヒー」のこと。

営業活動の合い間にサ店をよく利用するが、もう何年も「レイコー」なる言葉を耳にしたことが無い。
自分の父親くらいの年代のオトナ達が、かつてよく使っていたように思う。
更に言えば、これは大阪弁なのだろうか?
であれば「コールコーヒー」は共通語なのだろうか??
今度東京出張の際に確認してみる価値はある。
(あるか?)

「レイコー」は冷たいコーヒーを略して「冷コー」となったものではないかと思われる。
サ店のメニューに「レイコー」とは書かれていないので、漢字で書くものなのか、当てはまる漢字は無い単語なのかよく分からない。

なんにせよ、大阪のものすごい下町で老夫婦が経営している、常連さんだらけの小さい古ぼけた喫茶店に行き、店に備え付け(と言うのか?)のスポーツ新聞(それもサンスポかデイリー)を手に取って席につきがてら、
「おばちゃん、レイコーな。」
とアイスコーヒーを注文するのが、正しい使用法である。


マクド

2007年05月01日 | シゴのセカイ
泣く子も黙るハンバーガーショップ最大手マクドナルドの大阪における呼び名であるが、今や大阪においても死語と化していることが先日判明した。

紫亭京太郎とともにシネマコミュニケーター仲間と打ち合わせのための店を探していたとき、京太郎が
「マクドでもええし」
と言ったところ、
「えっ?マクド?」
と聞き返されて驚いた。
なんと!東京ナイズされて「マック」と呼ぶらしい!!
君ら外人か!というツッコミは、既に“大オッサン”の域に達しているようであった。

30代前半以降の世代には「マック」となっているようだが、「いや、そんなことおまへんで」というご意見があれば伺いたいものである。
(「…おまへんで」という言い方自体が死語であるが)


ばっちぐー!

2007年04月26日 | シゴのセカイ
東京で開催された宴席で、久っさしぶりにこの単語を聞いた。
「バッチリ!」と言う日本語と、「good」という英語が融合して出来た言葉だろう。
敢えて辞書的に言えば、「適している」「適切である」「適合している」といったところか。
「おお!バッチグーやで!」と言いながら右手親指を突き出せば、ばっちぐー♪である。


なんちゅうか、ほんちゅうか

2007年04月25日 | シゴのセカイ
新しいカテゴリーを作った。
題して「死語の世界」。
第一回は、先にUPした記事でも触れた「なんちゅうか、ほんちゅうか」。

いつのことだか。
自分が小学生の頃だったろうか?
「本中華」という名前の即席ラーメンがあり、そのテレビCMで大橋巨泉が言っていたセリフがこれ。

会話の中で「まあ、何て言うかなぁ…」というようなセリフの代わりに、「まあ、なんちゅうかほんちゅうか。」てな感じで使われ、爆発的に巷に流布した。
そやけどそれって、もしかして大阪だけ?