フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ヤマアジサイが咲きそろってきた

2020-07-10 | アダージョの森

梅雨の鬱陶しさを忘れさせてくれるかのように、庭のヤマアジサイが咲きそろってきた。

 

藍姫

深い青色が目の覚めるように美しい

分かりにくいが、中央に咲いているのが藍姫だ

北側エントランスに咲く自生ヤマアジサイは真っ白で清楚だ

手前の青い大株の品種は分からない。

その隣が上の写真の藍姫だ

清澄沢 通路の反対側に咲いている

白に赤紫の縁どりが優雅だ

これは、青の絞りの品種、品種名が分からない

少し元気がなくなってきている。日当たりと湿度が足りないからだろうか。

甘茶

葉に甘味がある品種で、乾燥させて「甘茶」として飲むことができる。

七変化

開花するに従い色が変化するので、この名がある。

ところが、植えた場所が、少し日当たりが悪すぎて、実際はあまり変化しない。

クレナイ、アナベルが咲く南ガーデン

生憎の梅雨空なので、写真の色合いが冴えないのが残念だ。


オカトラノオ~蝶たちが喜んでやってくる

2020-07-09 | アダージョの森

庭にオカトラノオが咲きそろってきた。

このあたりのどこにでも咲いている花なので、あえて庭に植えなけれなならない花でもないのだが、

「虎の尾」という名前が夢を誘ってくれるのがいい。

次々に咲いてくると、躍動するリズムがあって気分をウキウキさせてくれる。

蝶たちも大好きで小さな花なのに蜜が美味しいのだろうか。

雨が止んで少し庭が明るくなった時のわずかな時間

早く、梅雨が明けてくれないかな・・・

オカトラノオ(丘虎の尾)
サクラソウ科 オカトラノオ属
学名 Lysimachia clethroides 

梅雨時の庭

2020-07-07 | アダージョの森

鬱陶しい梅雨空が続いている。雨が止んだので庭の様子を見る。

ヤマアジサイ・クレナイが赤く染まってきた。

小野寺透さんが作出したバラ・安曇野(一季咲き)も大分終わりに近づいてきた。
代わりにイトバハルシャギクが咲き始めて、庭を明るくしてくれる

南ガーデンを東側から見る~シマススキのシルバーグリーンが濃くなってきた

南ガーデンを西側から見る

バラ・花車もだいぶ散ってしまった。代わりにモナルダが立ち上がってきた。

モナルダとアナベル

南ガーデンから中庭を見る

中庭・4本コナラ ホスタとフウチソウ、それにヤマアジサイ

こちらのアナベルも白く色づいてきた。


カシワバアジサイ、ヤグルマソウ、ウツギ

2020-07-04 | アダージョの森

引き続き、雑木林に梅雨時に咲く花たちを紹介しよう

中庭でカシワバアジサイが、白い花穂を持ち上げている。
この時期になると、葉が茶色に変色してきている。

北アメリカ原産だが、それをもとに様々な園芸種が作られている。

日当たりが好きな花なので、雑木林の中では、やはり花数が少ないのが残念だ。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)  
学名:Hydrangea quercifolia
アジサイ科 アジサイ属(ハイドランジア属)
原産地 北アメリカ東部
 
これは、カシワバアジサイと同じところに咲くヤグルマソウ。
二つの品種が一体化してきたために区別しにくいが、葉が大きな矢車のようになっているのが特徴だ

これは別のところに咲くヤグルマソウ。細かい花が沢山咲く。

ヤグルマソウ(矢車草)  
 
学名:Rodgersia podophylla
ユキノシタ科  ヤグルマソウ属
 
 
こちらはウツギ(空木)  
 
アダージョの森の入り口近くに、ふさふさとこぼれるように咲いている。
虫たちが大好きでよくやってきている
 
「押しあうて 又卯の花の 咲きこぼれ」(正岡子規)

ウツギは北海道から九州、奄美大島まで自生地の分布域は広く、昔は畑など耕作地の境界木としてよく植えられてきた。
和名のウツギは、幹が中空であること「空木(ウツギ)」に由来している。

ウツギ

学名:Deutzia crenata
その他の名前:ウノハナ、ウノハナウツギ
アジサイ科  ウツギ属

 

これはバイカウツギ

梅の花に似ていて、茎が中空のことから、バイカウツギと名付けられた。
ところが、梅は5弁だが、この花は4弁だ。
仄かな香りがするのがいい。

バイカウツギ(梅花空木)
 
学名:Philadelphus satsumi
その他の名前:サツマウツギ、フスマウツギ
アジサイ科  バイカウツギ属
 
学名のsatsumi(サツミ)は、「薩摩(鹿児島県)産の」の意味だが、鹿児島県では分布が確認されていない。
 

イワガラミとツルアジサイ

2020-07-03 | アダージョの森
昨日は久しぶりに日差しが戻ってきた。庭の木々も輝いている。
 
 
庭のコナラを駆け上っているのはイワガラミだ。
私が初めて、イワガラミを見たのは八ヶ岳倶楽部のレストランの横だった。
イワガラミを育てたくなり、苗を植えたのが2010年。それ以来、ツルはどんどん上に登るのだが、花は全く咲かなかった。
 
 
イワガラミが初めて花をつけたのは2018年、ところが、コナラのかなり高いところだったので、肉眼ではほとんど見えなかった。
それが、少しずつ、下の方でも咲くようになってきた。
 
今年も爽やかな花を咲かせてくれている。
花は紫陽花と同じ、装飾花が美しい。それに囲まれているのが、本当の花だ。
 
ちなみに、ツルアジサイと違って、装飾花は、1枚ずつ独立している。
 
 
 
イワガラミ(岩絡み)
アジサイ科イワガラミ属の落葉つる性木本
学名:Schizophragma hydrangeoides
 
 
こちらは、2本コナラに咲く、ツルアジサイ。これも、イワガラミと同じ時に植えつけたものだ。
今年は、2つしか花をつけていない。
 
 
ツルは勢いがあるので、もう少し咲いてくれても良さそうなのだが、どういうわけだろうか。
イワガラミと違って、装飾花の花弁は4枚あり、そこでイワガラミと区別される。
 
アジサイはせいぜい胸ぐらいまでの高さで咲くのが普通だが、見上げるアジサイも面白い
 
 
ツルアジサイ(蔓紫陽花 )
アジサイ科アジサイ属の落葉つる性木本
学名: Hydrangea petiolaris