フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

穏やかな秋の朝の庭

2019-09-25 | アダージョの森

今朝は、気持ちよく晴れた。外気温は13度。

斜めから射してきた朝日に照らされた庭 鳥のさえずりが響く

ウドの花もなかなか見ごたえがある

カシワバアジサイのいち早く紅葉した大きな葉と花

ツリガネニンジンとシュウメイギク


カライトソウ 唐糸と呼ぶが、伝来植物ではなく日本の花だ。

2019-09-24 | アダージョの森
今日はいい天気になった。庭の樹木の切れ目には秋のうろこ雲が広がっている。



中央の庭に、今年もカライトソウが咲いた。赤いブラシのような花だ。
毎年のことながら、日当たりが悪いために横に寝てしまって、だらしない形になっている。


ワレモコウの仲間で、確かに葉はワレモコウと似ているが、花は、似ているとは言えない。
美しい雄しべを唐糸と見立てた。「唐糸とは絹糸のことで、美しく華やかで、柔らかい印象が絹糸の束に似ていることに由来する。」(おぎはら植物園)

 
 
唐糸(カライト)と呼ぶので中国からの伝来植物のように思うが、学名のハクサネンシスからもわかる通り、日本の本州中西部の日本海側が自生地である。

 
 
 
カライトソウ(唐糸草)
 
学名:Sanguisorba hakusanensis 
バラ科 ワレモコウ属

秋のミヨシペレニアルガーデンへ

2019-09-23 | アダージョの森

久しぶりに、ミヨシペレニアルガーデンに行ってきた。

すっかり秋になった庭

シュウメイギクが満開だ

この黄色い花は何という花かな、一面に広がっている

コスモスとアスター、アダージョの森も似た雰囲気だ

白いフェンスがお洒落だ

面白い苗を買った 「クランべ・ゴルディフォリア」 春に1.5mぐらいになり、カスミソウのような花を咲かせる耐寒性宿根草だ。

やはり秋の花がほしい。アキチョウジの白花と赤花がなかったので、それに、カリガネソウは庭にあるが株を増やしたいので、買うことにした。


テンニンソウ 北の花壇で増えている

2019-09-22 | アダージョの森
北花壇にテンニンソウが咲いている。





実は、これは八ケ岳では名のある店で「ミカエリソウ」として売られていたものなのだが、花の色が薄黄色でどう見てもミカエリソウに見えないので、テンニンソウではないかと思う。

長い4個の雄しべが突き出している形が面白い。雌蕊の柱頭は2裂しているのが変わっている。


あまりの美しさに、登山者は見た後、振り返るという「見返草」がいいのか、
はたまた高山の雰囲気が醸し出る「天人草」がいいのか、しばし考えさせられる花だ。

学名からもわかる通り、日本固有種だ。

 

テンニンソウ(天人草)
学名 Leucosceptrum japonicum 
シソ科 テンニンソウ属

シモバシラ 秋の花もいいが本番は真冬だ

2019-09-21 | アダージョの森
アダージョの森のいろんなところにシモバシラが咲いている。



シモバシラはもとは、中庭の東側にしかなかった花なのだが、どんどん増えてきて困るので、あるいは抜いて捨てたり、それは少し可愛そうだと思って、だめもとで、色んな所に移植した。するとこの花は場所を選ばないのか、どんなところでも機嫌よく、花を咲かせている。



シモバシラは、小さな花から極端に蕊が突きだしている面白い形をしていて、花穂の片側にだけ花が咲く。



花もいいのだが、シモバシラの魅力は冬になると枯れた根元の茎に文字通り「霜柱」のような氷の結晶ができる、ところにある。
それがこの花の命名の由来だから、面白い。

はて、今年もその不思議な姿を見るのを楽しみに、凍てつく冬を待つことにしよう。



シモバシラ(霜柱)
シソ科 シモバシラ属
 学名:Keskea japonica